連休後半に入りました。
明日は端午の節句なので お風呂に入れる菖蒲を買いました。
明日は立夏でもあります。春はいつのまに消えたんだろう。。
連休セール、夏ものがお買い得になっています。
可愛い小千谷縮も良いですが
日本の夏に 涼やかさを運んでくれる
クールジャパンの本領ともいえる 越後上布は如何でしょうか。
もちろん経糸緯糸 手績みの苧麻の重要無形文化財の越後上布なら
言うことなし、ですが
それはもう高値の花なので。
経糸緯糸にラミーを使った 肩書のない越後上布。
それでも 100番手なので細くしなやかです。
100番手以上だと もう着物には向かなくてお襦袢用ですね。
この越後上布は 総絣が肝です。
十字絣と亀甲絣があるのですが
さくらこの推しは、こちら、100亀甲です。
反幅に100個の亀甲が並んでいます、という意味です。
数えてみました。
反幅は1尺5分。40cmです。
耳が両端に2分づつありますが それを除いて106個の亀甲が並んでいました。
この細かさを 1つ1つ絣の位置を合わせて織るのは大変な作業です。
そして この透け感。
これで涼しくない訳がありません。
麻ならではの張りが 纏うと着物と身体の間に風を通してくれます。
見た目も本人も涼しい。コレ、大事です。
いかに見た目が涼し気で 見る人に「涼しそうですね~~」と言われても
本人が暑くて 苦しそうな顔してたら台無しです。
連休セールで 462000円を 369,600円にて。
縞、格子の小千谷縮の次の 夏のお召しものとしてどうぞ。
それはともかく 今回 亀甲についてのお話です。
以前にも書いてるのですが
亀甲絣をあまり織らない大島紬では
亀甲の単位よりもマルキで表すことがほとんどですが
一部の織り元(薩摩絣も織ってる東郷さんとか)では
男物の亀甲の総絣などもあり
以前は160亀甲なども織られていましたが
現在は120亀甲でも年間数反の生産量です。
大体、大島の9マルキ、ヒトモトの7マルキが
結城紬の120亀甲相当の細かさになる、と言われています。
大島は糸が細くて手括りの絣ではないので
大島の120亀甲が結城の120亀甲と同じではありません。
単位は並幅の反幅の中にいくつ・・・ですが
その反幅が昔は狭かったんですよ。
本場結城紬は地機なので
あまり反幅を変えられないのですが
大島は1尺ないものもざらにありました。
今でも耳の白い部分を抜いたら柄の部分の幅は1尺ないのも多いです。
実際 100亀甲には100個の亀甲があるのでしょうか?
以前、店にある亀甲の紬で調べてみたことがあります。
まず
本場結城紬の160亀甲 4センチの中に17個の亀甲。
反幅1尺(38センチ)として 161,5個。ほぼ160個ですね。
本場結城紬の100亀甲 4センチの中に12個の亀甲。
反幅38センチとして114個。
本場結城縮みの100亀甲 4センチの中に11,5個の亀甲
反幅38センチで 109個。
薩摩絣160亀甲 4センチの中に17個の亀甲。
反幅38センチで 161,5個
本塩沢お召150亀甲 4センチの中に16個の亀甲。
反幅38センチで 152個
手持ちの亀甲の大島がありませんでした・・・
でも 薩摩絣と大島は同じ締機で絣を作るので
ほぼ同じだろうと思われます。
結城も薩摩も160亀甲だと4センチの中に同じ17個の亀甲ですが
見た目、結城の亀甲のほうが大きく見えるのです。
結城の方が数えやすかったです。
糸の太さがそうさせるのでしょう。
大島は亀甲の数で風合いの差をそれほど感じさせませんが
本場結城紬は亀甲の数が風合いに歴然と現れます。
結城縮みは糸に撚りを掛けて織り上がってから伸ばしますので
誤差がでるのでしょう。
ほぼ、謳っている通りの亀甲数になっていました。
良かったよかった。
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