新田さんの紅花紬に読谷山花織。着物美人さんは伊兵衛織。

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今日もちょっと寒かったですね
朝、バス停で並んでいて 思ったより寒くて
コートを替えに家に戻ってしまいましたよ。
10度以上あるから 冬よりずっと暖かいはずですけどね
一度暖かさを覚えてしまった身体にはこたえます。

水曜に沖縄の読谷山花織の工房から 新作が織れたから送ります、と連絡が。
去年、行く予定だったのがコロナで行かれず、
今年もまた 沖縄は感染者が増えていて 今は来ないで欲しい、とのことで。。。
今日あたり届くかな、と待ってましたが 届かなかったので
手持ちの読谷山花織でコーデしてみました。


「沖縄の紅型からイメージしたものです。
伝統的なジンバナ(銭花)をちりばめました。
よこ糸は手紬糸です。つやがあり、りんとした糸に惹かれて織ってみました。」
というメッセージが付いています。
染料は 福木・阿仙・化学染料も使われています。
化学染料は 色落ち防止や色の安定、堅牢度のためにも使われ、100%草木染ばかりが絶対とも思いません。
使う人の身になれば 色落ちしない方がいいし、ヤケない堅牢度は必要です。
また 染めるということは糸に負担をかけることでもあるので
染める回数が少なくて済む化学染料は糸の負担も少ないのです。

着物は新田さんの紅花紬、「春の宵」と銘されています。
紅花は黄色い花ですが 潰して発酵させた紅餅、という形にすると綺麗な赤を発色します。
紅花には水溶性の黄色の色素が含まれているので
最初水洗いすると黄色が染まります。
その後 発酵させてアルカリ性水溶液で赤い色素を摘出して紅色を染めます。
染料の量によって 薄いピンクから深紅まで染まりますが
深紅は畑一枚分全ての花を使うほどです。
春の宵、は それほど濃い紅ではなく、黄色も使って全体に柔らかな印象です。

春に着たい一枚ですね。

小物はこちら。

今日のお客様は 今はもう工房を閉めてしまった伊兵衛織(たぶん)に伊兵衛織の半幅帯。
太い糸で織られた伊兵衛織は単衣で。
節はあるものの こなれていて裾捌きもよく、歩きやすいのだそうです。
帯がギンガムチェックで可愛いですね。
背中が楽なカルタ結びにされてました。

 

 

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