京都から戻りました。
今回 2日間着物だったので 台風が心配だったのですが
横浜に戻った時には もう抜けていて
風はすごかったですけど 濡れずに済みました。
沢山は連れ帰れなかったですが
厳選した子たちを。
こちらに届くのは来週 定休日明けになります。
それまで 現地での画像をお見せしながら
解説いたしますので 実物が届くのを楽しみになさって下さい。
連れ帰ることも お借りすることも叶わなかったのですが
こんな凄いものがある、と存在を知っておいて頂きたいので
撮影を許して頂いたのが この菊塵(きくじん)
天皇にのみ許された禁色であり
陽の光によって色が変わる不思議な染色です。
この2枚の写真は 同じ反物です。
月の光(蛍光灯)の下では 緑掛かって見え
日の光(白熱灯)の下では 茶色に見えます。
草木染の中に含まれる染料が 紫外線、赤外線によって
発色が違うので そう見えるのだそうです。
昔の人にとって それは神秘であり、
高貴な人にのみ与えられた特権でありました。
この反物はよく見るとザラザラしたように見えますが
網織になっていて
本物の、渋で染めた鮎漁の網を織り込んであります。
この 本物の絹を渋で染めた投網はもう作られておらず
使っている漁師さんもいないので
織ることができなくなったそうです。
そんな平安時代の染織の話を聞きながら
藤原益夫さんの工房に長居してしまいました。
80を超えた藤原さんは 染織家というより学者さんで
今回も 講演用の資料作りにお忙しいところ
お時間を頂きました。
染料の産地や媒染剤にもこだわり抜き
苅安は伊吹山。橡(つるばみ)は仁和寺。
日本茜は岩手・・・。
鉄媒染に使う鉄漿も手作りです。
紫根染の話。
大阪の住吉神社の海の中の土から採れる黄土の話。
少しずつお話したいと思います。
貴船神社にも行ってきました。
秋海棠や貴船菊が咲いてました。
本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
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