幻の辻が花染のお話。羽織や帯、あります。

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猫たちが布団に潜り込んでくるようになって
秋の訪れを実感します。
犬散歩に5時過ぎに行くと まだ暗くて綺麗な朝焼けを見ることができます。
なんだか 秋を楽しむ間もなく 一気に冬になりそうな気配ですね。
でも まだ袷は着たくない。。
最高気温が20度切るまで単衣でいいかな。
予報では 明日いきなり最高気温19度とかになってますけど。
単衣に単衣の羽織でちょうど位かな・・・。
室内では羽織を脱いで単衣で十分。

羽織の話が出てきたところで。
久し振りに じざいやオリジナル羽織登場です。
この意匠が好きで かつて色違いも作ってますが。

紫の縮緬に 衿だけ、辻が花で模様を入れています。
かなーり、カッコいい。
白洲正子さんがお召しになってた羽織からヒントを得て作ったものです。
後ろ姿は無地の羽織。
衿の辻が花が凝っていて 自慢の逸品です。


この

辻が花、という名前の花があるわけではありません。
なんとも 浪漫に満ちた名前のこの染めは
名前の由来や発生に謎を秘めつつ着物好きを魅了してやみません。

特徴なのは 絞り染めで柄の輪郭を作って その中に細い墨の線で
花弁や葉脈を描いています。
まだ友禅斎が生まれる前の室町時代です。
この絞りは あくまで柄の輪郭を地の部分と分けるためのもので
後の 立体感や滲みなどの質感を楽しむ絞りとは違います。
紋様を表すための手段であって 目的ではないのです。

辻が花、と呼ばれますが 花だけではなく
鳥やうさぎ、蜻蛉などの生き物モチーフも多く使われています。

室町時代の小袖の装飾として発生し 進化を遂げ
家康の衣装として最高級の技術が駆使され
絞りだけでなく 刺繍や刷り箔が加わり 華麗な慶長小袖の時代になると
友禅や鹿の子絞りなどに押されて姿を消していくのです。

幻の染め、として美術館や博物館に展示される明治、大正時代を経て
やがて 小倉健亮、大脇一心、久保田一竹らの研究によって
現在の辻が花が花くことになります。

もちろん帯もあります。
古典浪漫として辻が花の帯は 着物好きなら1本は欲しいですね。
経絣の紬に合わせてみました。
紬地の帯なので 単衣にも袷にも。
江戸小紋や あっさり目の小紋や付下げ位までお召頂けます。

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