雨ですねー 台風だから仕方ないですけど。
これで 一気に秋が来ると良いのですが。
明日は台風一過で 夏日が戻って来るようです。
でも もうかつての盛夏の勢いはないですからね。
夏の名残を楽しむとしましょう。
昨日チラ見せしました 大島紬を2つ、ご紹介します。
糸の良さ、染の確かさから来るオーラが凄いです。
でもね、コレ、実際、本物が画像の10倍は素敵ですから。
この週末、美術館に行くつもりで じざいやへいらしてください。
大島ってコンなんだった!? と目からウロコが10枚位落ちますから。
爽やかなレモンイエロー大島紬。清風のような一枚。裾には水面。
大人ピンクは絣の美しさも堪能ください。
絣の技法は世界各国で偶然から生まれていますが
発祥は古代インドを言われ、タイやベトナム、インドネシアなどの東南アジアへとその技術が伝播しました。
その後、東南アジアから台湾や中国に伝わり、琉球を経由して日本へと入ってきたとされています。
また 日本では江戸時代の終わりに久留米の井上伝、という女性が
絣糸の面白さに気づき、久留米絣を生み出しました。
絣は、その土地土地で様々な方法が編み出されて
より細かく、よりなめらかな線が出来るようになって
大島紬は一つの到達点にあります。
それは 締機(しめはた)と呼ばれる絣を作る専用の機が考案されたことによります。
結城紬は絣を1つ1つ手で括り、込み入った総絣になると10万カ所も括り、
それだけで半年以上もかかります。
大島紬は締機を開発したことで 手で1つ1つ括ることなく
一度に8~16反を締機を使うことで締めあげて絣を作ります。
締め機は実際に見ないとイメージしにくいと思いますが
経糸に木綿を使い、緯糸に大島紬になる絹糸を入れて
経ての木綿糸で挟み込むように締め上げるのです。
締め機で締められた糸の束を絣筵と呼びます。
これが 締機で締められた状態の大島紬の絣筵。
下の縞々のものが締機で織り上がった状態、
上側染めて糸を解いたところ。
染めて解くと木綿で締められた部分が染まらず絣状になります。
画像の美しい大島は 絣むしろの状態で
特殊な道具や技法で色を染めていきます。
細かい絣と縞を染めあげるには半年かかるものもあるそうです。
生繰り糸ゆえの発色の美しさが 後押ししてくれます。
大島紬も生産数が毎年減り続けていてます。
最盛期には20万反を越えていた生産数が 去年は3000反を切っています。
これは!と思えるものに出遭えたら 次回に会える保証はありません。
良い大島・・・・探してる方はじざいやへどうぞ。
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