今日の一押しセール、牛首紬に型絵染八寸帯で2コーデ。

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まだまだ日傘は手放せませんが
少しづつ日が短くなって 3時過ぎると元町の商店街は
日差しが遮られて歩きやすくなりました。
確実に秋が近づいています。
でも 暑い。。。今日のイチオシは
牛首紬地に型絵染の八寸帯です。
新作ですが 決算セールで20%OFFにしています。
22万 → 176,000円。

生地は牛首の織元白山工房で織られている 畝のある生地です。
ちょっと眼鏡織風にも見えますね。
更紗風の型絵染がたっぷり全通に染められています。
全通の帯ってイイですよねえ。
とにかく 背負えば柄が出てくれる。ありがたいです・・・。
色は紫を基調にした大人色の帯です。今日はコーデを2つ。
まずは 大好きな黄色と紫をしたくて
黄金の繭を使った 冴えた黄色の紬
染めていません、繭の色が黄色で経緯にその糸を使うことで
この色に織り上げられています。

繭の色そのまま、ですから 色落ちなどもありません。
染めるために糸をいじめることもないので 絹本来の艶のままです。

黄色と紫、いいですよねー
そこに緑が入って プラスピンクで 一番好きな色合わせです。もう1つのコーデは渋く。
縞の久米島紬は 男性でも余裕の広幅です。
一時 鳴りを潜めていた沖縄人気が また少し復活しています。

紅型や花織が南国の華やかな色彩を持つのに対し
久米島は一見地味な色目です。
しかし飽きの来ないその色は
土地の染料を使いこなした独自の美しさがあり、
泥染の中の赤茶や金茶、辛子の絣が息づいています。
久米島紬は1反ごとに染めるのではなく
一度に半年分~1年分の量を染めてしまいます。

この反物の赤茶の縞は シャリンバイ(ティチカ)
ティチカを煮出した液を煮詰めて各々が自宅で染め、
それを共同の泥染場に持ち込んでは染めます。
繰り返し繰り返し・・・1日の中で染めては干し、染めては干し、
を繰り替えすのは日差しの強い沖縄ならでは。
でも雨が降ったら染められません。
朝日の昇る早朝から日の沈むまで重労働が続くのです。

グレーの部分は椎の樹です。
久米島の染については 以前noteに書きましたので こちらをどうぞ。


渋い紬を 華やかに演出してくれる型絵染の帯。
紅型ほど 強くキッパリはしていませんが
グラデーションが優しく そっけないほどの縞に女らしさを添えてくれます。

八寸なので 木綿や紬全般に幅広く使え
更紗模様は季節感もなく盛夏以外の3シーズンお召頂けます。

大人の型絵染をお探しの方にお勧めです。

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