久し振りの出張でした。
急に秋めいた東北は 紅葉こそまだですが
いたるところに大好きなススキがそよいでいました。
一番好きな風景です。
まずは十日町へ。
コロナ振りのメーカー問屋さんなど お久しぶりのご挨拶を兼ねて
5軒ほど回りました。
いやぁ・・・・品物が無いです。
以前は 部屋の中にぎっしり、反物が床から山積みになっていて
勝手に見て欲しいの抜いてって~~な感じでしたが
今回は 床に1段のみ、まばらに置かれているばかりです。
月初めは京都で展示会があるので
そちらに送っているものもるにしても 寂しい景色でした。
以前作れたものも 糸が出来ない、織る人が高齢化、など
出来なくなっているものも沢山ありました。
そんな中でも 新しいものも。
今回 目を惹いたのが諸紙布の帯でした。
紙布、というと 思い起こされるのは 白石和紙ですが
こちらは 宮城県の白石まで和紙の勉強に行った十日町の職人さんが
和紙を漉く時に草木染の染料を使い
草木染の和紙を漉いてから 2~3ミリ幅に裁断して
初めは手でもみ込み 縒りを掛け、糸を繋いで
糸縒り車できちんと縒りをかけて糸作ります。
帯1本に 和紙が50枚ほど必要です。
また寒漉き、と言って冬の冷たい水で漉くことで
不純物や雑菌を抑えることが出来るそうです。
経糸にも緯糸にも この和紙の糸を使うので諸紙布、と呼ばれます。
紙の糸。 草木染の染料を混ぜて漉き、草木染の色を漉き込んだ和紙になっています。
縒った紙糸を後から染めると 染料の水分で縒りが戻ってしまい
縒り直すのが大変なんだ、と別の作家さんに伺っていたので
紙の状態で染めてしまうのは理にかなっているな、と感心しました。
草木染の紙糸を格子に織込んだ八寸がこちら。
キハダの黄色に 松煙のグレーなど。
松煙のグレーなど。
柿渋のベージュや胡桃の茶。
とても軽くて 水にも強く(自宅で洗えます)
保温性があって シワにもなりにくい。
盛夏以外の3シーズンお楽しみ頂ける優れもの帯です。
今回 格子だけでなく ちょっと変わり種の特注品として
紙糸を刺繍糸として お太鼓と前に刺繍を施した諸紙布
紙糸を刺繍に使うなんて 思いもよらなかったです。確かに刺繍・・・。
そして 色漆を点描で柄を描き込んだ諸紙布。
なんか どひゃ~~~って声出ました。
漆は糊に使うくらいですから しっかりくっついていて剥がれません。
これは藍染の和紙です。
他にも 辻が花(コロナ前にお願していた羽織が出来ていました)や
塩沢が作れなくなっている現状のお話など
明日からぽつぽつ書かせて頂きますね。
可愛い着物や帯も連れ帰りましたので。。
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