単衣の着物とシワのお話。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
一気に気温が上がって
元町では桜が咲きました(ソメイヨシノではなく シナノミザクラ)。
今日は桜の帯を締めました。

そろそろ単衣の準備をしておかないと・・・・
棚から出したら 畳シワが出来ていた・・・なんてこと、ありませんか?
着物のシワは、素材では生地の質(硬さやシボなど)、
原因では湿気や熱、負荷が大きな要因になります。
シワになりやすい生地は、大島紬などの薄くて光沢のあるもの、
また、麻や芭蕉布、生紬など、天然素材で精練されていないもの。

反対にちりめんのような、シボが多くて伸縮性に富んだ生地は
シワが目立ちにくく、できても元に戻りやすい特徴があります。
ちりめんは、糸の撚りが大きく伸縮性に富んだ素材です。
撚りの強い糸で織られた生地は表面に凹凸が多く、
つるんとした生地に比べてシワが目立ちにくい特徴があります。
また、もしシワになっても、
湿気や熱を与えると撚が戻ろうとする力で
シワになった部分が目立たなくなります。

大島紬のように光沢のある平織のものは
シワが目立ってしまうのです。

シワを作ってしまう原因は湿気、熱、圧力です。
スチームアイロンやプレスと同じことで
生地を一定の形に保って、蒸気を与え、熱を加え、圧力を掛ける・・・と
見事なシワができてしまうのです。着物の着た時の脇と帯回りが 上記のような環境になります。
脇はもっとも汗をかきやすく、腕や肩の動で布が動きシワが出来ます。
帯周りは何枚も重ね着になっていて蒸れやすく
動きは少ないですが、長時間同じ状態になっていますので
低温のスチームアイロンで長時間押しているような環境です。
また 座っていると膝の裏が同じことになります。

着ていたシワを取るには
まず 脱いだらシワを伸ばして湿気を飛ばすことです。
着物ハンガーにかけて 手で撫でるように伸ばして
1,2日 風通しの良い日の当たらない場所に掛けておきましょう。

裏地のない単衣は 裏地のクッションがないので
湿気や圧が直接かかり シワになりやすいです。
単衣に仕立てる反物はシワになりにくいものが良いのですが
裾捌きの良いこと、伸びにくい生地であることも重要です。

じざいやから 単衣にお勧めの着物とコーデご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本塩沢やお召は単衣の代表的な生地です。
シボがあり、肌にまとわりつかず、シワが目立たず、復元力もあります。
桜が終われば薔薇が咲き始めますので
薔薇と天使の本塩沢。 帯は 芽生えの紫バージョン


生地アップです。

もう一つは ちょっと気楽に
ピンクのみじん格子に すくい織の八寸帯

薄手のみじん格子は軽くて サラリとしていて
カジュアルに帯で楽しむのに最適です。(羽織にもお勧め)
すくいの八寸は パワー帯ではないけど ちょっと捻ったデザインと着物を選ばない色。
木綿や絣の着物にもサクサク使えます。
単衣でも袷でも気負わないお出掛けに重宝してくれます。
良く見ると 結構可愛くて手間のかかった織なんですよ。

春の陽ざしの下、お出掛けしましょう!

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*