蘊蓄・豆知識

浴衣と着物の違い。浴衣を着物の風に着るには?

横浜は久しぶりの雨で
最高気温が30度を切った、ときいて
涼しい、と思ってしまうのは 絶対間違えだと思うのだけど・・・
子供の頃、30度を超す日なんてひと夏に1日か2日だったし
夜は窓開けて寝れば十分涼しかったし
本当にこのままだと 日本は熱帯地方になってしまいそうです。

夏が長くなれば 浴衣の着用時期も長くなりそうですね。

元来浴衣は 湯帷子という平安時代に貴族が
蒸風呂に入るときに熱い蒸気から肌を守り汗を吸い取るために
着ていた麻のきものです。
帷子、とは かたひら、つまり単衣の着物のことです。
古くは片枚と記し,裏のない衣服をすべてこう呼ばれましたが
江戸時代には,単仕立ての絹物を単と称するのに対して
麻で仕立てられたものが帷子と呼ばれました。
江戸時代になってお湯を張った今のお風呂の形になり
銭湯が普及すると 湯上りのバスローブ的に着るものとして
木綿の浴衣が庶民に広がりました。

ですから浴衣と着物の違いは第一に
浴衣は本来素肌に着るものだ、ということです。
昔、お風呂上りにおばちゃんが着ていた
あっぱっぱ (死語ですか?ムームーみたいな簡易服)みたいなもので
元々は外出着ではありません。
せいぜい隣組(あーこれも死語)に回覧板を回しに行く程度のものでした。

ところが 現在の浴衣は
花火大会やお祭りのイベント衣装として定着しました。
着物もファッションですから変換していくものです。
しかし・・・下着を着けない浴衣は
やはり花火やお祭りのシュチエーションでのみ許される
格下のものでしょう。
素足に下駄が定番ですが
私位の年齢になると 素足での外出や
浴衣で公共の乗り物に乗るのは ちょっと抵抗があります。

そんな中、襦袢や足袋を着用する高級浴衣なるものが登場しました。
これは木綿の単衣だろーと言いたいものもありますが
浴衣売り場に売ってますね。
下着を着てもいい浴衣、という言い方も妙ですが
昔からの綿コーマの浴衣に襦袢を着て半衿を覗かせても
暑苦しいだけですから(本人も見た目も・・・)
これは襦袢の上に着るものの格の問題になります。
紅梅などの変り織りや綿麻、絞りの生地などは
手間のかかった分 コーマ地のものより上等とされます。
これらなら 半衿も足袋も似合うでしょう。
帯も博多献上や麻の染帯のお太鼓がしっくりきます。

浴衣は涼しげに着るのが身上。
といって襟元をはだけ過ぎたり 足や腕を露出するのは
目障りで暑苦しいです。
背筋をシャンと伸ばして あちぃ~~を顔に出さないのが
粋で美しい夏の浴衣姿です。

絞りの浴衣に 半幅帯ではなくお太鼓を合わせるコーディネイトをしてみました。
絞りの浴衣は まだ幅出しが完全ではないので
絞りのシボが高くて幅が狭いです。
これを 仕立てる時に 着物の寸法に合わせて幅出し、という作業で
横幅を伸ばして整えます。

なので 帯を乗せた画像では幅が狭くて帯が大きく見えてしまいますが。。。

藍白の浴衣は 粋に着たいですね。
大き目の桜の柄に 縞の麻八寸帯で。

一番人気の亀さんは 水生生物繋がりで金魚の帯を。
トンボや金魚の浴衣はよくありますし
いっそ 龍とか鯉も見ますけど 亀。。絶対可愛い。ドキュン物件です。

可愛い、には 可愛い、をぶつけて可愛いの相乗効果。
ほわほわお花に 和菓子帯。

 

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夏の着物や帯の種類についてのおさらい。

今日も35度の横浜・・・・
梅雨はどこ行ってしまったんでしょう?
暑さにヘロヘロですが 唯一救いは
もう夏もの全面解禁、ということです。
全力で夏着物を楽しみましょう。

毎年 書いていますが
夏きものの楽しみは その美し透け感と種類の多さです。

「透ける生地」というのは 材質や織り方で
思いのほか種類が多くて混乱を招く元でもあります。

そこで 夏ものについてのお浚いです。

夏物・・・透ける着物・帯の総称ですが
とても種類が多いのが 夏物の特徴でもあります。
透けるから夏物なんだろうけど
一体これは何? いつ、どんなコーディネイトで着るの?という
お問い合わせを頂くことも多いですし
検索キーワードには 「絽と羅の違い」なんて言葉が多く出てきますので
夏物について 書いてみます
まず 大抵の呉服屋さんで夏の着物、と薦められるのが「絽」。
小紋~振袖、留袖などの正装にも使われる
夏の定番です。帯にも使われます。
こちらは じざいやオリジナル、麻絽に和菓子の名古屋帯。
ガラスの器に蜜豆が涼し気~~~
お求めはこちらからどうぞ。

三本、五本、または七本ごとの緯糸に経糸を絡め
隙間を作って織られたものです。
それぞれ、三本絽、五本絽、七本絽と呼ばれ
絽目(隙間)の幅が広くなっていきます。
経糸に緯糸を絡めた 経絽もあります。
また 糸に撚りをかけない平絽と
強い撚りをかけた駒絽があり
駒絽の方がシャリ感があり涼風に優れています。
絽に様々な模様を織り込んだ 紋絽もあります。

次いで「紗」
絡み織りの一種で 経糸二本が一組になり
そこに緯糸が織り込まれるごとに 経糸がよじれ、
隙間を作る織り方です。
絽よりも全体の透け感が強くなります。

いくつかの種類があり
メーカーによって呼び方も違うことがありますが
粋紗(翠紗・すいしゃ)と呼ばれるものは
玉糸を使って紬風の風合いを持たせたものです。
(玉糸を使っていないものもある)
紋紗 は 地模様を織り出した紗です。
近頃見ませんが アンティークによくあるのが二重紗。
二重組織になっていて
裏と表が別の色で織られていたり、裏が縞や市松などの
柄になっていたりします。
着物のほか、コートにしたりします。

贅沢なお洒落着として 名前は耳にするけど
なかなかお目に掛かれないのが 紗合わせ。
紗を2枚、もしくは 紗と絽を合わせて仕立てたもので
表に無地、裏に友禅柄などを描くことで
表地を通して裏の柄が透けて見えるもので
本来は単衣の時期のきものとなります。

じざいやオリジナル 新紗合わせ?
麻の襦袢に型絵染を施して 夏着物と合わせて透ける柄を楽しむ新提案です。

「羅」もよく耳にすると思います。
正倉院の御物にもあるもので
古くから知られてはいたものの 織り方が複雑すぎて
一時は技術が途絶えてしまっていたものを
昭和になって 北村武資氏が復元しました。
紗や絽より複雑な搦み組織で、
紗や絽は二本の経糸が一組になって緯糸を交差するのに対して、
羅は経糸すべてが次々と連続的な交差をし、ねじれて連なっています。
織る、より編むような感じ。
捻じれることで 斜めの組織に特徴があります。
北村武資 羅の八寸

機も特殊なものです。
本物の羅は限られた高価なものですが
一般に羅の帯、羅のコートと呼ばれるものは
太めの糸で粗く織られた「粗紗」のことです。
こちらは粗紗の帯。

羅、紗、絽の違いは何回か書いていて画像もありますので
こちらをご覧ください

夏の紬は 透け感のあるものを紗紬、夏紬と呼びますが
撚りを掛けた糸や生紬を使って
シャリ感を出したものの総称です。
各産地の名のついた 夏大島、夏黄八、夏塩沢、夏牛首、夏結城・・・
夏大島は奄美や鹿児島でも織られていますが
↓ 夏大島紬

夏黄八は 八丈島ではなく十日町で織られています。
夏結城も 結城ではなく十日町で織られているものが多いですね
(結城では 真綿と麻の交織の夏結城を見せてもらったことがあります)
明石縮 も明石の名が付いていますが十日町産です。
↓ 明石縮

まぁ 産地はどこであれ
夏の季節に着る 透け感のある紬で 以前は盛夏(7,8月)のものでしたが
近年は 透け感の少ない濃い色のものは
単衣の終わりや 秋単衣の最初の時期にもお召しになるのも
ありになってきました。
だって 6月9月でも30度超えたら もう夏ですよ。
そして 麻の着物たち。
上布と呼ばれる 手績みの苧麻を手織りにしたものや
気軽な機械織り、ラミー糸のもの
著麻とラミーの交織などがあります。
盛夏の着物、とされていますが
濃い色のものや 糸の太い透け感の少ないものは
単衣の時期から着てしまっても許しちゃいましょう。
↓ 小千谷縮

↓ 越後上布

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伝統工芸的有松絞りの浴衣

なんなんですか~~ この暑さ。
もう 溶けそうです。危険を感じる暑さですよね
まだ 半夏生が過ぎたばかりで夏本番前なのに。

夏ですから浴衣です。
今年は ちょっとリッチな大人の浴衣、は如何でしょう?
近年、絞りの浴衣も関東で見かけるようになりましたが
数年前までは 雪花絞りはあっても
縫い締めや手蜘蛛、帽子絞りなどの絞りの浴衣はあまり見かけませんでした。
絞りの本場 有松のある名古屋や東海地方では見かけましたけど
横浜では本店が名古屋の松坂屋か
ちょっと変わったものが好きな小売店が扱ってる程度でした。
絞りの浴衣は 生地に絞りの凸凹があって
肌に張り付かず涼しいのと
洗ってもアイロンいらずなのが楽ですし
多色の可愛さと 着物風に着られるちょっと高級感のあるところが
良いですね。

つい先日も書きましたけど

絞り染という技法自体はとても古く
紀元前より世界各地で行われています。
その中で愛知県の有松が 絞りの産地として知られるようになったのは
江戸時代です。
有松の隣には三河木綿の産地の三河です。
これに目を付けた竹田庄九郎という人物が 研究を重ね
三河木綿を糸で絞って藍染にした手ぬぐいをを
「九九利染」と称して街道で売り出しました。
これが評判となり 後に尾張藩の特産品「有松絞り」になりました。

有松で考案された絞り種類は
100を越すと言われ 現在も70種以上が受け継がれています。
蜘蛛絞り、鹿の子絞り、三浦絞りなどの名前がつけられた
多様な絞りの技は 実は一人がたった一つの技術を極めるもので
一人で多様な絞りの技術を身に付けることはありません。
鹿の子絞りの職人さんは一生、鹿の子だけを絞るのです。
それほど繊細で高度な技術を必要とされます。
かつての有松では 絞りは母から娘へと伝えられるものでした。
どこの家でも娘が絞りをするのは当たり前でした。
今は絞りが出来るは おばあちゃんばかりになり
市の養成所もありますが
中国ものに圧されて 技術の衰退は免れないところです。

そんな中、国内の伝統工芸的手法による ワンランク上の浴衣がこちらです。

絞った人、染めた人の名前が書かれています。
種類の違う絞りが使われているので 二名のお名前が連ねられています。
「桜」という名前の絞りです。

まだ 全部 幅出ししていないのですが 全体はこんな感じです。


色違いをモデルさんが着ている画像がありました。
着用すると柄はこんな感じ。

お求めはこちらから。 

半衿付けて着物風にも すっきり浴衣としても素敵です。
明日は パステル系の可愛い絞り浴衣をご紹介します

 

 

 

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絞りのお話

定休日は月曜が小唄とお三味線のお稽古でした。
生徒さん募集中です。
興味のある方は 見学オッケーですのでお問合せください。
お稽古の時に 着物を着る機会にするのも良し。
もちろん お洋服で気楽にお稽古ください。
年に1,2回ある発表会(内輪の気楽な会です)には
着物で集まるのも楽しいものです。

型絵染作家の菜乃花さんも 小唄のお稽古を楽しんでいらっしゃいます。
お稽古の時は出来るだけ着物でご参加くださいます。

近江縮に すくい織で季節の花丸を織りだした素敵な夏帯の菜乃花さん。
7/28の 菜乃花さんの型絵染ワークショップ。
紹介ブログに 当日染めて頂ける型一覧を増やしました。
菜乃花さんの型絵染ワークショップ

もうお1人 素敵な着物美人さんをご紹介しそこねたのですが
大事な画像を消してしまいまして💦
有松絞りの着物と言っても過言ではない 浴衣だったのです。
紫に辛子~緑のぼかしで 大きな薔薇を絞り染にした大人な浴衣でした。
絞りの浴衣は 近頃 板締めの雪花絞りが多くて
もちろん雪花絞りも可愛いのですが
やはり手絞りで様々に柄を染めだしたものは
板締めの幾何学模様とは違う 温かさと大胆と緻密を兼ね備えた面白さがあります。
絞りのハンカチ、絞ったものを解いている途中です。
絞ったところが ツンツンしててそのままでも可愛い。
絞りの歴史は古く、世界の様々な地域で
布を染色する技術の1つとして
インド、アフリカ、南米などでそれぞれの絞りが発展しました。
現在では インドとアフリカ、そして日本が生産地ですが
技術的に一番多くの種類があるのが日本の有松なのです。有松は東海道の整備改修のために生まれた村で
大きな宿場町ではなく、かといって豊穣な土地でもなく
村興しの産業として始めたのが絞り染めだったのです。
街道名物として旅人相手に商う 絞りの手ぬぐいから
技術開発の末に 尾張藩の特産品としての有松絞りになりました。
広重の東海道五十三次の浮世絵や
十遍捨一九の東海道中膝栗毛にも有松絞り商家の
豪勢な様子が描かれています。

三河地方では綿栽培が盛んで綿布が入手しやすかったのと
庶民にはまだ高級品だった綿を
お土産品として手に取りやすくしたのが全国への普及を助けたのでしょう。
絞りの技術は数多く、100種を超えて開発されました。
各々がとても高度で複雑に進化したため
一人でいくつもの技法を駆使することは困難です。
有名な鹿の子絞りのように生地を糸でくくる技法でも
手結び鹿の子、突き出し鹿の子、蜘蛛絞り、三浦絞りなど
生地を縫い絞るのは平縫い絞り、折縫い絞りなど
帽子絞りや板締め絞りなど道具を使うものもあります。
一人の職人が一生をかけて1つの技法を極めていくのです。

近頃は着物や浴衣のみでなく
Tシャツやブラウス、小物やインテリアなどに用途も広がっています。
毎年6月には 有松絞り祭りが開催されます。
今年は終わってしまいましたが とても賑やかで
沢山の絞りの浴衣が見られるのと
この時にしか出ないB反がお買い得なのです。
ここ数年で 絞りのメーカーも廃業が続き
絞りも存続の危機にさらされています。
機会がありましたら 一度有松の絞り祭りに行ってみてください。

さくらこお誕生日記念?洗える絹麻襦袢仕立て上がり5万円。
残り少なくなりました。
気になってる方は お早目にどうぞー

インスタブラム、あと12人さまで フォロワー1000人達成です。
もうちょっと早く達成するかと思ってたのですが
時間掛かってしまいました・・・
フォローよろしくお願いいたします。

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雨の日のきもの。選び方とアフターケア。

梅雨ですねー 雨降りです。
今年は梅雨明けが早いということですが(予報では横浜7/15梅雨明け)
それでも 週間予報は傘マークだらけ。

元町厳島神社に夏の祓いの茅野輪が立ちました。
6/30の日曜に潜りにいらっしゃいませんか?
半年分の厄落としです。

雨の日には 着物を着るのを敬遠しがちですよね。
雨の日は着物を着ない!とおっしゃる方もいらっしゃいます。
この頃の雨は ちょっと当たっても
すぐにシミになってしまうし
歩いていても泥跳ねが心配だし。
雨の日はきもので出かけない、というのも
1つの選択ではありますがそれでは ちょっと寂しいです。
雨の日でも着物を楽しむ方法を考えてみました。

雨に強いのは、ポリエステルはもちろんなのですが
じざいやとしては、それは置いといて。

まず、シボのある着物は基本的に水に弱い=雨に弱い、です。
縮緬やお召しは避けましょう。
雨に当たると 当たった部分が見事に縮みます。
近頃のお召や縮緬は 織元で防縮加工をしているのが多いですが
アンティークや 頂きもののお召、縮緬は、縮む危険が高いので 雨に日は避けた方が安全です。
縮緬やお召しで雨の日に出かける可能性があるならば
ガード加工してしまうのも方法です。
ガードしてしまえば多少の雨なら怖くありません。

濡れても あとのケアが自宅でしやすいのは
木綿か 絹なら大島紬などの生糸を使ったものです。
木綿は藍染のものは濡れると色落ちしやすくなりますので
帯などは色落ちしても気にならないものが良いですね。
単衣の木綿なら雨で濡れても自宅で洗えるので気が楽です。
絹ものは ツルり、とした風合いのものが縒りのない平織で
濡れても縮みにくく、雨の浸透が少ないです。
繭のセリシンをあまり落とさない生紬の糸も雨をはじきます。
元々繭は雨に強いのです。そうでないと中の蛹がおぼれてしまいますからね。

そして何より水に強い繊維は麻です。
まさに今、梅雨の味方です。
麻は乾燥している時より濡れている方が繊維としての強度も強くなり
まさに雨の日のためのきもの。
熱の伝導率も高く熱を放射して 乾燥も早いので
蒸し暑い梅雨から日本の夏にうってつけです。

シナ布などの植物繊維は湿気を好み、また水分を与えることで柔らかく扱いやすくなります。
なので湿度の高い雨の日には濡れても安心、締め心地もよし。
雨が降ったら迷わず植物繊維のものを着ましょう。
この季節、芭蕉布や上布類、シナ布に葛布、藤布など植物繊維が豊富です。
そして 意外にも紙布は水に強いです。
和紙の繊維は植物ですからね・・・
出雲絣の青戸さんも ご自作の紙布の八寸帯を何度も洗った、とおっしゃってました。
奈良の二月堂のお水取りの修行僧が着ているのは 紙の着物ですが
あれは紙布のように和紙を縒って糸にして織るのではなく
厚手の和紙を揉んで柔らかくしてそのまま縫い上げているもので
洗えない、とのことです。

対して、絹は水に弱い、と言われます。
繭の状態では水を弾きますが(水を吸ったら中の蛹が溺れてしまう)
糸にする段階で表面のセシリン(繭のたんぱく質)をある程度除くことで
艶や風合いを得る換わりに水を弾きにくくなってしまうのです。
反物は着物として仕立てあがる以前に
友禅でも染めるにしても
紬で先染めにするにしても 何度も水やお湯を潜るのです。
ですから 着物自体が水に弱いのではなく
水に濡れた状態の絹糸が外部の力に対して弱くなっているのです。
濡れた状態で無理な力を加えると
(ゴシゴシ拭いたり 引っ張ったり)生地が傷んで毛羽だってしまいます。
濡らしてしまったら 慌てず騒がず こすらずに
なるべく早く脱いで 広げて乾かすようにしましょう。

雨の日には雨コート。
市販の二部式や化繊のものをお持ちの方も多いと思います。
アップルコートなどですが あまり可愛くもお洒落でもなく、実用本位。
そこでお薦めしたいのは
機械織りの大島や黄八丈(もどき)など
シワになり難い シャッキリ系の紬を防水加工してしまって
雨コート兼単衣コートに仕立てること。
4月~10月なら夏大島や小千谷縮で作っても素敵です。
衿は道行衿よりも 道中着衿の方が濡れる面積が少ないです。
雨コートにも塵除けにも
単衣のコートとして簡単な防寒にもなるのでとても重宝です。

雨の日は足元も悩みのタネ。 まずは足袋カバーで足袋の汚れを防ぎましょう。
普段着なら雨下駄で良いですが、小紋以上なら雨草履の用意を。
小雨ならカレンブロッソでも大丈夫です。
洋服よりお太鼓部分が出っぱっているので、傘はできるだけ直系の大きなものを。

雨の外出から戻ったら
玄関先でまず、着たままの雨コートをタオルでぬぐってから脱ぎましょう。
せっかく雨コートでガードした下の着物をコートの水滴で濡らしては元も子もありません。
雨で濡れなくても着物はいつもより湿気を含んでいますので
体温で暖かい内に衣桁に掛けて、手で撫でつけ、シワを伸ばしておきましょう。
雨下駄の爪皮も外してタオルで拭いてあげてください。
濡れた下駄に爪皮を付けたままにしておくと、ゴムの部分が傷みますので別々に乾かしてください。

雨の日も ちょっとした気遣いで着物が喜んでくれます。
雨だから着物を断念するのではなく
雨でも、雨だから、着物を楽しむ方法を考えましょう。

 

絹麻の襦袢を薄物の下に着た時の色写りについてご質問があったので。

薄い色はほとんど影響しません。ピンクがうっすら判る程度。
左から 水色、銀ねず、ピンク、薄桜、オフホワイト

濃いめのお色だと 透け感を抑えるのに使えますね
紫、緑、青。

ベージュ、辛子、紫

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絹糸の作り方(紡ぐ、座繰る、ずり出す)登喜蔵さんを偲んで・・・。

丹後から登喜蔵さんの訃報が届きました。
体調を崩されてる、とは伺ってましたが 突然のことに驚きと悲しみでいっぱいです。
今年は若手(この業界、60代だと若手・・・)の作り手さんの訃報が二人目で
本当に残念です。
3年ほど前に 人間国宝が相次いで亡くなる年がありましたが
新しい作品を拝見することが出来なくなったのは寂しいばかりです。

登喜蔵さんの作品は
ずりだし、という繭を染めてから糸を指先でつまみ出す古い技法と
丁寧な草木染が特徴でした。
登喜蔵さんの作品を 店で販売したのは じざいやが最初です。
天橋立の近くの工房へ押しかけて 口説き落としたのも懐かしいです。
グリちゃん、というアビシニアン(猫)もいました。
2017年の1月だったと思います。その時染め上がっていた糸たち。

機に掛かっていたこれから織る糸。

繭から糸を取る方法はいくつかありますが
人間が手で糸にするのは 大きく3つに分けられます。

登喜蔵さんは ずり出し、という古い技法で
今では その方法で糸を引く人はほとんどいません。
それは 先に繭のまま草木染にして 染めた繭から糸を摘まみだす方法です。

地元の植物から染めていて
使われるのは 紅梅、藤の若葉、桜プラス蘇芳、楊梅、藤袴、椿プラス蘇芳、鬱金。
ピンクは山桜、グレーが椿の花。

例えば 椿の花。ご夫婦で山に拾いに行って45リットルの袋に2杯が1年の量だそうですが
納得いく濃さにするのに5回染めるので毎年一回、5年掛かったそうで

繭は染めた後、一度は乾燥させ ずり出す前に水に浸けます



繭を摘まんで そのまま糸を引っ張り出していきます。
手の感覚だけで細くも太くも引きずり出します。
結城は出来るだけ細く均一に紡ぎ出すのが大切ですが
登喜蔵さんは あえて強弱をつけた節のある糸を布の味わいにしています。

 

こちらが 結城紬でお馴染みの「手紡ぎ」
繭を解して綿にして そこから糸を引き出します。
煮た繭を引きのばして7枚ほど重ね、つくし、と呼ばれる棒に巻き付けて、
そこから糸を引き出します。

結城の場合は 細くまっすぐに、撚りをかけずに引き出します。


膝の前にある筒状の入れ物が おぼけ。これ一杯に7つ分で1枚の着物の糸の量です。

 

繭を真綿に解さずに糸口を見つけて1本の糸として引き出すのが座繰り。
牛首紬などにも使われている方法です。
ここでは芝崎さん独自の70個一気引き。
茹でた繭を刷毛で撫でると 刷毛に誘導されて糸が引き出されます。

力技の一気引き。

 

普通は7個ほどの繭から一緒に糸を引き出してその糸を4本寄り合わせますが
芝崎さんの方法は70個ほどから一気に1本の糸を引き出します。
とても力のいる方法です。

引き出された糸は真綿ではないので 毛羽がなく艶やかに光っています。

現在 この紡ぐ、と 座ぐる、が紬糸の主流です。
糸によって織り上がりの風合い、表情も変わってくるのが面白く
作りてが 自分の作品に合った方法での糸作りをされています。

 

それにしても 本当に惜しいです。
登喜蔵さんの作品をお召になった画像を 登喜蔵さんの霊前にお供えして
こんなに楽しく着ていますよ、と報告したいです。
登喜蔵さんの着物or帯をお召の画像を送ってください。
まとめて 登喜蔵さんの奥様にお送りしたいと思います。

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梅雨前にカビのお話。麻に流水襦袢

夏物、2点で1点半額セール開催中!
夏着物&帯。この夏のお召しに間に合います。
夏きものデビューがまだの方、この機会に夏着物デビューしてみませんか?
夏の着物は美しいですよ!

昨日の真夏日から一転 4月上旬の気温だとか。
冷たい雨の一日になりました。
旦那の病院付き添い日でしたけど こんな雨の中、家出娘のまるこはどうしているのやら。。。
見かけはしませんでしたけど ご飯は無くなってました。
明日は会えるかな。
早く帰っておいで。

横浜はまだ梅雨梅雨入り前ですが 来週あたり梅雨入りするらしいです。
今年は遅かったですね。
雨は降らないと困りますけど 降り続くのも気がめいります。
私は雨女のようで ピンポイントで私の上にだけ降るのか、と思うほどに雨遭遇率?が高いです。

湿度が高くて 蒸し暑い梅雨の期間。
こんな時期には着物や草履にカビが生えやすいので
ご注意ください。

反物は織る時に糸のケバを抑え、滑りを良くするなどの目的で
糸に地糊を施しています。
その地糊を養分としてカビが発生し、
そのままの状態で長年風通しを怠りますと
生地自体が劣化してしまいます。
ですから仕立てる予定のない反物も湯通しはしておいて
地糊を落としておいたほうが安全です。
地糊の種類や強さ、様々な条件によって
全ての着物がカビるものでは有りませんが、
有機物の入った泥で染めた大島紬などはカビ易いものです。

また 着用して食べこぼしなどのシミを付けたままだと
そのシミを栄養源としてカビが発生することもあります。

カビを見つけてしまったら 良く乾燥をさせ、後は殺菌が必要です。
殺菌方法としては石油系の溶剤が効果的ですので、
丸洗い、しみぬきをお薦めします。
一度カビが発生した保管場所は
現状のままでは再度カビが発生しますので、
保管場所の環境改善をして下さい。

それにはカビが発生する条件から絶ってやればいいのです。
カビが発生しやすい条件は
湿気の多い所や風通しが悪い所や温度が高い所です。
最近の建物は機密性が高く冷暖房効率を高める構造で、
一年を通してカビが繁殖しやすい環境にあります。
保管している高さにも気配りして下さい。
湿気は下へ向いますから
座った顔の高さ以上の位置が理想です。
詰め込み過ぎにも注意して下さい。

和箪笥が良いのは 扉が観音開きになっていて、
引き出しは箱型でなくお盆型だからです。。
これは風通しを良くするためです。
一段に一枚を置き(つい数枚入れてしまいますが)
扉を開ける度に自然に風が通る仕組です。
和箪笥で無い場合には
できるだけマメに虫干しするか
中身の入替え(入れる場所の上下を交換する)をして下さい。

しかし なにより一番いいのは着ることです。
着ている着物は擦り切れることはあっても
カビることはありません。
着物、着ましょう。

今日の1枚は 先日ご紹介しました麻地に型絵染の渦巻き襦袢の姉妹品です。
こちらは嫁入り先が決まっているのですが掲載許可をいただきましたので。

薄いラベンダー色の麻襦袢に ブルー濃淡で流水の型絵染です。
渦巻とは 一味違う 流れる曲線が優雅で粋でもありますね。・・・。
これに クラゲの小千谷縮を乗せようと画策中・・・。
型絵染襦袢、お好きな柄(生地も)で染められますので
興味のある方はお問合せください。

夏赤城紬に合わせてみました。
渦巻より動きがダイナミックなので シンプルな着物か流水と相性の良い柄が似合います。
紗袷みたいで 楽しいです。

 

 

 

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じざいや的紗合わせの勧め

紗合わせ・・・着物好きにとっては憧れでもあり
着る時期の短さ、難しさで どうしたらいいのか分からない着物でもあるかと思います。
私にとって 初めて見た紗合わせはお茶の姉弟子がお茶会で着ていた着物でした。
その美しさに見惚れつつ 「暑そう・・・」とも思ったものです。
だってこちらは単衣なのに 薄ものとは言え仕立ては袷ですから。

でも ずっと「柄が透ける着物」に憧れがあって
いつかは、という構想がありました。
それが 麻襦袢に柄を描いて
麻の着物の下に着たら素敵なんじゃないか。というもの。
型絵染の菜乃花さんの協力を得て 今年ようやく実現しました。

ここで1つ。
透ける着物を2枚合わせたものを 紗合わせ、と呼んでいることが多いですが
本来 紗合わせは 柄ものの絽(もしくは紗)に無地の紗を合わせて仕立てたもので
縫い代がはみだして透けて見えないように
仕立にも細心の注意が必要なものです。
絽と絽、紗と紗を袷のうように仕立てるものもあり、無双と呼ばれます。
お襦袢の袖の無双仕立て、というのも 同じ生地で袷にしているからの呼び方ですね。

で、じざいやの紗合わせ風、は まず、襦袢と単衣の薄ものを
重ねて着ることで 襦袢の柄を透けて見せるという小技です。
上の着物を変えることで 色々な紗合わせ風を楽しめます。
そして 麻襦袢に柄がある、ということは
単衣の下に着る時の楽しみも増える、ということです。
最近の温暖化で 麻襦袢の着用時期が長くなって
早ければ3月末には着始め 着納めは11月ごろです。
1年の半分以上、麻襦袢が活躍してくれています。
単衣着物の下に 無地の麻襦袢でももちろん良いのですが
柄があれば チラリズムの着物の楽しみも倍増ですね。

では ご紹介します。
じざいやの最新作、 麻に型絵染襦袢「渦」です。

フリーハンドの絵みたいに見えますが
型絵染なんです。
麻は100番手のシルバーグレー。
渦巻は 水色から青、青緑のグラディエーションになっています。

では 薄物の着物に合わせてみましょう。
着物一枚だけの時と比較で並べています。
柄が透けるだけでこんなに楽しくなるんです。

まず。無地の小千谷縮。
無地で着るのと 柄襦袢を着ることで 柄の小千谷縮を持ってるみたい。
 

縞の小千谷縮なら。
 

真骨頂は柄ON柄だと思うので。
絣柄の小千谷縮に合わせます。
薄物ってい縞の入った着物が多いので 襦袢は曲線柄にしたかったのです。
着物と喧嘩しにくい渦巻模様。夏らしく涼し気でもあります。
 

もちろん、絹の着物にも。
経絣の明石縮に。

麻地型絵染襦袢、198000円、とお襦袢としてはお高いお値段です。
でも 型絵染で全体に柄を入れるのは着物と同じ手間ですし
着用期間が半年以上、ということは 単衣の襦袢は不要?2枚分の活躍です。
また、自宅で洗えるのでメンテナス料が掛かりません。
結果的には お得だと思うのです。
今回着物とお襦袢をセットでお求めくださった方には お襦袢のお仕立てサービスさせて頂きます。
自宅の洗濯機でジャブジャブ洗濯可能です。
既に しっかり水通し済ですので もう縮みません。

他所にはない じざいやオリジナルの着物の楽しみ方です。
やってみたい!と思われる方。お待ちしております。

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絣をお洒落にしてくれるお助け帯。

今日も暑い・・・暑い、意外の言葉を話たいのですが
お客様ご来店の第一声が「暑いですねぇ~~」なんだもの。

コーディネートのご相談を受けることも多いのですが
「絣の着物をどうしたら良いのか分からない」とおっしゃられます。

琉球絣や久米島紬の絣って日本の絣の原点で
日本人ならどなたでも似合うと思うのです。
誰が着てもかわいい。
ただ、一歩間違うと仲居さんとか 田舎っぽくなるし
色によっては昭和っぽくなっちゃいます。
それはそれで好きですけど。

絣の着物に帯を合わせるときのコツは着物と帯の柄の大きさを揃えないこと。
慣れないうちは着物と帯の地色を無理にパンチを利かせずに
同系や淡い色で抑えて 小物でメリハリを。どんな絣の着物も 可愛く今っぽくしてくれる魔法の帯がこちらです。
首里花織八寸帯。

百聞は一見にしかず。
とりあへず手持ちの絣に乗せてみませう。

一番 困った、言われがちな 藍の絵絣。こちらは弓浜絣です。
具象的な大き目の絣模様に
優しいロートン織と控えめに花織。
色数も少なくないのに トーンを合わせているので
品よく愛らしい帯です。
ちょっと癖のある絣も おとなしくお洒落に見せてくれます。

ゆうなの久米島紬。
グレーにピンクは鉄板ですけど 絣となるとベタになりがち。
ロートンの端正さが 古典的な絣模様を都会的に見せてくれます。
まぁ 久米島&花織は 沖縄同士の相性の良さもあるのですが。

備後絣に。八寸なので木綿にもピッタリ。
ミンサーに見かける いつの世までも(五つの四までも)のモチーフ。
四角い絣にも 花織は違和感なく共存してくれます。
小さな帯留は えどいろさんの。
ちょっとしたアクセントが おしゃれ感をアップしてくれます。
かわいい、し 安いし、と思って買っても
いざコーディネートに困るのが 銘仙の着物。
色も柄も大胆なのが楽しいけど 帯をどうしたら?
そんな時にも この帯の出番です。
大きくてたっぷりの花柄にも この帯なら全体をしっくり収めてくれます。
万能だけど ありきたりじゃない、
かわいくて上品で 使いまわし抜群。
こんな帯、放っておくわけにいかないですよ。
いますぐ お手元に!
お求めはこちらから。

 

 

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新作紹介。可愛い子ばかりでお洒落を極めよう

週末にちょっとバタバタがあって
そのまま出張に行ってしまったので あれやこれや中途半端で。
まるちゃんは お隣とお向かいさんのお庭でくつろいでます。
「今!うちの庭で寝てるから!」とか「玄関先で顔洗ってる」とか
電話やメールをいただいてます。
なんかうちにいる時より 楽しそう。
猫捕りカゴのご飯だけ 上手に食べて捕獲ならず。
伊達に脱走3回目じゃないですね・・

京都に行ってきました。
仕入れやお悔やみやの間に 京都水族館でクラゲとオオサンショウウオを堪能し
チンアナゴを愛で、エイをひたすら眺め。
貴船神社が外人だらけなのに驚いて2日間で3万5千歩歩きました。

さて連れ帰った子たちですが。
今回は 可愛い子だけを 少しだけ。
この季節ですから ほこほこ系は欲しいのあったけど次回のお楽しみに。

まずは 藤田織物さんから帯1つ。
いつもの芽生えちゃんではなく 単衣~夏、秋単衣までの3シーズン使える
キビソ糸使いの八寸です。
色が再現できない・・・色に惚れて連れ帰ったんですが。

キビソ糸のシャリっとした風合いと
ポツポツ入った星のような小さな粒が 芽生えよりちょっとお姉さん。

キビソ、って何?と思われたかもしれません。絹糸の種類なのです。
漢字で書くと、生皮苧。
繭の外側、蚕が吐き出し始める最初の糸で
まだ綺麗に糸を引くことが出来ない練習段階で均一ではない糸です。
柔らかく光沢がありますが、
繭の外側は繭が転がらないように固定するために
周りの木屑やごみも巻き込んで壁などにくっ付きます。
繭の外側のもやもやした部分をまとめて、真綿のようにして引き出します。
途中 ゴミや絡まったところが多くて扱いにくい糸ですが
それだけに野趣に富んだ味わいのある糸です。
機械では作れない、手で引くことでしか出来ない糸です。
量も少なく 流通にはほぼ乗らないので
特定の作家さんや特殊なモノづくりをしている織元にしか使えません。
でも その独特な風合いと光沢感が味わいのある布となるのです。

藤田織物。生皮苧濡緯段n2ライト。

花織の帯を2つ。
一つはやはり、衣から夏、秋単衣への3シーズン使える首里花織。

ほんのり透ける 糸が細い繊細な花織です。

もう1つは八寸。夏意外の3シーズン用です。
ロートンと花織で 八寸は嬉しいですね。
淡い藤ピンクで とても優しい雰囲気です。
紬や木綿にぜったい可愛い。

着物は2つ。
一つは 雑誌掲載で仮仕立てになっている明石縮です。
経絣で赤やグレーの絣縞です。単衣から夏にお召し頂きたいです。
縞じゃなくて絣ですから 価値ある1枚です。
お値段は縞とあまり変わらないので お得ですね。
サラサラとした風合いはとても軽くて気持ちいいです。

もう1枚は 手織り絣の小千谷縮。
半月紋に赤味の紫の縞です。
縞格子に飽きた ワンランク上の小千谷縮が欲しい方に。
涼しいのは絶対。素敵なのも絶対。
夏のおしゃれを極めてください

 

 

 

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