昨日の雪は思ったほどの被害も出なかったようで
ホッと一息です。
日曜の夜から月曜にかけてまた雪マーク付いていますが
明日と日曜の日中は良いお天気のようなので
連休を満喫ください。
まあ オミクロンが猛威を振るってますので
遠征はできませんけど 着物で近所に春を探しに、位は。
じざいやにも春が待ってますよー
今日の和菓子。可愛すぎる。今年はまだウグイスの声を聴いてないな。
毎日のようにコーディネイトの画像を撮っていて思うのは
帯の力、ということです。
コーデとは着物と帯の相乗効果ではあるのですが
帯を替えることで変化する着物の表情の不思議は
コーディネイトする楽しさであり、基になっています。
日本の服飾は古墳の時代から様々に変化しているものの、
どの時代にも紐や帯が使われていました。
それは単に着装する道具というだけではなく
古代においては「むすび」は森羅万象を生み出す霊的な力であり
「結ぶ」という行為そのものが信仰的な意味を持っていました。
飛鳥奈良時代には中国や朝鮮半島の文化の影響が強く
着物の形状は今日の洋装に近いものを各種の紐・帯類で
体に沿わせるようにしていましたが
帯は細いながらも色目や文様、玉などの飾りによって
官位を明らかにし 身分を示すものでもありました。
平安時代になると日本独特の服飾形態がほぼ完成して
女性は十二単などの重ね着が特徴的になりますが
袴紐や腰紐以外の帯らしいものは見られません。
帯が重要なものとなってくるのは
小袖という着物形態が広がり、重厚な装飾がなされるようになる
中世半ば以降でしょう。
それでも当時の絵画を見ると
帯というより紐に近い細幅のものが使われて
結ぶ位置も腰骨の左脇か前になっています。
近世になって小袖の袖幅が狭く、身幅が広がり
今の着物に近い形になりますが
それでもまだ腰位置で前か脇で結ばれています。
江戸の中期になってようやく長さも幅も広くなり
着物姿の重要な存在となってきます。
そうなると遊女や歌舞伎役者が流行の発端を作り
帯は多様な意匠を誇るようになり
結び方にも技巧を凝らされるようになったのです。
帯が着姿の中で重要な役割をするようになって
まだ300年ほどですが
着物を楽しむ、ということは
帯を楽しむことでもあるのだなぁ。と思うこの頃です。
本日のコーデは
まず 14日のバレンタインに向かって
薔薇と天使を塩沢をちょっと大人テイストにしてみました。
バレンタインセール?で4割引きになっています。
173,800円 が 今なら104,280円
この着物はピンク多用でうんと可愛くもできるのですが
今日はあえて グレーを効かせて。
後藤秀二さんの多色縞八寸帯。
この八寸は 紬に万能。困ったときの1本になってくれます。
こちらも 今なら2割引きで 22万を 176,000円。
どんな色の紬に合わせても。もう1つ、帯魅せコーデで
上質なしっとり本場大島紬に
筒書きの帯で「月桃」
月桃なんて 沖縄の人以外馴染みがないので
もう季節無視でもいいかな、と。生地的に夏はNGですけど。
前の意匠も可愛い。
紅型は知ってるけど 筒書きは初めて知った、という方も多いと思います。
一味違う沖縄の味。
地色のグレイッシュなピンクがイイのです。
花でも お花お花していなくて葉っぱに囲まれたようなデザインも一ひねりで
面白いなあと思うのです。
今日は 菜乃花さんが お誂えの帯を納品に来て下さいました。
水玉絣のお召しに 遠藤あけみさんの型絵染帯。森と鳥。
帯は 明日お誂えのご本人さんの了解を得てからご紹介しますね。
このところ お誂えのご依頼が多くて
面白いことこの上なし。
お誂え 怖くないですから
こんな帯欲しい、こんなモチーフを帯にして、など
お気軽にご相談ください。
こんど お誂えコーナー作りますね。お楽しみに!
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