朝起きたら冬でしたよね。
いっきなり寒くなるんですもん。
寒がりの旦那がストーブ点けてました。
猫たちには もちろんホットカーペット点けてます。
町ゆく人たちも ジャケットを着ています。
着物にも 羽織の季節到来です。
羽織が好きです。
着姿が女っぽくて(発祥は男性のものなのにね)
後ろ姿の お太鼓で膨らんだところから落ちるラインが美しいと思うのです。
かつて羽織とは男性のものでした。
江戸時代には女性が羽織を着ることが
禁じられていたのです。
女性が羽織を着始めたのは
深川の辰巳芸者が素足に羽織姿でお座敷に出たことから、
というのが定説になっているようです。
深川は場所柄、船遊びが多いので素足なのでしょうか。
辰巳芸者がなぜ羽織を着たか、ということは
3つの説があるそうです。
1つは 若い芸者さんが男髷に縮緬紋付・羽織の
男装で宴席に出たところ、お咎めがなかったので
そのまま、深川芸者は羽織を着ても良い、と思われたというもの。
(何故 男装していたかというと
当時は娼婦が禁じられていたため、雇用の時に
男性名を偽って記入していたからで
今でも芸名に男性名が使われるのは その名残だそうです)
2つ目としては 明治維新の頃、舟遊びが流行って
向島辺りまで芸者を連れて舟で上り、
お客は向島で降りてしまうので
帰りの舟の中で芸者だけでは寒くて物騒なので
羽織を羽織ることが許された、というもの。
3つ目は 明治維新より前のことで
男っぽい気風の良さと男姿を売り物にしていた
深川芸者が 法の目をかいくぐって羽織を着用し
そのまま定着した、というもの。
いづれにせよ、深川の威勢の良いお姐さんたちが
羽織を男だけのものから
女性でも着られる世の中にしてくれたのです。
しかし 元々が男性の正装用の羽織です。
女性が着ても正装用にはならず、
あくまでも洒落着なのは
「男装」という異常形態だったからでしょう。
本来は男性のものですよ、と。
お召が女性では正装にならないのも同じ理由だと思います。
羽織に紋を付ければ下に着ている着物の格を上げられる、というのは
昭和のものがない時代の紋付の代用品です。
ならば一層 洒落着としての羽織を楽しみたいと思います。
前置きが長くなりましたが。
今すぐお召になれる、仕立て上がりの羽織をご紹介します。
寸法は
身丈 背から 4尺1寸(155cm)
裄 1尺8寸 (68・2cm)
袖幅 9寸
袖丈 1尺3寸 (49cm)
前幅 7寸5 (28・5cm)
後幅 8寸 (30・3cm)
繰越 5分
羽織丈背から 2尺6寸 (98・5cm)
2尺5寸5分、2尺4寸
雨コートは 3尺2寸5分
1.大柄の小紋から仕立てた羽織。羽織丈 2尺6寸
羽裏は 雪うさぎ。
2.こげ茶に丸い絞り。2尺5寸 羽裏はわんこがいっぱい。
3.大きな市松地紋に葵の絞り。2尺5寸5分 羽裏は野菜尽し
4.黒の紬地に桜模様 2尺5寸5分 羽裏がグレー無地
5.薄物羽織 じざいやオリジナル 2尺6寸
5.雨コート 黄八丈 3尺2寸5分 身長153~155cmの方に。
6.黒地花柄道行。 2尺5寸5 大きな牡丹かと思ったら蕾が違うので。。
他にも 山本由季さんの手描き羽織2点などございます。
本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
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