朝、目が覚めたら雪が積もり始めてました。
東京の雪は3月に降るんですよね・・・
ようやく咲き始めた 春の花たちが凍えそうになってました。
早咲きの桜にも雪が。
寒い日には 色の濃い目のこっくりした着物を着たくなります。
例えば更紗。
更紗は 世界各地でさまざまな発展を遂げ、
日本の染織りにも深く影響を及ぼしましたが、
その多様さも手伝ってはっきりした定義が難しくなっています。
大まかに「花や人物などの模様を染めつけた木綿の布」というのが
世界の共通の認識になってはいるようです。
日本では着物の柄として絹に染めたものが主流です。
エキゾチックなこの柄はインドが起源とされています。
木綿の産地でもあるインドは染色も様々に発展しました。
紀元前3000年頃には
木綿織物に手描きの更紗が染められ始めています。
初期の更紗は枝などの細いものを使い、ロウケツ染めにしたものでした。
それがインドから世界中に広まり
それぞれの土地で独自の更紗となっていったのです。
まずはペルシャへ渡り ペルシャ更紗になりました。
イギリスやフランスへも広がってヨーロッパの花模様へと繋がります。
もちろんアジアでは タイ更紗、バティックの名前で知られるジャワ更紗、中国更紗もあります。
日本に渡ってきた更紗は
室町時代に南蛮渡来の舶来品として上流社会で珍重され
茶人の間では名物裂として愛用されました。
国内で更紗が作られるようになるのは
木綿の栽培が普及した江戸時代です。
当初はインド更紗やジャワ更紗を模したものでしたが
次第に日本独自の模様や構成が取り入れられ
日本風に変化して和更紗となりました。
各国で文様も技法も別々に発展して 一見全く別の模様になりましたが
どれもなんとなくエキゾチックで密度が濃く
それが「更紗らしさ」になっています。
現在日本で染められている更紗は
長崎の天草更紗、鍋島藩が保護した木版の鍋島更紗、
京友禅のように華やかな京更紗、
多数の型紙を使う江戸更紗などがあります。
更紗の着物は ぎっしりと柄が詰まっていて
色も濃いめで多色が多いので
帯はすっきりとしたものを合わせるのが定番です。
例えば 藤山千春さんの吉野間道帯や
首里花織などを合わせると優等生ですね。
でも じざいや的には それでは面白くないので
やんちゃコーデにします。
こってりにはこってりを。
今日は百亭さんの 刺繍帯を合わせました。
前は比較的おとなしいので ふーん・・という感じかもしれませんが
お太鼓は ボリューム感のある 太い糸での百亭さんならではの独自の技法で
たっぷりと。モチーフはケイトウの花なんだそうです。
帯地は 波筬織でうねりが入っています。
迫力ありますよね。
パワー着物にパワー帯を合わせる。
気持ちが元気じゃないと 負けそうになりますが
こういうのもコーディネイトの面白さです。
お相手がいる時じゃない 楽しみで着る着物には
正解・不正解はなくて 好き、だけで良いと思います。
そんな中で
季節感や 格合わせが出来れば上々。
楽しむ、を楽しんで良いと思います。
着物を楽しみましょう。
今更、ですが 3/3の気功術でお出しした
スパイス講座講師 吉江先生お手製のお菓子。
黄色いのが
ロクム(ターキッシュデライト:魔女とライオンで出てくるそりの上で男の子が貰って食べてたお菓子)
上の菱型のが カリッソン(フランスのお菓子)
茶色いのは カシューナッツ入り湯餅。
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