10月に入って 着物日和が続いていますね
9月にお出かけ出来なかった分、取り返しましょう。
連休もお天気良さそうです。
着物でお出かけしたいですよねー
行くとこなかったら じざいやへどうぞ。
着物と美味しいものと犬猫のお話しましょう。
単衣が気持ち良い陽気ですが
すぐに袷の季節になります。
この頃は 胴抜きをお勧めすることも増えましたけど
胴抜きでも 袷でも八掛が必要です。
仕立直しの時に 一緒に八掛を替えると
雰囲気が変わって 新しい着物を誂えたみたいです。

八掛。この名称は、関西では裾回しと呼ばれることが多いと思います。
名の通り八掛は、前・後の身頃の四枚と、
衽(おくみ)に二枚、衿先につける二枚を加え、
つごう八枚に裁つので こう呼ばれます
(袖口にも共裂を用いることが多いので そうすると十掛?)
男物や子供には、胴と裾が同じ通し裏を用いるのが多いですが
女物は胴裏と八卦を別布で用いるのが一般的になっています。
しかし古くは女物も通し裏でして
八掛と胴裏が分けて用いられるようになるのは、江戸中期以後のことです。
それは、この時代にしばしば発令された奢侈禁止令に対抗し、
洒脱で富裕な町人が両褄の裏や裾裏など、
目立たぬところに凝った文様や裏地をつけ「裏文様」と呼んだものが
八掛のルーツとなっています。
その代表的な文様の付け方は、
両褄裏と裾裏に手のこんだ友禅や刺繍をほどこし、
表にはほんの1寸ほどの文様を覗かせた無地の着物でした。
つまり、表面は至って地味、かつ素朴で
裏は派手に贅を凝らすと言う趣向だったのです。
これは当時、しばしば出された奢侈禁止令に対する
富裕化した町人の無言の抵抗・皮肉の現れにということでしょう。
八掛が今のように簡素な無地となるのは、
江戸後期から明治の近代化にともない、
庶民生活の向上により、庶民がきもの市場にどっと参入した時からです。
庶民には 八卦にこだわるほどの財力はなくとも
裏のある着物への憧れ、
それを着ることが出来る 生活の向上により
木綿の単衣ばかりだった庶民の着物も
絹の袷へと変化していったのです。
それでも 庶民の生活は 同じ着物で一年中
八卦を取って単衣にしたり 裏を付けて袷にしたり
裏地である八卦は 古くなった表地だったり
縫い合わされたものだったり
着物には知恵と工夫が沢山ありました。
着物が生活そのものだった時代。
そんな時代に行けたら楽しいだろうなぁ。と思います。
そんな時代に行けなくても
当時を偲んで 八卦に柄を入れたりして
こだわってみるのも 楽しいですね。
仕立上がりの米山八丈で
八掛けだけ替えた時のイメージを作ってみました。
AIで作ってますが 今日時間なくて
ちょっと手抜き。
ホントは手で 上前めくってるとこにしたかったのですが
出来た画像が なんか品がなかったもんで。
下前がちゃんと下前に見えるよう手直ししたかったんですけど
今日のところはご勘弁を。
これが ノーマル、現在付いてる焦げ茶八掛です。

昭和には 大抵こんな赤系のが付いてましたね。
若いお嬢さんなら ピンクか真っ赤、ちょっと年齢上がると臙脂、ワイン。

辛子も結構ありました。

少し ひねると深緑。

モダンなイメージになる シルバーグレー

そして じざいやならでは、の柄八掛け。
これは お襦袢を八掛に使っています

どうでしょう?
八掛で遊んでみるのも楽しいですよね。
八掛は お袖の振りにも付きますので 後ろからもチラ見えします。
そして 脇の帯揚げとも重なります。
細かく言えば 草履の鼻緒にも影響します。
そんなことを考えつつ でも 無難に納めてしまうのもツマラナイ。
着物ならではのお遊びです。
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