逸品

ヒトモトともマルキとも違うマニアック絣の大島紬

去年 パソコンが壊れて新しくしたのですが
その時に ネットバンクの手続きを新しいパソコンに移行してなかったら
電子証明の期限が切れてしまって使えなくなり、
銀行の窓口行って(ネットで予約が必要でした)
書類に不備があったりで 半日かかってまいました。
窓口行けば すぐに使えるようになるかと思ったら
郵送で書類が来るまで使えないんだそうで。
うーん なんだかなぁ。。

閑話休題。
大島紬を語るときに出てくる マルキ、ヒトモト、カタスという言葉があります。
詳しくは 私のnoteで解説していますので。こことか こことか。
簡単にざっくり言ってしまうと
マルキは簡単に言うと経糸の中の絣糸の割合のことで
カタス(片ス)ヒトモト(一元)は
緯糸の中の絣糸の配列です。

本日 ご紹介する大島紬は そのどちらにも属さない・・というか
ちょっと 変わり種の絣です。
絣市松大島紬

絣を織るときには 大島でも結城でも
柄を織り出すために絣状に染めた絣糸と
絣のない地糸(無地の糸)というものを使います。
その 絣を入れた糸の割合や 配列を問題にするのですが
この大島、なんと・・・・緯糸全て絣糸です。
地糸は使われていません。100%絣糸。
柄は細かい(5ミリ角)の市松ですが 緯糸が絣糸なのが見て取れると思います。
経糸は絣は使わず 縞だけです。
これで経糸も絣にしたら 市松の中は経緯絣になって
きっちり塗り潰されて かえって面白くないことでしょう。
でもこの細かさの絣を合わせてくる織り子さん、すごいです。
パッと見、ただの細かい市松ですし
判る人にしか解らない かなりマニアックな大島紬です。
今はもう織れないそうです・・・
色も可愛くて そんなマニアな品に見えないのがツボなんですけどね。

カジュアルだけど 糸質が良いので風合いも極上。
単衣で着たら気持ち良いですよぉ。 胴抜きでも良いですけど。
裏付けるなら、銀ねずの八掛付けたい。。。

単衣、として帯を選びました。
南風原の花織(ロートン)です。

ちょっとシャリ感のある ほんの少し透ける生地ですが
九寸なので帯芯入れて仕立てますと ほとんど透け感はありません。
盛夏より単衣向きの透け方ですね。


白緑?の中にクリームや青、紫など・・・の吉野織が織り込まれています。
手間は同じですが 首里花織より少しリーズナブルな南風原花織。
全通です。ありがたや・・・
着物の地色を選ばない 使い勝手のよい帯です。
とはいえ 平凡ではなく オシャレ度は高い。
いつかは花織の帯を・・・とお思いの方はこれ1本あればオケ。
紬はもちろん、小紋やお召にも対応してくれます。

 

1/28(日)はスパイス講座。
テーマは ペッパー。

毎日のように使っている胡椒の歴史や分類。
〇〇ペッパーと呼ばれる多くの仲間たち。
黒いダイヤとも呼ばれ 大航海時代には胡椒を求めた船が世界を行き交いました。
そんな胡椒の意外な使い方や
ジャパニーズペッパーと呼ばれる山椒のお話などを織り交ぜて
胡椒を使ったお料理を試食して頂きます。
28日の13時半~ 2時間ほど。
試食付きで参加費3000円です。
皆様のご参加、お待ちしております

 

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新作イチオシ4琉球絣と紅型のコーディネート

今日も冷えてますねー
昨日 仕入れた子たちの第一弾がやってきました。
どの子も お気に入りで自慢の子たちですが
なかでも 一押しが二人いまして。
そのうちの1つ、琉球絣をご紹介します。


いや、もう。相当可愛いです。 星入り琉球絣
沖縄で ふしぐわぁーと呼ばれる 星を意味する絣が可愛いですし
乱れ縞で入っている ラベンダー色やクリーム、グレーのストライプがいい仕事しています。
均等な縞じゃないのが良いです。
緯糸に少し真綿糸を使っていて やわらかくふんわりした手触りです。
モケモケはしていないので 単衣でもいけます。

これ着ると 絶対、愛い美人になれます。
カッコいい帯でも 可愛い帯でも なんでもござれ、ですし。
今回は 知念冬馬さんの紅型「ゴールデンシャワー」を合わせました。
青on青。

そこに 小物で色を足します。

ピンクの帯揚げに メリハリの利いた黄色の帯締め。
この黄色に グッと目が引き寄せられます。
単衣に仕立てた時の爽やかコーデ。

袷にしたなら 帯締めを替えて。

ピンクの量が増えることで 甘さと温かさが加わります。

琉球絣、って誰が着ても可愛くなるんだけど
それは ちょっと民芸的な 懐かしさを含む可愛さになりがちですが
この1枚は 民芸を離れて ちゃんと都会で可愛い。
年齢層もとても広いです。

さくらこお勧めの1枚。
如何でしょうか?

 

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華eさんの銀細工かんざし・帯留が届きます。帯留のお話。

一昨日、ちょっと寝そびれて気が付いたら朝の4時だったので
そのまま起きてて(どうせ5時過ぎには起きるので)徹夜したら
体内時計が壊れたみたいです・・・。眠い。。。

12/16(土)17(日)で銀細工モチーフに 根付紐を自分で編んで付ける
ワークショップを開催します。
先行して 銀細工作家のHANAEさんから 4日にじざいやに作品が届きます。
12/5まで ご本人のショップで25%のセール中です。
素敵な かんざし、帯留のほか ピンバッチやペンダント、ピアスにリングなどもあります。
ぜひ ご覧になって 今ならとてもお得ですからポチ、っとどうぞ。
4日は定休日ですが 小唄とお三味線のお稽古日で、店を開けていますので
実際にご覧になられて じざいやでお求め頂いてもセール価格になります。
4日5日にご覧になりたい方はご連絡ください。
6日~20日までは セール価格ではありませんが
じざいやで自由に手に取ってご覧頂けます。
16,17日のワークショップの時には HANAEさんご本人に
作品の説明もしていただけます。
オーダーのご相談もできますよ~~
貴女だけの 世界に1つだけの帯留、かんざし、は如何でしょう?

HANAEさんは
京都の舞妓の【ぽっちり(大きな帯留)】や
芸妓の【銀の櫛】の制作を任されている数少ない銀細工作家さん。
1万円前後のお手軽な作品から
宝石をちりばめた豪奢な簪や帯留もあります。
見るだけでも テンション上がりますので
見るだけでも~~ そしていつかは・・・と。

HANAEさんのところからお借りした画像ですが。
 

  

 

2019年に じざいやで扱った帯留やかんざし。可愛いのから豪華なのまでいろいろ。。。
値段は2019年のものなので 変わっているものもあります(銀が値上がりしてますから)

16日、17日には ご自分で選んだモチーフに 根付の紐を組んで根付を作ります。
HANAEさんのライフワークの家紋講座も 開催。

16(土)17(日)ともに
13:00〜ワークショップ
14:00〜家紋のデザイン講座(茶菓付き1500円)
15:00〜ワークショップ
ワークショップのみ、家紋講座のみの

ご参加もオッケーです。


A~Gには モチーフの下に淡水パールが付きます。
A  三つ寄せ花菱蝶(みつよせはなびしちょう)
B  桔梗形光琳鶴(ききょうがたこうりんづる)
C 五つ捻じ扇(いつつねじおおぎ)
E 桜飛び蝶(さくらとびちょう)
G 猫蝶(ねこちょう
ABC…9500円+税
EFG…6,500円+税
如意宝珠(石付き) 8,800円+税
用意がありますので 石は事前にお選びください。

帯留めは、江戸時代の後期から現れました。
帯締めに使われるのですから帯締めが出現した江戸末期に人気の女形、二代目菊之丞が流行らせた帯結びの「
路考結び」がほどけやすく、 それを補うために帯締めが生まれてからの登場です。
現在の帯留めは装飾的な意味合いが強いのですが、
もともとは帯がほどけないように固定する金具でした。
ベルトのバックルのような・・・実用的なものだったのですね

その後明治になり廃刀令が出されると、
刀の鍔や目貫の細工を作っていた職人たちが職を失い、
彫金の技術を活かして帯締めに飾りをつけることを考案したのが帯留の始まりです。
最初はバックルのように帯を固定する実用品であった帯留は、
どんどん装飾品としての性質が強くなり、それにつれ様々な素材で作られるようになりました。
このあたりは 組紐職人が刀の下げ緒から帯締め職人に移行したのと同じ時期で同じ理由ですね。

着物や帯を替えなくても 帯留1つで季節感を表せるのはとても楽しいです。
日本情緒豊かな自然を模したものはもちろん
その日だけのイベント用に着物や帯を用意するのは大変でも
帯留1つで 季節感やイベントを見た人にイメージさせられるのは凄いです。

帯留は基本洒落ものとされるので
素材が陶器や木、ガラスなどのものは金銀の入らない名古屋帯に似合います。
5大宝石(ダイヤ・ルビー・サファイヤ・エメラルド・真珠)の帯留でしたらはフォーマルにも使われます。
その場合は帯〆を通す台もプラチナなど貴金属が多いです。
結婚式のゲストでお越しの時などはOKでしょう。。
でもご自身が親族側で出席されるときは付けないほうが無難で上品だと思います。
フォーマルの帯は厚くて重いものが多いので三分紐では抑えきれないことも多く
注意が必要です。
また お茶席にはNGですので お出掛け先で予定になくお茶席に招かれたりしたら
帯留はそっと帯の中へ回して隠しておきましょう。

 

 

 

 

 

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藍のお話。なぜ藍染は色落ちするのか? 大高さんの風冴ゆる。

夏から一気に冬へ突き落されたみたいで
着るものが悩ましい、というか 冬物、まだ出ていない。。。

来週の木曜、勤労感謝の日の祝日は
すみれ堂着付け教室の立川先生をお迎えして
着付けレッスン講座。
題して 「5キロ痩せ見え着付け」です。
すっきり、美しい着姿になる着付けのコツ、ポイントをお教え頂きます。
冬は羽織を着ちゃうから・・・下はどうでも、なんて言わないで
羽織を脱いだら 凄いんです、こんなにすっきり綺麗。
そんな着付けを身に着けるチャンスです。
13時~ と 14時半~
各クラス 4名様限定 お1人3000円で
このスキルを得て 秋冬の着物シーズンを楽しみましょう。
参加募集中です~~ お気軽にどうぞ。

大高さんの 東日本工芸展出品作の「風冴ゆる」
大高さんらしい藍絣の着物です。
斜めにリズム感のある経絣と星みたいな経緯絣。

いろんな帯が楽しめそうですが
まずは チャンチン染を乗せました。

冴え冴えとした藍の色。
藍で染められた絣は日本人なら誰もが
懐かしさや温もりを感じるのではないでしょうか。

天然藍染めは古代エジプトで発祥しました。
日本には室町時代に中国から伝わり、
阿波の国(徳島)の吉野川流域が栽培にも適し
徳島藩の保護奨励の元、一大産地となりました。
明治8年にはイギリスの科学者 アトナンソンが来日した折、
「ジャパンブルー」と褒め称え
小泉八雲のラフカディオハーンも「日本は神秘なブルーに満ち」ていると
書き残しています。

木綿と共に庶民のものとして藍は日本中から愛され、広がりました。
武家や商家が絹を着るようになっても
町民、農民の衣装は木綿だったのです。
絹に比べて安価なのはもちろん、水に強く丈夫です。
この木綿を藍で染めることで さらに糸は強くなり
防虫、殺菌効果をもたらし 解熱作用もありました
(助六が頭に巻いているのは頭痛除けの藍染めですね)
まさに庶民の味方の布だったのです。
そえゆえ 日本各地で様々な木綿の絣が育まれてきました。
絣の柄も身近な自然を写したものや
誕生や長寿の願いを込めたものなど それぞれに工夫されました。

愛され 受け継がれてきた藍染ですが
色落ちしやすい、という欠点があります。
藍そのものは本来 水溶性ではないのですが
発酵させ藍建てをしてアルカリ性になることで
水溶性になり、繊維を染めることが出来るようになります。
水溶性のままでは洗うたびに溶け出てしまいますが
藍は空気にさらされることで酵素の働きで酸化し
非水溶性になるのです。
しかし 酸化しきれなかった成分がどうしても多少残り
それが色落ちの原因となります。
藍の色が年と共に冴えてくる、というのは
染めた後も酸化が続いているからです。
藍止め、というのは酢酸などを利用してこの酸化を促進してやり
水溶性の成分を少なくすることですが
100%止めることは難しい、とされています。
藍は染めた後も生きている、と言われる所以です。

藍の着物は 春夏秋冬、いつの季節にも良いですねー

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大高美由紀さん登場!

ちょっとバタバタしてました。
いきなりの寒さも もう体が慣れたのか
気温が上がったのか 今日の寒さはそれほどでもなかったようです。

久しぶりに大高美由紀さんから
着物と帯が届きました。
うち2点は 東日本伝統工芸展出品作。
渾身の逸品です。

大高さんの作品は
絣の中の白場の使い方が本当に上手だろ思うのです。
経糸緯糸 両方を括って白く抜けた場の美しさ。
たくさんの色を使うのではなく
色数が少ない中での白の清潔さ。
お人柄なんだな、と思います。

吉野格子帯  「春の宵」

吉野格子帯 「しぐるるや」

吉野格子の中に 細かく段違いを入れるのも
あぁ 大高さんらしいこだわりだなぁと思います。

着物は明日ご紹介します。

今 じざいやには
国画会の山本由季さん
日本工芸会の 大高美由紀さん が競演しています。
型絵染と絣織と。
まったく技法も雰囲気も異なるお二人ですが
ベクトルの違う極み、を感じていただけたら、と思います。
どうぞ 見にいらしてください。

募集!来週23(木・祝日)
すみれ堂の立川先生による
ほっそりスッキリマイナス5キロに見える痩せ見え講座!
これは必見、というか 必修。
いつも優しい立川先生が 丁寧に痩せ見え着付けを
手取り足取り教えてくださいます。
先生の実演のあと、ご自分でしっかり実習していただき、
帰りは きれいに痩せた姿でお帰り頂きます。
コロナ渦の中で ちょっと丸くなった方は特に。
ぜひ ご参加ください。

13時~14時

14時半~15時半

1回4名様までのレッスンで 参加費3000円です。

先生の実演と 個人レッスンで 帰りにはすっきり痩せ見えお帰りいただけます。
着物でご来店頂くと楽ですが
洋服で来られる方は レッスン中に着物に着替えて頂きますので
いつも使ってる着付けセットをお持ちください。

補正をした方が すっきり見えるので補正道具をお持ちの方は 使ってる補正具を。
お持ちでない方は フェイスタオルを2本ご持参ください

 

 

 

 

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万能最強吉野格子帯。

帯などで人気の織物に
吉野格子、吉野間道と呼ばれるものがあります。
作家の 藤山千春さんの作品が有名ですね。

織りの組織としては
沖縄に伝わる 浮織りの一種、道沌(ロートン)織りと同じです。
地の部分は平織りで
真田紐のような組織を縞や格子に織り込んだものです。

間道、とは縞のことですから
吉野間道といえば 吉野の縞、
吉野格子、といえば 吉野の格子です。
では この吉野、というのは 地名の吉野ではなく
江戸時代に名を馳せた傾城、吉野太夫の名からきています。
吉野太夫が愛用していた打掛からの命名とされています。

仕立上がりの吉野格子の帯。
上山紅子さんの作品です。
上山さんは福岡の作家さんで 繊細で格調高い織りをされます。
色使いも上品で穏やかです。

この帯が とても良い子で 万能にして最強。
どんな着物も すっきりランクアップしてくれます。
柔らかものからお召、紬。なんでもござれ、です。

夕方遅くの画像なので 良さが再現できてないのですが
いろいろな着物に乗せてみました。

まずは 本塩沢。

モノトーンだけど大胆な唐草模様のお召。

藍泥総絣の大島紬。

ゆうなの久米島紬。

丸い絣が可愛い備後絣。

崩し市松の十日町紬。


どんな着物も難なく受け入れてくれて
無理な主張はしないのに しっかり存在感もあります。
とにかく どこに置いても品よく決めてくれる優れもの。

吉野間道の帯が1つあるとコーディネートに困りません。
この機会にいかがですか?

 

 

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重いきものが高級だった? 仕立上がり逸品帯入しました。。

先日 書くつもりでそのままになっていた重い着物のお話です。

昔から 糸、は重さで取引されてきました。
着物業界では ごく最近まで
「貫(かんめ)」や「匁(もんめ)」、という単位が使われてました。
長さではなく 重さなのは
布にするための糸の必要量が 布によって様々だからでしょう。
面白いのは 精練(織り上がった生地から不純物を落とす作業)も
生地の長さではなく 重量で値段が決まるそうです。
母の時代は 柔らかものの小紋など「重い方が高級」とされ
(重い方が糸を沢山使っていて高価になるから)
殊に 縮緬などは重いのが尊ばれました。
「重みがあっていい生地だねぇ」という会話を覚えています。

実際に着る身になりますと、軽いものが身体に楽なのですけど
昔は どっしりと重みのあるものが貴ばれたのは
布団と同じですね。
昔の綿入りの掛け布団は重かった・・・

中国産の糸などは 増量剤で太らせた糸を使っていたそうです。
絹糸はタンパク質ですから 牛乳のようなプロティン液に漬けて
糸の周りにタンパク質を付着させて増量した糸です。
洗うと増量剤が溶けて 洗い張りするとスカスカの生地になったそうです・・
今でも 洗うとペラペラになる襦袢地とかありますね。

仕立てられる状態の生地になると
「反(たん)」「疋(ひき)」と呼ばれる単位になります。
1反の長さは実は厳密に○○メートルとは決められておらず
着物なら3丈2~3尺とされていますが
(約12,1メートル~12,8メートル)
気のきいたメーカーのものなら13メートル以上あるはすです。
紬や木綿は短めのものが多いですけど・・
共八掛けのものは4丈もの、と呼ばれ15メートルあります。

2反分で疋になります。
疋は男性ものに多いのですがアンサンブル(長着と羽織り)
が作れます。お父さんの大島や紬にありましたね。
現在も男性用が多いですが
2反買うよりちょっと割安なことが多いので
女性二人で分けたりもなさいます。
胴裏なども疋で買うと 上手く使いまわせば2枚以上の裏生地が
取れますのでお得です。
仕立て士さんには 10枚取れる大巻で渡しています。

着物は仕立てにどうしても八掛けや胴裏、単でも衿裏などの
裏ものが必要なので 反物だけの値段じゃなくなって
高価に感じてしまいますが
裏に手を抜くと 結局表にも響いてきます。
表地と釣り合いのとれた裏地を選ぶようにしてください。

仕立上がりの帯が3点。
どれも じざいやから出た逸品作家ものです。
気になるのものがございましたら お気軽にお問合せください。

まずは 型絵染の遠藤あけみさんの
工芸会出品作になる「月読」紬地に羊歯をモチーフにして
夜の月あかりが落ちたところと影になった部分を表現しています。
シックな色使いで 遠藤さんらしい直線多用のデザイン。
なんだか クリスマスにも使いたいですね。

吉田悠子さんの「春の頃」
経緯に矢絣を入れた大人可愛い帯です。
春の・・とはありますが小物次第で秋にだって。

上山紅子さんの「八重奏」
穏やかな色合いの全通吉野格子です。
着物を一段大人に見せてくれます。
吉野格子は1つは欲しいアイテムですね・

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幻の辻が花染のお話。羽織や帯、あります。

猫たちが布団に潜り込んでくるようになって
秋の訪れを実感します。
犬散歩に5時過ぎに行くと まだ暗くて綺麗な朝焼けを見ることができます。
なんだか 秋を楽しむ間もなく 一気に冬になりそうな気配ですね。
でも まだ袷は着たくない。。
最高気温が20度切るまで単衣でいいかな。
予報では 明日いきなり最高気温19度とかになってますけど。
単衣に単衣の羽織でちょうど位かな・・・。
室内では羽織を脱いで単衣で十分。

羽織の話が出てきたところで。
久し振りに じざいやオリジナル羽織登場です。
この意匠が好きで かつて色違いも作ってますが。

紫の縮緬に 衿だけ、辻が花で模様を入れています。
かなーり、カッコいい。
白洲正子さんがお召しになってた羽織からヒントを得て作ったものです。
後ろ姿は無地の羽織。
衿の辻が花が凝っていて 自慢の逸品です。


この

辻が花、という名前の花があるわけではありません。
なんとも 浪漫に満ちた名前のこの染めは
名前の由来や発生に謎を秘めつつ着物好きを魅了してやみません。

特徴なのは 絞り染めで柄の輪郭を作って その中に細い墨の線で
花弁や葉脈を描いています。
まだ友禅斎が生まれる前の室町時代です。
この絞りは あくまで柄の輪郭を地の部分と分けるためのもので
後の 立体感や滲みなどの質感を楽しむ絞りとは違います。
紋様を表すための手段であって 目的ではないのです。

辻が花、と呼ばれますが 花だけではなく
鳥やうさぎ、蜻蛉などの生き物モチーフも多く使われています。

室町時代の小袖の装飾として発生し 進化を遂げ
家康の衣装として最高級の技術が駆使され
絞りだけでなく 刺繍や刷り箔が加わり 華麗な慶長小袖の時代になると
友禅や鹿の子絞りなどに押されて姿を消していくのです。

幻の染め、として美術館や博物館に展示される明治、大正時代を経て
やがて 小倉健亮、大脇一心、久保田一竹らの研究によって
現在の辻が花が花くことになります。

もちろん帯もあります。
古典浪漫として辻が花の帯は 着物好きなら1本は欲しいですね。
経絣の紬に合わせてみました。
紬地の帯なので 単衣にも袷にも。
江戸小紋や あっさり目の小紋や付下げ位までお召頂けます。

人気のスパイス講座、次回は11/12(日)!
テーマは クローブ、ナツメグを普段使いのお料理に。
自宅で作れる和のスパイス、陳皮の使いまわし術など。
試食もいろいろご用意します。
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十日町・塩沢から戻りました ~紙布のお話~

久し振りの出張でした。
急に秋めいた東北は 紅葉こそまだですが
いたるところに大好きなススキがそよいでいました。
一番好きな風景です。

まずは十日町へ。
コロナ振りのメーカー問屋さんなど お久しぶりのご挨拶を兼ねて
5軒ほど回りました。
いやぁ・・・・品物が無いです。
以前は 部屋の中にぎっしり、反物が床から山積みになっていて
勝手に見て欲しいの抜いてって~~な感じでしたが
今回は 床に1段のみ、まばらに置かれているばかりです。
月初めは京都で展示会があるので
そちらに送っているものもるにしても 寂しい景色でした。
以前作れたものも 糸が出来ない、織る人が高齢化、など
出来なくなっているものも沢山ありました。
そんな中でも 新しいものも。

今回 目を惹いたのが諸紙布の帯でした。
紙布、というと 思い起こされるのは 白石和紙ですが
こちらは 宮城県の白石まで和紙の勉強に行った十日町の職人さんが
和紙を漉く時に草木染の染料を使い
草木染の和紙を漉いてから 2~3ミリ幅に裁断して
初めは手でもみ込み 縒りを掛け、糸を繋いで
糸縒り車できちんと縒りをかけて糸作ります。
帯1本に 和紙が50枚ほど必要です。
また寒漉き、と言って冬の冷たい水で漉くことで
不純物や雑菌を抑えることが出来るそうです。
経糸にも緯糸にも この和紙の糸を使うので諸紙布、と呼ばれます。

紙の糸。 草木染の染料を混ぜて漉き、草木染の色を漉き込んだ和紙になっています。
 

縒った紙糸を後から染めると 染料の水分で縒りが戻ってしまい
縒り直すのが大変なんだ、と別の作家さんに伺っていたので
紙の状態で染めてしまうのは理にかなっているな、と感心しました。

草木染の紙糸を格子に織込んだ八寸がこちら。

キハダの黄色に 松煙のグレーなど。

松煙のグレーなど。

柿渋のベージュや胡桃の茶。

とても軽くて 水にも強く(自宅で洗えます)
保温性があって シワにもなりにくい。
盛夏以外の3シーズンお楽しみ頂ける優れもの帯です。

今回 格子だけでなく ちょっと変わり種の特注品として
紙糸を刺繍糸として お太鼓と前に刺繍を施した諸紙布


紙糸を刺繍に使うなんて 思いもよらなかったです。確かに刺繍・・・。

そして 色漆を点描で柄を描き込んだ諸紙布
なんか どひゃ~~~って声出ました。

漆は糊に使うくらいですから しっかりくっついていて剥がれません。
これは藍染の和紙です。

他にも 辻が花(コロナ前にお願していた羽織が出来ていました)や
塩沢が作れなくなっている現状のお話など
明日からぽつぽつ書かせて頂きますね。

可愛い着物や帯も連れ帰りましたので。。

 

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越後上布と小千谷縮のお話。夏物お値下げしました!

空の色が秋っぽくなってきました。
朝晩、27度は相変わらずですが 風が涼しくなって
いくぶん過ごしやすくなってきました。
もう 明後日は9月ですものね。
秋になって欲しい・・・

昨日は病院付添いだったのですが 待ち時間長くて疲れて
検査するたびに 新しい病気が発見されて
また違う検査の予約をして 別の病院に紹介されて。。
1つずつ潰していくしかないですけど。

上布、ってよく聞くし お高い夏の着物、というイメージです。
夏も終わりのこの時期に 今更上布のお話です。
年々 生産数が激減しているので 来年の分、としてのご紹介も兼ねて、です。
絹上布、とか白鷹上布、とか 絹織物に上布の名前を付けているものもありますが
絹は上布ではありません。
それでは上布、とはなんなのでしょう?

上布とは読んで字のごとく「献上」の上であり「上質」の上なのです。
今でこそ 上布はお洒落着として 絽や紗など柔らかものの下の扱いになっていますが
かつては お姫様の衣装としても着られていました。
宮中でも御殿でも夏は帷子。麻の着物を着用が正式だったのです。

その昔。 上布の下に中布、下布があり、経糸の本数や糸の原料で区別されていました。
中布、下布はイラクサや葛、藤などで織られた庶民というか農民の布だったのです。

上布は本来 麻織物ではなく、苧麻織物を指します。
苧麻と麻は 糸になると似ていますが、
植物として 麻が桑科の1年草なのに対し  苧麻はイラクサ科の多年草です。
苧麻は績む、という大変な労力を必要とする技術の末に糸になります。
1反分の糸を作るのに数ヶ月かかるのです。
それだけの労力の上で織り上げられた布ですから
昔から 高貴な人のみが着ることが出来る高価な高級品でした。

夏着物の中には 苧麻、麻、ラミーが混在していて 混乱の元になっているようですが
洋服でラミーと言えば 苧麻のことを指します。
ところが 和装業界では 麻の紡績糸のことをラミーと呼んでいます。
手績みの苧麻は つくる工程の困難さと  作る人の高齢化で 極僅かしか生産されていません。
その変りに登場したのが  明治末期頃に輸入され始めた紡績麻糸です。
これが 何故か和装業界では 手績みの苧麻に対してラミーと呼ばれていて
伝統工芸品の小千谷縮  (じざいやで6万台で売られている機械織りの小千谷縮。
手績みの苧麻をいざり機で織ったものは重要無形文化財の小千谷縮)や
綿麻、みやこ麻織りなどに使われています。
手績みの苧麻の良さは  面倒な工程によってケバや節が少ない糸であること。
ラミーは一度砕いた麻の繊維を固めて糸にしたもので
いわば 肉を寄せ集めて成形したサイコロステーキみたいなもの?
対する 手績みの苧麻は国産黒毛和牛のヒレみたいで
長年使ってもケバ立ちやスレが出にくいのです(出ますけど)

もちろんラミーにはラミーの良さがあって
普段にどんどん着て 自宅でガシガシ洗うのに  惜しげが無く
夏の普段着物として最適です。

上布は 夏の大事なお洒落着物。
もちろん自宅で手洗いも出来ますが
質の良い帯で涼しい顔で着れば女っぷりも上がります。

上布と呼ばれるのは
南から 宮古上布、八重山上布  北陸の 能登上布 そして 越後上布です。
現在 どれも生産数が年間数十反程度の絶滅危惧種になってしまい
今はそれぞれが苧麻100%だけではなく ラミー糸を使ったものも織られています。
きちんとラベル分けされていますので 理解してお求めください。
近いうちに 各上布の中での ラベルの見分け方をアップしましょうね。

今回 じざいやでご紹介するのは
上布では 越後上布ですが 重要無形文化財ではない 越後上布。
重要無形文化財の越後上布は 経緯とも手績み苧麻糸で
地機で織り、絣は手括り、縮の場合は湯もみ、足踏みでのシボ取りが条件になります。
そうそう、小千谷縮と 重要無形文化時の小千谷縮ですが
重要無形文化財の小千谷縮は年間生産量が2,3反という
超レア、稀少絶滅種(危惧されるどころか ほぼ絶滅)でして
もちろん 経緯手績みの苧麻ですが 緯糸には強い撚りをかけ、
織り上がってから湯もみすることでシボをだしているものです。
それに対して 一般に小千谷縮、と呼ばれているのは
経緯ラミー糸で高機で織られています。
ことらの小千谷縮には 糸の差よりも絣の作り方で
値段の差が付けられます。
絣の最終進化系とも言われる 越後上布の絣は小羽定規と呼ばれる
特殊な定規が使われ、印のとこをを手で括って絣糸を作ります。
これが小羽定規。
薄い板(今では段ボール紙が主流)を並べて板の側面に柄を描き、
板を一枚ずつ ばらして糸に当てて柄を写し取ります。

ラミーの小千谷縮では この手間をかけると値段が爆上がるので
捺染やマンガン染という特殊な方法で絣糸を作ります。

捺染絣の小千谷縮。
捺染とはいえ 柄合わせが必要ですし 高度な技術を持った織手さんしか織れません。
この小千谷縮、すっごく可愛いです。
このタイプは 生産数が少ないので なかなかお目にかかれなくなりました。
縞、格子、無地じゃない ちょっと良い小千谷縮をお探しの貴方~~
お勧めです。相当可愛い。
生成り地総絣小千谷縮。
夏の終わりですから 15%OFFにしました。

ちょっと柄の違う 黒バージョンもあります
これはこれで 素敵。こちらもお値引き中。
色つきの麻襦袢を着れば 6月9月にも。
今年は このまま9月も麻着ます。
毎年 重陽の節句辺りまで、と言ってましたけど
今年は 日中25度になるまで 麻着ちゃおうと。

マンガン絣、というのはこちら。

拡大すると・・・

括って作られた絣糸ではなく 特殊な染料と機械を使って作られます。
大正時代に開発されたそうですから 鬼滅の刃の冨岡さんも着ていたかも。。
書生さんぽいのも良いですよねー
白地の蚊絣小千谷縮    黒地の蚊絣小千谷縮
夏の終わりで20%OFFにしています。
来年の夏も絶対暑い、そして長い。
小千谷縮は値上がりしてる。
ということで今から来年の夏の用意をどうぞ。

そして今回の越後上布。
重要無形文化財ではなく 経緯ラミー糸の高機です。
絣は手括りの100亀甲ですが 広幅なので120亀甲あります。
ラミー糸でも100番手なので しなやかです。

 

重要無形文化財指定の越後上布の条件は
すべて苧麻(ちょま)を手積みした本製糸を使用する事
絣模様をつける場合は手括りによる事
居座機で織る事
皺(シボ)取りをする場合は湯揉み、足踏による事
さらしは雪晒しによる事

対して

古代越後上布・・・経糸にラミー糸、緯糸は手績みの苧麻。高機で織る

越後上布・・・経緯糸ともにラミー糸を高機で織る

という違いがあります。
重要無形文化財の越後上布は ここ数年で仕入れ値も倍以上になり
販売価格だと300万以上になります。
その素晴らしさは重々承知ではありますが 着るものとしてはどうなの?と
思えてるので ご依頼があればルートはありますが
在庫として仕入れはしていません。
夏きものとして もう少し気楽に惜しげなく着てもらえる価格として
古代越後上布、越後上布も視野に入れ頂ければ、と思います。

今年の着用は無理ですが
来年の愉しみに。
夏もの、お値下げしましたので この機会に
ワンランク上の、心躍る夏着物は如何ですか?

 

 

 

 

 

 

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