横浜は久しぶりの雨で
最高気温が30度を切った、ときいて
涼しい、と思ってしまうのは 絶対間違えだと思うのだけど・・・
子供の頃、30度を超す日なんてひと夏に1日か2日だったし
夜は窓開けて寝れば十分涼しかったし
本当にこのままだと 日本は熱帯地方になってしまいそうです。
夏が長くなれば 浴衣の着用時期も長くなりそうですね。
元来浴衣は 湯帷子という平安時代に貴族が
蒸風呂に入るときに熱い蒸気から肌を守り汗を吸い取るために
着ていた麻のきものです。
帷子、とは かたひら、つまり単衣の着物のことです。
古くは片枚と記し,裏のない衣服をすべてこう呼ばれましたが
江戸時代には,単仕立ての絹物を単と称するのに対して
麻で仕立てられたものが帷子と呼ばれました。
江戸時代になってお湯を張った今のお風呂の形になり
銭湯が普及すると 湯上りのバスローブ的に着るものとして
木綿の浴衣が庶民に広がりました。
ですから浴衣と着物の違いは第一に
浴衣は本来素肌に着るものだ、ということです。
昔、お風呂上りにおばちゃんが着ていた
あっぱっぱ (死語ですか?ムームーみたいな簡易服)みたいなもので
元々は外出着ではありません。
せいぜい隣組(あーこれも死語)に回覧板を回しに行く程度のものでした。
ところが 現在の浴衣は
花火大会やお祭りのイベント衣装として定着しました。
着物もファッションですから変換していくものです。
しかし・・・下着を着けない浴衣は
やはり花火やお祭りのシュチエーションでのみ許される
格下のものでしょう。
素足に下駄が定番ですが
私位の年齢になると 素足での外出や
浴衣で公共の乗り物に乗るのは ちょっと抵抗があります。
そんな中、襦袢や足袋を着用する高級浴衣なるものが登場しました。
これは木綿の単衣だろーと言いたいものもありますが
浴衣売り場に売ってますね。
下着を着てもいい浴衣、という言い方も妙ですが
昔からの綿コーマの浴衣に襦袢を着て半衿を覗かせても
暑苦しいだけですから(本人も見た目も・・・)
これは襦袢の上に着るものの格の問題になります。
紅梅などの変り織りや綿麻、絞りの生地などは
手間のかかった分 コーマ地のものより上等とされます。
これらなら 半衿も足袋も似合うでしょう。
帯も博多献上や麻の染帯のお太鼓がしっくりきます。
浴衣は涼しげに着るのが身上。
といって襟元をはだけ過ぎたり 足や腕を露出するのは
目障りで暑苦しいです。
背筋をシャンと伸ばして あちぃ~~を顔に出さないのが
粋で美しい夏の浴衣姿です。
絞りの浴衣に 半幅帯ではなくお太鼓を合わせるコーディネイトをしてみました。
絞りの浴衣は まだ幅出しが完全ではないので
絞りのシボが高くて幅が狭いです。
これを 仕立てる時に 着物の寸法に合わせて幅出し、という作業で
横幅を伸ばして整えます。
なので 帯を乗せた画像では幅が狭くて帯が大きく見えてしまいますが。。。
藍白の浴衣は 粋に着たいですね。
大き目の桜の柄に 縞の麻八寸帯で。
一番人気の亀さんは 水生生物繋がりで金魚の帯を。
トンボや金魚の浴衣はよくありますし
いっそ 龍とか鯉も見ますけど 亀。。絶対可愛い。ドキュン物件です。
可愛い、には 可愛い、をぶつけて可愛いの相乗効果。
ほわほわお花に 和菓子帯。
本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
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