コーディネート

パグ好きさん必見!むちむちボディのパグ帯登場、手織りの藍絣に。

昨日は日中の暑さに対して夜風の冷たかったこと。
まだ朝晩は結構冷えます。
お出かけが朝晩にかかる場合は 羽織もの必須ですね。

さて、
昨日お話しました もう1つの新作です。
これはね~~ もう、好き嫌いが分かれるんですが
好きな方にはたまらんですよ。

すくい綴れの パグ帯です。

どうでしょう、この表情、むっちりボディにぷりぷりのお尻。


これね、ご飯くれなきゃ悪いことしちゃうぞーって顔です。
パグは食いしん坊なんでね。
技法は 昨日の金魚と同じ「すくい綴れ」です。
柄の中の色ごとに小さな杼を駆使して柄を織り出していきます。
ぼかしなどの色数が多くるほど手間暇がかかります。

前には パグの大好き ご飯のお皿を。(反対巻きは水入れです)

着物は 平谷悠律子さんの 手紡ぎ木綿、藍絣着物。
茶色の格子は 茶綿、という染めなくても茶色い綿を使用しています。

手紡ぎの木綿糸のふっくらした優しさが ちょっと懐かしい絣模様によく合います。
そして パグって絣が似合う気がするんですよねー

小物は水玉の帯揚げに 肉球の帯留を使って緑の三分紐。

暑くなってきたので マスクも涼しいのが欲しくなりますよね。
麻に型絵染をした 立体マスクで暑さ知らずに。
麻を重ねてあるので 涼しいです。
立体なので 空気がこもらず ノーズワイヤー入りでフィットします。
1つ税込み880円。
もちろん洗えます。
暑くなる前に 涼しいマスクを用意しましょう。

今日の着物美人さんは
格子の綿麻に 権田千里さんのムガシルクを使った帯です。
ムガシルクの光沢感と野趣のある風合いをうまく使っています。
大胆な織分けも面白いですね。
羽織は じざいやのオリジナル薄羽織・・・

夏到来!小千谷縮に金魚の夏帯~~可愛すぎ。

各地で夏日を記録したようですね。
確かに暑い・・・街には半袖姿、子供たちはTシャツ1枚の子も。
こんな日は 着物も綿麻くらい引っ張り出しちゃいましょう。
平成の着物暦に従ってたら汗だくですよ。
令和には令和の着物暦があってもいいですよね。
昭和の、単衣が6月9月だけ、というのはもう過去の遺物になりつつありますし。

今日は待っていた帯が2つ届きました!
今日と明日で1つづつ、ご紹介しますね。
夏帯と夏以外の帯とがあるのですが
今日は暑いので 夏帯から先にご紹介します。

じゃん!

うわ、なんでしょう!?

ンつすくい綴れの夏帯「金魚」です。
真向きの金魚がなんともコミカルで可愛いでしょ。
これ、元ネタがあります。

明治時代の日本画家、神坂雪佳(かみさかせっか)の 金魚玉図(きんぎょだまず)です。
(50年以上昔の絵ですから 著作権は切れてますのでご安心を。)

メーカーさんが 夏帯の見本として持って来られたのを
色味をじざいや好みに変えてもらいました。
夏は 太陽に負けないインパクトが好きです。
暑さを跳ね飛ばす勢いで。

前は あっさり涼し気に
揺れる水草。ほんの少し銀糸を入れて涼やかさを演出しています。

透け感のある八寸帯なので
太鼓裏に当たる部分には水色のよろけ織にして
金魚回りの白地に 裏の水色が透けるように工夫されています。

芸が細かいのです。
トップの画像でもお分かりいただけると思いますが
金魚の身体の中の色も様々な織方や色の濃度を使い分けて深みを出しています。
けっして子供っぽくならないのは きちんと手暇を掛けた手織りだから。
八寸なので帯芯が入らなくて涼しいです。
夏は張りがあって 風通しのよい八寸が一番。

ちょっと着物を変えてイメチェン。

結構いろいろ使えるので 6月後半から8月いっぱい、この帯1つで繰り回すのも可能です。
夏大島などの夏紬にもよし、雪花絞りなどの浴衣にも良し。
この頃の夏は 白や青で涼し気にしても暑いのは暑いので
もう 真っ向勝負でこの位強ければ暑苦しいを通り越しちゃいます。
夏は楽しんだもの勝ち。
今年の夏、如何ですか?

 

連休も休まず営業しています!

 

麻解禁!綿麻に唐獅子帯。小物を替えて2コーデ。 一昨日の着物美人さん。

夏日にこそならなかったですが日差しが強くなった横浜です。
麻のお襦袢に館山唐桟の単衣を着ました。
薄手の木綿単衣がちょうどいい感じです。

暑がりさんなら もう綿麻を出しちゃいましょう。
濃いめの色なら問題ありません。
白地だとちょっと透けちゃうからもうちょっと我慢しましょう。

今日のコーデは 綿麻にシャリ感のある紬地の名古屋帯です。

青のグラデーションが美しい格子模様の綿麻です。
麻30綿70.
麻の涼しさに綿をプラスすることで 麻ほどの皺が出ず
広がり感も少なくて 着姿がスッキリします。
帯は オリジナルの唐獅子。錆朱バージョン
張りのあるシャリっとした生地で 単衣に向いています。
もちろん、袷に締めても問題ありませんが。

最初のコーデ。
赤い帯締めを効かせたかったので帯揚げは大人しめです。

ちょっと派手だったかなーと思ったので もう1つ。

でも 地味にはならないですね、じざいやですから。

一昨日、着物でご来店くださいましたMH様。

大きな市松ですが色目がシックなので落ち着いた雰囲気ですね。ウールだそうです。
帯は 紫地にクジャクの羽根を描いた半幅帯。
薔薇の帯留で。

今すぐ単衣を着たい!本塩沢に仕立上がり生紬チャンチン染帯。即納できます~

ちょっと小寒かった昨日と打って変わって
青空の広がった今日。
単衣ですよね、単衣!
日差しも強くなってきて日中は20度になった模様です。
20度越えたら単衣~~

もうすぐ単衣着たいですよね。
用意はいいですか?
すぐお召頂ける 仕立上がりの生紬の帯をご紹介します。
連休のお出かけに使えますよ!
シャリ、っとした生紬に 色を抑えた大人のチャンチン染。
人気の鳥さんもいます。

単衣の王道、紺の本塩沢に合わせました。

前はこんな感じです。
シャリ、っとした生紬は ほんのり透け感がありますが
帯芯があるのと地色が生成りなので「透けた夏帯」感はありません。
単衣に最適、5,6,9,10月に。
前は 関東巻きと 関西巻きで柄が違うので 2通りお楽しみ頂けます。
上は関東巻き。墨色のラインが出ます。
反対に巻くと・・・
抑えたトーンがシックな唐草模様。蜂も飛んでいます。

帯全体だと

お太鼓柄アップ。

じざいやのチャンチンはオリジナルで 技法はバティックでも柄はバティックじゃないのが多いですが
これは バティックっぽいですね。
即納できますので 着いたらすぐ、お召になれます。
長さは377センチあります。
お値段はお問合せください。

今日に小物はこちら。

単衣や生紬は確信犯で着てしまいますが
さすがに 絽の帯揚げや透かしの帯締めはまだ早い。
この時期の単衣には半衿もまだ塩瀬。
お襦袢は麻でもね・・・

新作チャンチン染帯入荷!十日町の崩し市松紬に合わせて。

雨ですねえ・・・
雨だとお客様 来られないので暇です。
寂しいので 明日はどなたか来て下さるとうれしいです~~
季節の練り切りもございますよー
どなたも来ないと 私ダイエット中なので お菓子が無駄になってしまいます。
(1キロ痩せました。まだ気を許すと戻ってしまいそうですが。
夏までに 3~5キロ落としたいです。
小千谷縮が縮んだみたいなので 身体の方を合わせないと)
それに、誰とも話さないと しゃべり方忘れてしまうかも。。。

雨の中 京都の山科から帯が届きました。

じざいやオリジナルの橋本文子さん作のチャンチン染帯です。
薄手の紬地で盛夏以外の3シーズンに対応できます。
そして この帯の良いところは お太鼓の柄をずらして表情に変化をつけられるところ。
締める方の体型で ずらせる範囲は変わるので一例ではあるのですが
コーデにしましたので その違いをご覧ください。
着物は 十日町の市松崩しです。この着物もモダンですよね

まずはデフォルトの位置で。
お太鼓全面にたっぷりの柄。斜めの動きが着物の市松と相互効果。
花の名前も決めていませんので どの季節でも着物警察に目を付けられたりしません^^

ちょっと上にずらしました。
垂れから繋がる年度色の無地部分が安定感を醸します。
重心が下になるので 背の高い方にお勧めの柄出しです。

ちょっと下げてしましょう。
上に空間が出来て 青空が覗いてるみたいな抜け感が生まれました。
目線が上になるので 小柄な方にお勧めです。
また、着物に柄が多になってくれます。
垂れは既にその役目を果たしていますね。

前は・・・

斜めに配置された唐草たちと縁のギザギザが可愛いです。
ここが直線でシャープだとクールになるんですが
この凸凹がオールドレースを彷彿させたりもして 乙女度高し。
じざいやは 可愛い、が好きなのです。

今日の小物。

今夜の雨が上がれば
明日からはお天気も回復するようです。
晴れれば窓も開けられますし コロナ対策万全でお待ちしております~~~

 

 

単衣にお勧め!本塩沢に紫根染帯、帯揚げはダックス~~

八重桜も終わり、新緑が美しい季節になってきました。
足元の草も日ごとに伸びています。
小さい庭にも一雨ごとにいろいろ生えて来て
草むしりの鼬ごっこです。

単衣と袷を着散らかしてます。
連休前には完全に単衣になりそうです。

今日は本塩沢と山崎世紀さんの紫根染の帯です。

帯締めを換えて。

本塩沢肌にのべたつかないサラリとした風合いはシボがあるから。シボとは・・・こちら

今日の帯揚げは ダックスフントです。
ダックス飼いの方、どうぞ~~

 

伊勢木綿に猫刺繍の帯。

ちょっと蒸し暑い雨ですね。
腰を痛めて そろりそろり、と歩いているのですが
犬の散歩で雨の中、ズリ!って 腰ひねりました~~~~
今日はもう 何もしたくない気分。。
せめて帰りには雨が止んでるといいなあ。

気分直しに今日はちょっと可愛いコーデです。
明るい市松風伊勢木綿に 猫を刺繍した帯を合わせました。

爽やかな市松風の伊勢木綿は 今日みないな雨の日でもへっちゃらです。
水玉日傘に合わせて 帯揚げも水玉に。

 

にゃんこは刺繍で きらり、と光る眼にはスワロフスキー。

毛並みもフサフサ、抱き心地よさそう。
前の子はこんな子です。

けスタイリッシュな猫さん。
餌も散歩もいらないです。ペット不可物件でも飼えますよ~~
おうちの子に如何ですかぁー

 

春爛漫!薔薇尽しコーデ

今日はお若いお客様が来られて
店内の平均年齢がいきなり下がりまして。
華やかで嬉しいことでした。
お若いカップルはお着物姿(お写真頂くの忘れました)
いいなぁ。可愛いなぁ。
どんどん着物で いろんなところへお出かけして頂きたいです。
ブログを読んで下さっているとのこで 嬉しくありがたいです。
毎日更新してるけど 独り相撲みたいで寂しいこともあるので
「読んでますよ!」の一言が本当に励みになります。

今年の春はいつもよりいろんな花の開花が2~3週間早くて
まさに百花繚乱。
普段は 〇〇尽し、というコーデはあまりしないのですが
この時期は 花尽くしもありだと。
桜の時期に桜は野暮だと言いますが
でもでも 気分が上がるじゃないですか。
桜に喧嘩売ってるわけじゃなく 「見てみて!お揃い~」みたいな感じで。

今日は近所で満開のモッコウバラに出会いましたので
薔薇尽しコーデです。


薔薇の付下げもあるですが
今日は 八掛の薔薇が主役で。着物は本塩沢のグレーです。

帯は本田早苗さんの 薔薇猫。

えどいろさんの 薔薇の帯留も添えて。

薔薇の付下げはこんなのです。

薔薇の半衿もあります。

近所のモッコウバラ

 

新田さんの紅花紬に読谷山花織。着物美人さんは伊兵衛織。

今日もちょっと寒かったですね
朝、バス停で並んでいて 思ったより寒くて
コートを替えに家に戻ってしまいましたよ。
10度以上あるから 冬よりずっと暖かいはずですけどね
一度暖かさを覚えてしまった身体にはこたえます。

水曜に沖縄の読谷山花織の工房から 新作が織れたから送ります、と連絡が。
去年、行く予定だったのがコロナで行かれず、
今年もまた 沖縄は感染者が増えていて 今は来ないで欲しい、とのことで。。。
今日あたり届くかな、と待ってましたが 届かなかったので
手持ちの読谷山花織でコーデしてみました。


「沖縄の紅型からイメージしたものです。
伝統的なジンバナ(銭花)をちりばめました。
よこ糸は手紬糸です。つやがあり、りんとした糸に惹かれて織ってみました。」
というメッセージが付いています。
染料は 福木・阿仙・化学染料も使われています。
化学染料は 色落ち防止や色の安定、堅牢度のためにも使われ、100%草木染ばかりが絶対とも思いません。
使う人の身になれば 色落ちしない方がいいし、ヤケない堅牢度は必要です。
また 染めるということは糸に負担をかけることでもあるので
染める回数が少なくて済む化学染料は糸の負担も少ないのです。

着物は新田さんの紅花紬、「春の宵」と銘されています。
紅花は黄色い花ですが 潰して発酵させた紅餅、という形にすると綺麗な赤を発色します。
紅花には水溶性の黄色の色素が含まれているので
最初水洗いすると黄色が染まります。
その後 発酵させてアルカリ性水溶液で赤い色素を摘出して紅色を染めます。
染料の量によって 薄いピンクから深紅まで染まりますが
深紅は畑一枚分全ての花を使うほどです。
春の宵、は それほど濃い紅ではなく、黄色も使って全体に柔らかな印象です。

春に着たい一枚ですね。

小物はこちら。

今日のお客様は 今はもう工房を閉めてしまった伊兵衛織(たぶん)に伊兵衛織の半幅帯。
太い糸で織られた伊兵衛織は単衣で。
節はあるものの こなれていて裾捌きもよく、歩きやすいのだそうです。
帯がギンガムチェックで可愛いですね。
背中が楽なカルタ結びにされてました。

 

 

伝統工芸士・本田早苗さんの「薔薇猫」帯 届きました!藍の花織に乗せて。

なんか・・・冷えますねえ
北の方からは 雪の便りが・・・
先日まで20度越えて夏日か!?って感じだったのに。
咲いてしまった藤や牡丹もビックリしていることでしょう。

藤や牡丹に続いて モッコウバラが満開です。
小振りでフェンスいっぱいに咲くモッコウバラは可愛いですね。

薔薇を背負った猫がやってきました。
昔、背中に花を描いた陶器の猫の置物があって
それがとても好きでしたので そのイメージで
「おはよう」の伸びをしているポーズでお願いしました。
地色は優しいラベンダー色です。

背中から 薔薇がこぼれちゃってます。
コーデすると・・・
いろんな着物に合わせられる帯ですが
今回はあえて シンプルに帯を主役に。着物は花織入り藍染紬。

前には ジャンプ猫。

 

着物好きにとって嬉しいのは お太鼓の裏にこっそり1匹潜んでいること。

覗かないと見えないし 興味のない人は気づきもしない位置ですが
好きな人ならツボですよね。
もう1つ、オマケで 生地が長めですので帯を仕立てた残りにも。
ミニ額にしても良いし、小物を作っても。お好みの使い方でお楽しみ頂けます。
作家さんの 気持ちが嬉しいですね。

週末、薔薇猫に会いにいらしてください~