ロウケツ染のお話。 ロウケツ染訪問着6割引き!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
明日の横浜は雪の予報です。
昼前には雨になるようですが
もし 朝から積もったら地元のバスが運休になってしまうので
午後からの営業になるかもしれません。
バスどころか 電車が止まる可能性も無きにしも非ず。
横浜は山坂が多くて 雪に弱いんですよー
元町は海辺のせいか 暖かいので
10キロ離れている自宅方面が10センチの積雪でも
元町は2センチだったりですけどね。で、今日のご紹介はこちら。
いやー カッコいいです。
片身変わりのロウケツ訪問着、蔦。
大胆でいて上品、ほんの少しだけ金糸の刺繍が入っています。


ね、いいでしょ。生地もしっとり。
ロウケツ染です。
今なら6割引きです!

ロウケツ染は正倉院にも残る古い技法の1つで
蝋によって防染しながら染めることによって
模様を作り出すものです。
表現するものによって 様々な技法を使い分けます。

蝋そのものにも 様々な種類があり
デザインによって 作家がそれぞれ調合します。
例えば 堰出し(せきだし)という技法は
友禅の糸目糊の変りに蝋を使うもので
ひび割れし難く 粘りのある蝋を使いますし
広い面積を覆って ヒビ割れたところに染料を染み込ませるには
粘りの少ないものを使い
また 撒き蝋なども別の配合が必要です。

ロウケツで一番難しいのは
細い線を生地の裏側まで蝋を染み込ませることで
それには 蝋の温度を筆の中で保ちつつ
筆から生地に染み込む蝋の量を加減できる技術が必要です。
シャープなラインは一見楽そうですが
きちんと生地の裏まで蝋を染み込ませつつ
(裏まで蝋が通らないと染めた時にきちんと防染されません)
細いラインを続けるのは
筆の中の蝋が液体のままの温度を保ちつつ
ボタリと落ちて太い線にならないように動かすための
熟練の技が必要になります。
筆で直接描くのなら 何のことはない線一本にも
蝋ゆえの苦労と技術が含まれているのです。

道具を作る人が居ない、というのは
どの職人さんも口にすることです。
ロウケツ染で言えば 撒き蝋はかつては筆に蝋を含ませて
棒で叩いて 蝋を生地の上に飛ばす方法でしたが
その後 エアスプレーガンが登場し
より細かく繊細な撒き蝋ができるようになりました。
エアガンを使うにも熟練の技が必要ですが
撒き蝋のエアガンは蝋を溶かしておくため
加熱が出来る特製のもので
1つ1つ職人さんが創っていたそうです。
しかし その職人さんも既に居なく
メーカーもないので部品もなく 修理が不可能だそうで
今使っているものが壊れたらおしまいだそうです。
まぁ 撒き蝋は筆でもできますが
(中腰で筆を叩き続けるため ものすごーく腰が辛いんですって)
地染めの刷毛もないそうです。
もちろん、今でも刷毛自体はありますが
質が落ちていて 地染の時に毛が抜けるものが多いとか。
新しいものほど すぐに悪くなるそうです。
最近の電化製品みたいですね。
刷毛といえば 伸子も質が低下しているそうで
今の伸子は新品でも すぐに折れたり針が抜けたりで
竹そのものに粘りがなくなっているのでは?と感じるそうです。
汚染物質が世に溢れ 土壌も変っているだろう現代では
竹の質そのものが変っていても不思議はありませんね。

柔らかもののお値引きに合わせて 柔らかもの対応の帯も
お安くしています。
この帯、鉄紺の地色といい、
松葉のブルーグレーに添わせた金といい、
とてもとても 大人なお洒落です。
このクラスの帯は 良いものを1本か2本持てば
十分活躍してくれます。
これから春のフォーマルシーズンに1本あると心強いです。散歩の途中でミモザを見かけました。
そこで えどいろさんにお願いしてミモザの帯留。
実物はまだ届いてないのですが
画像でご紹介します。
ミモザの黄色が1色じゃないんですよ。さすがのこだわりです。
春待ちコーデにぜひ加えてください。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*