来年の夏用発表!絞りの浴衣。絞りのお話。

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ちょっと気が早いですが
来年の夏用の 絞りの浴衣が届きました。
今年も残り1か月半ほど。
記憶が無くなるほど 日々が早く過ぎ去りましたので
来年の夏も あっという間にやってくるの確定。

と、いうわけで。
絞りの浴衣に 半幅帯をコーデしてみました。
これは 夜空に花火があがったみたいですね。花火の絞り浴衣
帯は 菜乃花さんの型絵染、薔薇です。生地は片貝木綿。
薔薇の半幅帯

着用はこんな感じ。

絞りの浴衣は 自宅で洗ってアイロンいらず。
手でパンパン!と叩いて伸ばしておけば大丈夫です。
絞りの凹凸が肌との間に隙間を作って涼しいのも特徴です。

半衿付けて足袋履いて。
名古屋帯締めて お祭りや花火大会以外にも活躍してくれます。
絞りの浴衣は 愛知県有松産が有名ですが
こちらは 京絞りです。

絞り染という技法自体はとても古く
紀元前より世界各地で行われています。
その中で愛知県の有松が 絞りの産地として知られるようになったのは
江戸時代です。
有松の隣には三河木綿の産地の三河です。
これに目を付けた竹田庄九郎という人物が 研究を重ね
三河木綿を糸で絞って藍染にした手ぬぐいをを
「九九利染」と称して街道で売り出しました。
これが評判となり 後に尾張藩の特産品「有松絞り」になりました。

有松で考案された絞り種類は
100を越すと言われ 現在も70種以上が受け継がれています。
蜘蛛絞り、鹿の子絞り、三浦絞りなどの名前がつけられた
多様な絞りの技は 実は一人がたった一つの技術を極めるもので
一人で多様な絞りの技術を身に付けることはありません。
鹿の子絞りの職人さんは一生、鹿の子だけを絞るのです。
それほど繊細で高度な技術を必要とされます。
かつての有松では 絞りは母から娘へと伝えられるものでした。
どこの家でも娘が絞りをするのは当たり前でした。
今は絞りが出来るは おばあちゃんばかりになり
市の養成所もありますが
中国ものに圧されて 技術の衰退は免れないところです。

それに対して 京都の絞りは「京鹿の子」を代表とする絹もので
総疋田の振袖では1反に18~20万もの括りが施されています。
疋田以外にも 縫い締めや 巻き絞り、帽子絞りや桶絞りなど
様々な技法が駆使されます。
その精緻な技術が浴衣にも受け継がれているのです。

ほかにも
七宝繋ぎ

桜と竜巻絞り  などなど。

ちょっと先を楽しみにしてみませんか。

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。

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