定休日でもないのにお休みをいただいて
福井県の越前石田縞の佐々木理恵さんの工房へお邪魔してきました。
16日に延伸したばかりの 北陸新幹線福井駅へ。
東京から3時間。
途中、雪の長野や青空の覗く富山など トンネルを抜けるごとに変化する景色も堪能できました。
佐々木さんのお宅へは15年振り・・・。
お一人で 糸を紡ぎ、草木染にして 帯や着物を織られています。
ご自宅の母屋から別棟の工房には 機の数が増えていました。
操行の数が違うんです。
足元のペダルの数を見て頂いても判るのですが 複雑な織をなされます。
着物は基本的に 木綿×竹紙糸の縞、格子の平織りですが
帯は経糸に絹を使ったものも。
緯糸には 竹を50%使った(雁皮25,楮25)手漉きの和紙を使っています。
この和紙を糸にする作業がものすっごーく大変なんです。
以前にもブログなどで書いてますが 改めてご紹介しておきます。
どうしたら 紙が糸になるのか?
以下は 白石和紙を糸にする工程を 池田明美さんに実演して頂いた時のものです。
まず、紙をこんな風に切ります。
これは 帯用、5ミリほどの幅にカッターで切れ目を入れていきます。
着物用だと3ミリ幅になります。
ジャッケ石と呼ばれる
溶岩を濡らして 切れ目を入れた和紙を転がすように揉みます。
段々 コヨリのように撚れていって・・・
左が揉み初め、 しばらく揉んで撚りがかかった状態が右側。
切れ目の端の繋がったことろを爪で千切り取るようにして
糸状になった紙を1本に繋いでいきます。
苧麻を績むのと同じような作業です。
績んで 1本に繋がったら小豆を重しにして(大豆じゃ駄目なんだそうで)
糸同士が絡まないようにザルに広げます。
いつもお使いの糸車は大きすぎて持ってこれないため
これは 簡易糸巻き。
しっかりと撚りをかけながら糸を巻き取ってきます。
奥のほう、細いのが糸巻きから外した糸です。
これをさらに煮て撚り止めをして 糸の完成です。
その後 それぞれの色に染めて織り上げます。
1反分の糸を作るだけで2ヶ月以上。
大変な作業です。
佐々木さんの糸がこちら。
黄色いのが 手紡ぎの紙糸。
お庭の柘榴で染めたそうです。
青いのは 藍染、緑は藍と柘榴の重ね初め。
1つ1つ身近な植物で草木染にしていきます。
今回 人参の葉っぱで染めたものも見せて頂きました。
作品は 明日以降紹介します。
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