毎日 軽く30度を超える日々ですが
お盆を過ぎると確実に日差しが変わってきます。
まだまだ 暑くていかに涼しく着るか、に心を砕きますが
街のウィンドウには秋物が並び始めました。
着物も 色柄に秋を感じさせるものを取り入れはじめ
仕立を考えると そろそろ単衣への心の準備が必要になります。
単衣向きの反物を半額にしました。
単衣を着る時期が伸びたので、単衣の枚数が必要になりました。
単衣には、どんな反物を選べば良いのでしょうか?
単衣に向く素材としては、
裾捌きが良い
皺になりにくい
というのが、大事な要素です。
裾捌きは、単衣には八掛がないので、
滑りが悪い素材で裾捌きが悪いと歩きにくくなります。
皺については、皺の原因は折られて圧力がかかった状態ですが、
単衣にはクッションになってくれる裏=八掛がないので、
深いしわになりやすいのです。
シワになりやすい生地は、駒糸や平糸などで織り上げた光沢のあるものです。
麻や芭蕉布、生紬(なまつむぎ)など、
天然素材で精練されていないものもシワになりやすい素材です。
反対に、縮緬やお召のような、シボが多くて伸縮性に富んだ生地は、
シワが目立ちにくく、できても元に戻りやすい特徴があります。
ちりめんは、糸の撚り(ねじり)が大きく伸縮性に富んだ素材です。
撚りの強い糸で織られているので生地は表面に凹凸が多く、
つるんとした生地に比べてシワが目立ちにくい特徴があります。
また、もしシワになっても、湿気や熱を与えると撚りの力で糸が回転するので、
蒸気や熱処理を行うと生地の表に出る部分が微妙に変わり、
シワだった部分が目立たなくなります。
ハッキリしたシワを作ってしまう要因は、湿気、熱、圧力です。
スチームアイロンやプレスと同じと考えれば、
生地を一定の形に保って、蒸気を与え、熱を加え、圧力を掛ける状態、
例えば、椅子に座った時の膝の裏を想像してみてください。
裾捌きが良くて皺になりにくい、もしくは皺になっても取れやすい生地は、
本塩沢やお召、座繰り糸の紬などです。
裾捌きだけなら、大島や生糸の入った紬なら大丈夫です。
真綿のほこほこした本結城(縮は単衣オッケーです)、
郡上、厚手の木綿は単衣にすると歩きにくいですし、
なにより暑くて単衣のシーズンには着られませんね。
それらを踏まえて じざいやお勧めの単衣は
まず さわやかストライプの大島紬。
これ、画像より相当いい色味なんです。
店頭で実際に見ると みなさん褒めて下さいます。
私も大好きな大島です。とてもモダンでお洒落なんですよ。
帯は 権田さんの上品裂き織。
こちらも40%OFFにしましたので この機会に是非。
秋に入って最初の単衣は綿麻が良いですね。
小千谷縮のようには透けないけど それなりに涼しく自宅で洗えます。
気軽に半幅帯で Gパン感覚で普段にお楽しみ頂きたいです。
サーモンチェックの綿麻に
菜乃花さんの型絵染半幅帯シマエナガ。紫バージョン
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