ぽかぽか陽気の定休日。
昨日の冷たい雨から一転 春の陽気です。
犬2匹洗いました~~ 腰が痛い。。
30キロの長毛大型犬と 6キロの短毛小型犬。
洗うより乾かすのが一仕事です。
ふっかふかに仕上がって満足です。
ふかふかの犬とぬくぬくの猫と一緒の休日は私の桃源郷です。
じざいやには 着物の中に桃源郷が・・・
久しぶりに 菜乃花さんの型絵染着物「桃源郷」をご紹介します。
現在 どんどん進化中の菜乃花さんですが
思いっきりの思いと渾身の技を詰め込んで
てんこ盛りのデザインを施した力作の代表作です。
見るたびに顔がにやけて
あぁ こんなところで昼寝したい。まさに桃源郷、とおもわせてくれます。
前面。おはしょりの中に桐の木が・・・
桐の木は鳳凰の住処と言われています。後肩に鳳凰がいるんですよ。
前裾の鹿は 鹿の王ですかね?
後に回ってみます。
肩に鳳凰。袖に狼。
裾には くつろぐ山羊さんたち。
この着物の凄い、というか 面白いのは
上前より下前に柄が多いのです。
見えないところに拘る、着物好きのツボですね。
下前には この着物で私が一番好きなシーンの 驢馬さんがいます。
生驢馬って日本ではまず見ませんよね。
驢馬の上部分には
岩の上に立つ山羊…アイベックスでしょうかね
左には 角のねじれたマーコールみたいのもいるし。
生息地域の違う山羊がいるのは やっぱりここは桃源郷?
生地は柔らかく 節の少ない紬です。
訪問着の柄付けですが フォーマルにはなりません。
贅沢ですが あくまでお洒落な遊び着です。
帯は・・・金銀の入らない袋帯で動植物の入らないものか
いっそここに居ない龍とかで桃源郷感をあげるとか。
物語を感じさせる着物には
その世界観を壊さない帯を探すのも楽しいです。