新作紹介

着物の地域差について。 綺麗色の近江縮入荷。

昨日は麻襦袢に単衣でも暑いなーと思ってましたのに
今日は寒くて 袷の着納めでした。
明日はまた暑くなるんですって。

今日は近江縮が届きましたのでご紹介しますね。
夏が楽しくなる元気色です。
3色展開。 小千谷縮よりちょっとリーズナブルなので
初めての夏着物にもどうぞ。
こんにゃく糊で サラサラと涼やかです。

グリーン近江縮

ブルー近江縮

イエロー近江縮

緊急事態宣言も 蔓延防止措置も6/20まで延期になったのだから
それが明けた夏には 絶対 着物でお出かけできる!と信じて。

ところで、着物を着始めた頃
どうしても柄の出ない名古屋帯に悩んだりしませんでしたか?
関東巻き、関西巻き、と呼ばれる帯を巻く時の方向の違いで
帯の前柄の出方が違ってくるからです。
体を軸にして時計回りに巻くのを「関東巻き」
反時計回りに巻くのは「関西巻き」と呼ばれます。
お太鼓に手先を入れる方向も逆になりますね
その理由には様々な説がありますが
主に
関西は公家文化が中心だったため、
お付きの人に巻いてもらうということが多く、
巻く人が右ききで巻きやすいようにそうなったといわれ
関東では武士文化だったため、
刀を差す時に引っかからないようにするためにこの巻き方になった、
とされています。
どちらの着方でも慣れれば両方できますが
何も考えないで着ると私は関東巻きになっています。
(考えても 関西巻きは苦手です)
帯の産地である西陣は京都にありますから
綴れ帯など柄の量で値段が決まるものは
前の片方にしか柄が無いことがあり
関西巻きでしか柄が出ない帯も多いので確認が必要です。

お襦袢にも「関西衿」と「関東衿」があります。
現在は 女性には関西衿が主流なので
何も言わなければ関西衿で仕立て上がってくると思います
違いとしては
「関西衿」は、着物のように衽の部分があって別衿がついています。
対する「関東衿」は、「通し衿」と言われる衿が裾まで通じていて、
今では主に男性用の長襦袢に用いられています。
関西衿の方が身幅を広く取れる分、衿がゆったりと合わせられるので
細身の方で関東衿がお好みの方もいらっしゃいます。

仕立方、着付け方でも 違いがあり
関東のいわゆる江戸好みの仕立は すっきりと粋(いき)に見えるよう
体にフィットしてお尻が小さく見えて
裾すぼまりになるよう割り出されます。
衽を裾に向かって狭くする仕立てや 抱き幅を詰める仕立てがあり
同じ3サイズなら 後ろ幅は関東の方が1,2分狭めです。
髪型や足袋、草履に至るまで細身が好まれます。

京都に代表される関西では はんなり、おっとしとした風情が喜ばれ
着姿もゆったりとしています。
自然 採寸や仕立方も関東よりやや大きめの感じになります。
後ろ幅がゆったりと割り出され
前幅も 衽を狭ばめることのない通し仕立てが多く
それは お茶を習っている方が多いせいでもあるかと思います。
お茶のお稽古をされる方は にじった時に乱れないよう
前幅を広めにされます。
ふっくら、おおらか好みは着物の柄にも違いが出て
関東で人気の江戸小紋は
関西では ほとんど売れないと言われます。

関東と関西の違いではありませんが
反物などを測る祭に使われる 尺の単位が違っていた地域もあります。
日本では尺貫法が用いられ長さの単位として、寸・尺・丈などの単位を使っていました。
曲尺(かねじゃく)の一尺は、1メートルの3分の1(約30.3cm)、寸の10倍、丈の10分の1。
鯨尺の一尺は曲尺より2寸5分長く、約38センチメートルで、呉服尺とも呼ばれ、
和服を作るのに使われていました。
曲尺より長いのは 江戸時代に豪奢禁止令で袖の長さに制限ができたとき、
ものさしの長さの方を変えてしのいだから、とされています。
明治24年にメートル法が取り入れられ、
昭和34年から計量法によりメートル法に統一され尺貫法の使用は禁止されました。
鯨尺は布地を計る際に限定して認められたのです。

しかし鯨尺は関東までしか伝わらず
東北地方では近年まで曲尺を使って布地を測っていたこともあるそうです。
また 東北でも寒さが入り込まないよう
身八つ口が狭い寒冷仕様の仕立ても見られます。

ネットの普及、また人間の移動に伴い
地域的な好みや差は少なくなってきていますが
まだまだ保守的な部分の多い着物には
歴史が作った地域差があります。
自分の地域の常識だけを頑なに言い張るのではなく
あぁ こんな着方が こんな風習があるのだ、と
違いを楽しんでいけたら
一層面白い着物ライフになると思います。

自分の知識との違いを あげつらうことなく、
おおらかに受け止めて
いろいろな着方を認めていかないと
着物は 狭っ苦しいつまらないものになってしまします。
礼を尽くすお席でなければ
楽しく着物を遊びましょう。

白馬の騎士がやって来た!? ホースヘア帯白生地降臨

今日は暑かったですね
夏日。25度越えでした。
麻の襦袢に木綿の単衣を着ました。
一瞬、色の濃い小千谷縮を着てしまおうか?が頭を過ぎりましたけど
いやいや、今からそんなもん着たら
夏本場は何着たらいいんだ?ですから 我慢。
着ている最中が暑いけど
着てしまえば 結構大丈夫なのが 着物の良いところですね。

職人さん廃業で作れなくなったホースヘアの帯。
昨日 帯メーカーさんと話をしていたら
なんと! 白生地が2本のみ、残っているそうで
早速送ってもらいました。
これで本当に最後です。
白馬の騎士がやってきた気分です。

経が麻、緯が馬の尻尾の毛になります。
1頭1頭 微妙に色が違うので それが自然なグラデーションになっています。
味わい深いですね。

白生地、と言っても真っ白なわけじゃありません。
このままで充分美しいのですが 染めることも出来ます。
以前に染めたものをご紹介しましょう。

黄色と紫の市松。

ピンクと紫の横段

紫と黄色の横段


ピンクと紫の市松。

ピンクの横段。

などなど・・・ じざいやオリジナルカラーで染めてきました。
全て嫁入り済です。

今回 最後の白生地ですから このままでお召し頂きたい気持ちがありますが
ご希望がありましたら お染めします。
かつての染屋さんも廃業してしまいましたので
別の染屋さんにお願いすることになりますが
染代も値上がってまして 1色で5万、2色で6万になります。

本体の白生地、というか 自然のままのグラデーションが
特価の20万(税込み22万 仕立て込)です。
ニュアンスのある無地帯、1つあるととても重宝です。

紫陽花の季節になったので・・・
えどいろさんの新作。紫陽花の帯留を添えて。

ジンベイサメがやって来た!綿麻に型絵染夏帯=ジンベイサメ=

大雨の被害が出ている九州方面の方々にこれ以上被害が出ませんように。。。
横浜も雨が強くなってきました。
花粉症と一緒で 雨だとウィルスの飛散が抑えられて
コロナの拡散を防いでくれるならいいのだけど。

雨の中、型絵染作家のナノハナさんが新作を届けてくださいました。
ずっと描いて欲しかったジンベイサメです。
じゃじゃん!

大きなジンベイサメが大好きで 沖縄の美ら海水族館や大阪の海遊館で
ぼぉ~~~と いつまででも眺めていられます。
来世は ジンベイサメでもいいかも・・・。

夏の薄い絹地です。
オーガンジーほどではないですが
極薄の生成り色で糸が細く繊細なのにちょっと節もあって
麻や夏紬に。絽や紗にも。型絵染夏帯、ジンベイサメ

じざいやでは 綿麻に合わせてみました。 呉服の日特価でお安くなっています。


垂れにいるのは お食事中の口を開けてるジンベイさん。

世界最大の魚類(20メートルにもなります)にして 食べ物はプランクトン。
平和な魚なのです。


前にはマンボウ。(まん延防止等重点措置じゃありませんよー)
これまた 初めて生で見た時には その姿にビックリでした。
マンボウも結構大きいです。フグの仲間なんですよ。
横から見ると大きいけど厚みがなくて不思議。

暑い夏でも ジンベイザメやマンボウのように悠然としていたいですね。


離れた小さな目が可愛い・・・・

週末は梅雨の晴れ間みたいです。
マンボウに会いにいらしてください。
呉服の日でいろいろお買得になっております~

夏の新作 フルーツ三昧帯! 日本の唯一の技術スカラ仕立とは?

なんだか 気温が下がりましたね
ホットカーペットを切ったので猫たちが恨めしそうな顔でした。

今日は 日本でただ一人の技術者の「スカラ仕立」について
お話しようと思ってたのですが
夏の新作帯が染め上がったので まずはそちらのご紹介を。

夏帯ですからね、透けます。ええ。
芯が入る九寸名古屋なので実際のお召の時には ここまでスケスケではありませんけど。

元気なフルーツがいっぱい。
二切れだけある 赤いスイカがポイントです。


爽やか!
元気貰えますよー

前には斜めに ちょっと乱れて並んでるのが可愛いです

友禅みたいに見えますけど 型絵染なんです。
お太鼓の キウイの種だけ手で描いたそうですけど。スイカの種は型です。

そして 「スカラ仕立」がこちら。
単帯は太鼓裏お引き返しがなくて 手先も垂れ先もむき出しになります。
そこを3つ折りにしてかがるのではなく
平なまま、糸が見えないように綺麗に始末してあるのです。
単帯と スカラ仕立については長くなるので 明日詳しく!
スカラ仕立だけではなく 爪掻き綴れ独特の本かがりについてもお話いたします。

今日の着物美人さんは フルーツ帯を染めて下さった型絵染作家のナノハナさん。
次の帯は ジンベイサメですよ!~ 乞うご期待


白大島に ムガシルクを織り込んだ権田さんの帯で。

捨松さんの重厚八寸を特価で。黄八丈と市松紬にコーデ。

連休が終わって なんだかポッカリ抜けてしまったようです。
しなくちゃいけないことがいっぱいあるのに
なんとなく手を付けかねていて。
そろそろ動画も始めなくちゃなー・・・
なんか こんなテーマの動画が観たい、などの御希望ございましたら
ご意見お待ちしております。
まずは 商品紹介や コーデの作り方。簡単ヘアアレンジとかやろうかと。。。

ぼーっとしてましたら 京都から帯が届きました。
問屋さんから掘り出し物で じざいやさん向きだから、と。

こちら。
帯屋捨松さんの モール糸使い八寸帯
イイです。すごくイイ。
地色が素敵なんです。 焦げ茶に紫を落とし込んだような・・・
ちょっと画像では再現しきれないのですが お洒落な色で
これは 捨松さんも相当こだわったな、というお色です。
そして 芭蕉の葉っぱのデザインが良いですね。
のびやかで躍動的。 色のトーンは落ち着いているので使いやすいです。
普段 税抜きで398000円(税込み437800円)のタイプを
1本限りですが 20万(税込み220,000円)で。
ちょっと季節先取り過ぎるけど 秋のお出掛けが待ち遠しいいです。

カッコいので ますは八百子さんの黄八丈に乗せてみました。

帯を見た瞬間から この組合わせがしたかったです。

でも もっとおとなしい紬にも ちゃんと寄り添ってくれます。
市松崩しの十日町紬に。

小物はこちら。

さくらこのコーデのまま セットでお買上げくださいましたら小物はプレゼント。
お仕立は半額のサービスをさせて頂きます。

ほら~~ いいでしょ~~~

ね。涎出ちゃう。
明日はじざいやに触りに行こう!

 

山下八百子黄八丈にお獅子帯。昨日の詳細。

今日も暑かったですね
店のパソコンが壊れました・・・
壁紙のまま Windowsが起動しません。
カーソルは出てるのですが クリックするべきアイコンがいない。
今 お休みさせていますが
明日も復活しなかったら修理に出さなくちゃ、ですね。
携帯からアップしようとしたのですが挫折しました。
自宅のパソコンから書いています。

いよいよ明日から ゴールデンウイーク。
じざいやは 休まず営業していますので どうぞ遊びにいらしてください。
連休中は 一部を連休お買得価格としてお値引きしています。
東京の緊急事態宣言で お出掛けしにくいので
通販充実していきます。
おうちでネットでお買物ください。
連休中限定特価として 芝崎さんの熨斗目4割引きなどなど。
お買得商品以外をお求めくださいましたら
商品価格の1割分のじざいや商品券としてプレゼント。
例えば10万円のお品をお買上下さいましたら
次回からお使い頂ける1万円分の商品券を差し上げます。

今日のご紹介は 今は亡き山下八百子さんの黄八丈です。
憧れの逸品ですよね。
亡くなってもう12年になります。
亡くなってしばらくは 八百子さんが染めた糸が残っていたので
染が八百子さん、織りが娘の芙美子さん、という共作もありました。
こちらは 染も織りも八百子さんの作品です。

お獅子の帯を合わせました。

いや~~もう、もう。
はぁぁ。
触りたいですよね?ものすんごくしなやかで優しい布です。
そして美しい。
糸ありき、そして 丁寧な染ありき。
その上で織がある。
連休中 機会が作れましたら是非是非是非 見に、触りにいらして下さい。

昨日のお約束、こちらの詳細を。
ちょっと渋めのパステルカラーの絣格子です。
手括り、手織りの優しい紬です。
経生糸、緯紬糸で単衣にもイケます。
というか 単衣で着て頂きたいです。春でも秋でも長くお召頂けますね。
連休特価で192500円でのご提供です。

パグ好きさん必見!むちむちボディのパグ帯登場、手織りの藍絣に。

昨日は日中の暑さに対して夜風の冷たかったこと。
まだ朝晩は結構冷えます。
お出かけが朝晩にかかる場合は 羽織もの必須ですね。

さて、
昨日お話しました もう1つの新作です。
これはね~~ もう、好き嫌いが分かれるんですが
好きな方にはたまらんですよ。

すくい綴れの パグ帯です。

どうでしょう、この表情、むっちりボディにぷりぷりのお尻。


これね、ご飯くれなきゃ悪いことしちゃうぞーって顔です。
パグは食いしん坊なんでね。
技法は 昨日の金魚と同じ「すくい綴れ」です。
柄の中の色ごとに小さな杼を駆使して柄を織り出していきます。
ぼかしなどの色数が多くるほど手間暇がかかります。

前には パグの大好き ご飯のお皿を。(反対巻きは水入れです)

着物は 平谷悠律子さんの 手紡ぎ木綿、藍絣着物。
茶色の格子は 茶綿、という染めなくても茶色い綿を使用しています。

手紡ぎの木綿糸のふっくらした優しさが ちょっと懐かしい絣模様によく合います。
そして パグって絣が似合う気がするんですよねー

小物は水玉の帯揚げに 肉球の帯留を使って緑の三分紐。

暑くなってきたので マスクも涼しいのが欲しくなりますよね。
麻に型絵染をした 立体マスクで暑さ知らずに。
麻を重ねてあるので 涼しいです。
立体なので 空気がこもらず ノーズワイヤー入りでフィットします。
1つ税込み880円。
もちろん洗えます。
暑くなる前に 涼しいマスクを用意しましょう。

今日の着物美人さんは
格子の綿麻に 権田千里さんのムガシルクを使った帯です。
ムガシルクの光沢感と野趣のある風合いをうまく使っています。
大胆な織分けも面白いですね。
羽織は じざいやのオリジナル薄羽織・・・

夏到来!小千谷縮に金魚の夏帯~~可愛すぎ。

各地で夏日を記録したようですね。
確かに暑い・・・街には半袖姿、子供たちはTシャツ1枚の子も。
こんな日は 着物も綿麻くらい引っ張り出しちゃいましょう。
平成の着物暦に従ってたら汗だくですよ。
令和には令和の着物暦があってもいいですよね。
昭和の、単衣が6月9月だけ、というのはもう過去の遺物になりつつありますし。

今日は待っていた帯が2つ届きました!
今日と明日で1つづつ、ご紹介しますね。
夏帯と夏以外の帯とがあるのですが
今日は暑いので 夏帯から先にご紹介します。

じゃん!

うわ、なんでしょう!?

ンつすくい綴れの夏帯「金魚」です。
真向きの金魚がなんともコミカルで可愛いでしょ。
これ、元ネタがあります。

明治時代の日本画家、神坂雪佳(かみさかせっか)の 金魚玉図(きんぎょだまず)です。
(50年以上昔の絵ですから 著作権は切れてますのでご安心を。)

メーカーさんが 夏帯の見本として持って来られたのを
色味をじざいや好みに変えてもらいました。
夏は 太陽に負けないインパクトが好きです。
暑さを跳ね飛ばす勢いで。

前は あっさり涼し気に
揺れる水草。ほんの少し銀糸を入れて涼やかさを演出しています。

透け感のある八寸帯なので
太鼓裏に当たる部分には水色のよろけ織にして
金魚回りの白地に 裏の水色が透けるように工夫されています。

芸が細かいのです。
トップの画像でもお分かりいただけると思いますが
金魚の身体の中の色も様々な織方や色の濃度を使い分けて深みを出しています。
けっして子供っぽくならないのは きちんと手暇を掛けた手織りだから。
八寸なので帯芯が入らなくて涼しいです。
夏は張りがあって 風通しのよい八寸が一番。

ちょっと着物を変えてイメチェン。

結構いろいろ使えるので 6月後半から8月いっぱい、この帯1つで繰り回すのも可能です。
夏大島などの夏紬にもよし、雪花絞りなどの浴衣にも良し。
この頃の夏は 白や青で涼し気にしても暑いのは暑いので
もう 真っ向勝負でこの位強ければ暑苦しいを通り越しちゃいます。
夏は楽しんだもの勝ち。
今年の夏、如何ですか?

 

連休も休まず営業しています!

 

新作チャンチン染帯入荷!十日町の崩し市松紬に合わせて。

雨ですねえ・・・
雨だとお客様 来られないので暇です。
寂しいので 明日はどなたか来て下さるとうれしいです~~
季節の練り切りもございますよー
どなたも来ないと 私ダイエット中なので お菓子が無駄になってしまいます。
(1キロ痩せました。まだ気を許すと戻ってしまいそうですが。
夏までに 3~5キロ落としたいです。
小千谷縮が縮んだみたいなので 身体の方を合わせないと)
それに、誰とも話さないと しゃべり方忘れてしまうかも。。。

雨の中 京都の山科から帯が届きました。

じざいやオリジナルの橋本文子さん作のチャンチン染帯です。
薄手の紬地で盛夏以外の3シーズンに対応できます。
そして この帯の良いところは お太鼓の柄をずらして表情に変化をつけられるところ。
締める方の体型で ずらせる範囲は変わるので一例ではあるのですが
コーデにしましたので その違いをご覧ください。
着物は 十日町の市松崩しです。この着物もモダンですよね

まずはデフォルトの位置で。
お太鼓全面にたっぷりの柄。斜めの動きが着物の市松と相互効果。
花の名前も決めていませんので どの季節でも着物警察に目を付けられたりしません^^

ちょっと上にずらしました。
垂れから繋がる年度色の無地部分が安定感を醸します。
重心が下になるので 背の高い方にお勧めの柄出しです。

ちょっと下げてしましょう。
上に空間が出来て 青空が覗いてるみたいな抜け感が生まれました。
目線が上になるので 小柄な方にお勧めです。
また、着物に柄が多になってくれます。
垂れは既にその役目を果たしていますね。

前は・・・

斜めに配置された唐草たちと縁のギザギザが可愛いです。
ここが直線でシャープだとクールになるんですが
この凸凹がオールドレースを彷彿させたりもして 乙女度高し。
じざいやは 可愛い、が好きなのです。

今日の小物。

今夜の雨が上がれば
明日からはお天気も回復するようです。
晴れれば窓も開けられますし コロナ対策万全でお待ちしております~~~

 

 

伝統工芸士・本田早苗さんの「薔薇猫」帯 届きました!藍の花織に乗せて。

なんか・・・冷えますねえ
北の方からは 雪の便りが・・・
先日まで20度越えて夏日か!?って感じだったのに。
咲いてしまった藤や牡丹もビックリしていることでしょう。

藤や牡丹に続いて モッコウバラが満開です。
小振りでフェンスいっぱいに咲くモッコウバラは可愛いですね。

薔薇を背負った猫がやってきました。
昔、背中に花を描いた陶器の猫の置物があって
それがとても好きでしたので そのイメージで
「おはよう」の伸びをしているポーズでお願いしました。
地色は優しいラベンダー色です。

背中から 薔薇がこぼれちゃってます。
コーデすると・・・
いろんな着物に合わせられる帯ですが
今回はあえて シンプルに帯を主役に。着物は花織入り藍染紬。

前には ジャンプ猫。

 

着物好きにとって嬉しいのは お太鼓の裏にこっそり1匹潜んでいること。

覗かないと見えないし 興味のない人は気づきもしない位置ですが
好きな人ならツボですよね。
もう1つ、オマケで 生地が長めですので帯を仕立てた残りにも。
ミニ額にしても良いし、小物を作っても。お好みの使い方でお楽しみ頂けます。
作家さんの 気持ちが嬉しいですね。

週末、薔薇猫に会いにいらしてください~