仕立上がり夏物追加。一部値下げしました。挟纈のお話。

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今日から卯月になりました。
卯の花はまだ見かけませんが 桜が散ったとたん
ツツジをはじめ、色とりどりの花が咲き始めています。
このまま初夏に突き進んでしまいそうで怖いです。
本日も横浜は20度を越えて単衣日和です。

本日 帯締め帯揚げバック、60%OFFです!

気温が高くなってきましたので
すぐに着られる 単衣や夏物の仕立上がりを少し増やしました。
仕立上がりの通販はこちらから

一部、お値下げして再販売しているものもございます。
3万~7万の10万以下のお品も増やしました。
そんな中で 今日のお勧めは2つ。
一つは 生紬に素描をした夏紬
遠山が全体に描かれていて おおらかさが可愛いのです。
77000円の大特価でのご提供。
もちろん未着用、しつけ付き。
実は 私も1枚 柄は違うけどもっていて
(今は寸法が合わなくて着られない・・・)
グレーの襦袢で単衣に、白っぽい襦袢で盛夏に、と重宝しています。
麻のように 熱を奪ってはくれませんけど
張り感があって風通しが良いので涼しいです。襦袢を麻にすれば問題ないです

そしてもう1つは
挟纈の帯です。 お値下げしての再登場です。

そもそも 挟纈、ってなんでしょう?
夾纈(キョウケチ)の「夾」は「はさむ」という意味です。
二枚の版木で生地をサンドイッチ状に強く挟みます。
白鷹お召の板締めは糸の状態で挟みますが これは布を挟みます。
版木には穴が開いていて そこから染料を注ぎ込むことで
布に染料が沁み込み、版木の当たっている部分は防染されて柄が出来上がります。
辻が花より古い技法とされ、一度は完全に途絶えてしまい
正倉院御物の中にしか見ることが出来ませんでしたが
内田陽一郎、明司の両氏によって復元されました。
現在 挟纈の技法が使えるのは 内田家のみです。

 

とても難しく熟練のいる技法なのです。


板に挟むので薄い生地でないと染めることができません。

板で防染された部分が白く浮かび上がり、
滲まないように注意深く染料が注ぎ込まれます。

友禅が出来るはるか以前、
布に美しい模様を付けることは 人々の憧れであり夢だったことでしょう。
それを実現するために どれほどの苦労があったことか。
透かし彫りにした板で上下を挟んで透かしの部分に染料を注いで染める。
原理は単純ですが
挟む圧力や染料の量や粘度など研究を重ねたことでしょう。
蘇った古代の技に心奪われます。

先月 問屋さんの展示会で内田さんにお会いしました。
挟纈の帯・・・同じような正倉院っぽい柄の帯が
売値で100万越えてました。

モノづくりがどんどん厳しくなって
作り手さんも高齢&意欲減少で 現場を去っていきます。
一昨日だったか 牛首紬の織元と話をした話はまた後日に。

 

 

 

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