無地帯のポテンシャル。コーデのコツなど。

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昨夜の地震は大丈夫でしたでしょうか?
横浜は震度4でした。
電車の遅れや断水などの被害も出ているようですが
どうかこのまま 収まりますように。

エアコンが不調で ご来店のお客様にはご迷惑をお掛けしております。
時々点くんですけど・・・
月曜には直るので 明日1日申し訳ございません。
でも 暑くても何でも見る価値のあるものがあります。
来てよかった、と言って頂ける自信があります。

画像ではお届けできない
本物の色と風合い。
草木染の中には 様々な色素が含まれているので
光源によって発現する色が違って見えてしまったりします。
携帯と一眼レフ、フラッシュのあるなしで違う色になってしまう。。
Photoshopで訂正するにも限度がありますし。

 

藤原さんの草木染無地の紬名古屋帯です。
驚くほど大量の材料を使って 惜しげもなく
その本質の色だけを抽出して 澄んだ色を染めます。
しかし その材料はどこのものでも良いのではなく
文献から 平安時代に使われていたものに出来る限り近いものを。
伊吹山の苅安。岩手の茜。
住吉大社の黄土。。。
灰汁は椿の灰ですが 現在は庭で枝を燃やす訳にもいかず
八丈島から椿の灰を貰っているそうです。
橡は仁和寺に断って拾わせて貰っているのだとか。
1つ1つにこだわりがあります。
それゆえの 古から愛でられた深く美しい色。
なんだか 身体にも良さそうです。

この美しい布が 画像になるとそのパワーを発揮できず
ただの無地の紬になってしまうのが本当に残念。


一番濃い紫。
紫根は気難しい染料で温度管理に手を抜けず
寒い時期でないと染液が腐敗してしまうといいます。
大事に丁寧に扱って染め重ね この深い色までもっていきます。

日本茜に阿仙を重ねて。
一番濃く染めると日の丸の赤になる、日本茜。
その赤に阿仙の黒でトーンを落とし使いやすい帯に。

黄土染。はにふ、と言います。
大阪の住吉大社の下の海岸の地層から粘土質の黄度を採取して
水の中で攪拌し、濾した上澄みで染めたものです。
大島紬の泥染は鉄媒染のタンニンの反応ですが
これは 白大島のカオリン染に近いです。
とても優しいアイボリーで万能帯です。

それぞれをコーデしてみました。

弓浜絣に深紫の無地。
絵絣に無地帯、という王道ですが
質の高い帯ならではの相乗効果です。
民芸調の絣でも中居さんになりません。
コーデのコツは 色を増やさないこと。
効き色の補色を持ってきたくなるところですが
それをすると昭和になるので 同系色の濃淡でまとめ、
すっきりと大人のコーデを目指します。

柄ものに無地紬。
帯に困ってしまう柄の多い着物を落ち着つかせてくれます。
型絵染などの染紬のお助け帯でもあります。
ポップな柄の紬には 小物もポップに。
楽しさが倍増します。

結城紬に茜と阿仙の無地帯。
結城の力に負けない無地です。
無地ならではの帯留遊びも楽しいですね。

あぁ もう本当に実物の良さが画像で再現できません。
困ったな。
見て欲しい、触って頂きたい。
その力を知ってもらいたいです。


 

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