藍のお話。なぜ藍染は色落ちするのか? 大高さんの風冴ゆる。

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夏から一気に冬へ突き落されたみたいで
着るものが悩ましい、というか 冬物、まだ出ていない。。。

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大高さんの 東日本工芸展出品作の「風冴ゆる」
大高さんらしい藍絣の着物です。
斜めにリズム感のある経絣と星みたいな経緯絣。

いろんな帯が楽しめそうですが
まずは チャンチン染を乗せました。

冴え冴えとした藍の色。
藍で染められた絣は日本人なら誰もが
懐かしさや温もりを感じるのではないでしょうか。

天然藍染めは古代エジプトで発祥しました。
日本には室町時代に中国から伝わり、
阿波の国(徳島)の吉野川流域が栽培にも適し
徳島藩の保護奨励の元、一大産地となりました。
明治8年にはイギリスの科学者 アトナンソンが来日した折、
「ジャパンブルー」と褒め称え
小泉八雲のラフカディオハーンも「日本は神秘なブルーに満ち」ていると
書き残しています。

木綿と共に庶民のものとして藍は日本中から愛され、広がりました。
武家や商家が絹を着るようになっても
町民、農民の衣装は木綿だったのです。
絹に比べて安価なのはもちろん、水に強く丈夫です。
この木綿を藍で染めることで さらに糸は強くなり
防虫、殺菌効果をもたらし 解熱作用もありました
(助六が頭に巻いているのは頭痛除けの藍染めですね)
まさに庶民の味方の布だったのです。
そえゆえ 日本各地で様々な木綿の絣が育まれてきました。
絣の柄も身近な自然を写したものや
誕生や長寿の願いを込めたものなど それぞれに工夫されました。

愛され 受け継がれてきた藍染ですが
色落ちしやすい、という欠点があります。
藍そのものは本来 水溶性ではないのですが
発酵させ藍建てをしてアルカリ性になることで
水溶性になり、繊維を染めることが出来るようになります。
水溶性のままでは洗うたびに溶け出てしまいますが
藍は空気にさらされることで酵素の働きで酸化し
非水溶性になるのです。
しかし 酸化しきれなかった成分がどうしても多少残り
それが色落ちの原因となります。
藍の色が年と共に冴えてくる、というのは
染めた後も酸化が続いているからです。
藍止め、というのは酢酸などを利用してこの酸化を促進してやり
水溶性の成分を少なくすることですが
100%止めることは難しい、とされています。
藍は染めた後も生きている、と言われる所以です。

藍の着物は 春夏秋冬、いつの季節にも良いですねー

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