温かいのは嬉しいけど 花粉が凄いですね
シジュウム茶、というのが私には効いたのですが
3時間位しか効き目が続行しないんですよね。
まあ お茶なので頻繁に飲んでればいいだけなんですけど。
20度を超えて25度になると単衣を着たくなります。
去年は3/25に単衣を着てるみたいです。
その後 また袷に戻ってはいますけど。
春の初単衣には厚手の木綿がピッタリです。
木綿なら一年中単衣でも文句言われないですし。
ホコリっぽい季節に 自分で洗える木綿単衣はありがたいですね。
ということで
今日のコーデは木綿です。
弓浜絣になります。
絣の柄は文(手紙)ですね。
山陰地方の木綿には生活感溢れる絣柄があって楽しいです。
木綿は、延暦18年(799年)に
三河に漂着した外国船が伝えたとされていますが、
この時は、伝来した木綿の種子をまいてもうまく育ちませんでした。
鎌倉時代、室町時代には、国産の木綿がなく、
木綿製品は全て舶来物でした。
木綿の布はとても貴重な品であったのです。
15世紀の後半になると朝鮮から綿布が大量に輸入されるようになり、
16世紀には明からの綿布(唐木綿)の輸入が加わって、
上流階級では木綿の着用が流行しました。
さらに南蛮貿易によって東南アジア諸国から縞木綿がもたらされ、
その中にはインド産のサントメ縞(唐桟)や
ベンガラ縞、セイラス縞などが含まれていました。
これらは近世日本の模様染や縞織の発達に大きな影響を与えたのです。
国内で木綿の栽培が始まるのは16世紀初め頃。
木綿は丈夫で耐久性にすぐれているため、
戦国時代の武士たちは幕や旗差物、袴などの衣料や
船の帆などにも使われました。、
需要の増加にともなって三河などで木綿栽培がはじまり、
またたく間に近畿・関東地方でも栽培されるようなったのです。
江戸初期には農民の着物も麻から木綿へと転換し、
江戸中期になるとほとんど全国的に木綿織物が生産されるようになって、
各地で特色のある銘柄木綿が生産されました。
さらに縞や絣、型染や筒描、藍染など文様と染色技術の進歩とともに、
多様な綿布が生産されるようになったのです。
木綿2
かつての日本は繊維産業国として大きな市場を持っていましたが
絹糸の自給率は1%、木綿糸にいたっては0%とされています。
木綿は明治半ばくらいまでは自給率100%だったものが
安い輸入物に押されて激減してしまいました。
衣食住、と言いますが 食も衣も自給できない国というのは
本当の意味で独立しているとは言い難いのではないでしょうか。
絹も木綿も農業から生まれるのですから
農耕民族である日本人の原点だと思うのですが。。
それでも各地で細々と綿を栽培している方々がいます。
ほとんどが染織を目的とされたもので
一部の作家さんへ渡ります。
また丹波布のように綿花を自分たちで育ている
染織家さんも居ます。
自家用の木綿なので統計には出てこない量です。
コロナ前には輸入綿がキロ当たり高くとも1000円程度なのに対し
国産綿はキロ当たり1万5000円以上と言われていました。
コロナの間にも木綿は爆上がりして
現在 コロナ前の1,5~2倍の価格になっています。
綿糸の値上がりで 木綿の着物はもちろん、
帯芯なども一気に値上がりしています。
木綿の着物、ということろから見れば
日本で綿花の栽培が本格的に始まったのは16世紀初頭のころで
戦国時代、武士たちが それまでの麻や葛などの繊維に比べて
木綿の保温性、耐久性、なにより肌触りの良さを評価して
様々に用いるようになり全国へと広まっていきました。
植物の和綿としても日本の風土で良く育つように改良され
様々な種類が作られました。
綿の中で最高と言われてるエジプト綿は
細く長い繊維が特徴でそのためしなやかで薄い織物ができますが
高温で乾燥した土地でないと育ちません。
日本の気候に適した綿は繊維が短く太い糸ですが
厚手でしっかりとした布になりました。
これらが 久留米絣や出雲、弓浜など各地の木綿織物を
生み育てることになります。
手にしたときに ほっこり安心感を覚える木綿の着物は
和綿で織られてこそ 本来の風合いを出すことができるのです。
木綿きもの場合、糸番手(太さを現す単位)は
40~120と差がずいぶんとあります。
40だと ソフトデニムのような感触ですし
120になると上等のワイシャツのようです。
また手引きの木綿は ふっくらとしていて
実際の重さよりも厚みを感じます。
同じ久留米絣でも 数万円のものと
100万クラスのものでは 同じ久留米絣と呼んで良いのかと
思ってしまうほどに 糸質に差があります。
機械織りには 機械織りの良さが
手織りには 手織りの良さがあり
とにかく 沢山触ること。
良い木綿を見分けて自分に合った木綿を手に入れるには
それが一番の方法です。
じざいやで現在触って頂ける木綿は
備後絣、弓浜絣、出羽木綿、薩摩絣、
片貝木綿、久留米絣。
触るだけでもどうぞー
水曜木曜に出勤のスタッフのりちゃんが
大好きな よもぎ桜あんぱんを買ってきてくれました。
季節限定で毎年 現れるこのパンが大好きで
1日3食全部これでもいい・・・。
ふわふわのよもぎパンの中に 道明寺の桜餅がまるまる入ってます。
これを考えた人、天才。
自宅でトーストに桜餅を挟んでみたけれど
それはそれで美味しかったですけど。。。
でもね ダイエット中なので 週1で我慢です。
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本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
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