6月になったので 夏きもの解禁、で良いと思います。
だって暑いですもん。
しかし一口に夏物、と言いましても
夏物って種類が多いんですよ。
透けたり 透けなかったり 素材もいろいろで。
おさらいしておきましょう。
夏の着物の魅力は なんと言っても涼感あふれる素材感にあります。
透かしの入った絽や紗の染物や
強撚糸を使ってシャリ感を出した夏大島や夏塩沢などの夏紬。
麻や麻と綿の交織や 綿でも違う太さの糸を織り込んで
凹凸をつけた紅梅生地など
バリエーションの豊富さも楽しみです。
しかし 種類の多さが
いつ、どれを どこに着れば良いのか?という
混乱の元でもあります。
4~10月の間に単衣の時期と盛夏用の時期があり
夏にしかない素材も多種多様なのですから
悩ましいのも当然です。
格付けで言えば
単衣のフォーマルは絽縮緬、絽などの絹の夏用白生地に
訪問着や付下げ、色無地などを染めたものになります。
その次が 夏牛首や夏大島等、 夏紬の後染のもの。
縞や絣の夏紬(絹織物)と続き
麻織物、最後に木綿になります。
帯はさらに素材や織方が増え
どの着物に どの帯を いつ合わせてたらいいのか迷います。
金銀の入らない洒落物限定、で書いてみます。
@シナ布、藤布などの自然布。
使用時期は初夏の単衣~秋の単衣まで。
透け感の少ない織なら4月下旬から10月いっぱいでも。
元々は一年中使われていた素材ですが
現在では そのザックリとした風合いが
冬にそぐわないとされています。
柔らか物には合わせず 夏紬以下の格のものに。
@綴れ、絽つづれ。
綴れ織り、という織方に格があり、
柄も金銀の入った格調高いものがものが多いので
本来は柔らか物向きです。
後染の夏紬や夏お召、無地の夏紬などには合います。
@羅。
複雑で精緻な織りが魅力です。
袋帯や後染にされたフォーマル用ものもありますが
羅の織りだけで表現された無地の八寸は
フォーマルから上布までオールマイティに使え
1本あると便利です。
ザックリとして目の粗い 粗紗の八寸は浴衣にも使えますし
夏紬や麻、上布にも。
@絽や紗の後染め
絽は生地が薄く九寸になるので
八寸の粗紗より格が高くなります。
光沢のある絽織りは柔らかもの向きですが
生紬や紬地、変り織りのものは 夏紬や麻にも。
織りの帯にはない柔らかさが
夏きものの硬さやハリを和らげてくれます。
染の技法も友禅、無線友禅、ロウケツなど
様々な表情を見せてくれますので
帯を主役にしたコーディネイトも楽しめます。
@博多帯
夏の紗献上は7,8月限定ですが
透けない、普通の博多献上は一年中使えます。
小紋から浴衣までOKです。
お太鼓だけでなく 角出や後見結びなど
結び方で楽しめれば上級者です。
この頃は 盛夏のみ、のものは少なくなり
夏に着物を着る方が減ったこともあり
着用時期が長めのものが好まれるようになりました。
透け透けの見るからに涼しげなものは夏限定ですが
透けるような 透けないような・・・と悩んだら
生地の質感、色目で使い分けて下さい。
未着用です。
身丈背から 4尺1
裄 1尺8
後ろ幅 8寸
前幅 7寸5
繰越 5
絣ではなく 墨絵のような後染です。
遠山の景色がポコポコと可愛い。
夏物半額、本日までです。
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仕立て上がりはセール除外ですが ご相談次第で。。。。
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