今年はずっと単衣なのか!?と思っていた10月を過ぎて
立冬を超えたら いきなりの冬でした。
袷の季節です。
明日の18日は 小唄の師匠の単独ライブに行きますので
15時で店を閉めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
19日は ぜひ 大高さんや山本さんの一品を見にいらして下さい~
もちろん 明日も15時までは どんどん遊びにいらしてください。
昨日は 八掛のご相談に来られて
多色の横段の着物でしたので あーだ、こーだ。
わいわい楽しく八掛選びを致しました。
近頃は 裏もの屋さんも減ってしまい
八掛も昔のように種類がなくなりましたし
見本帳に無い色を染めてもらうにも時間がかかるようになりました。
八卦は裾廻し、とも言いますが 要は着物の裏地です。
色無地では共八卦、と言って
表と同時に八卦分も染めてしまうことがありますし
訪問着や留袖などでは裾裏にも柄を描き入れてあったりします。
でも 洒落着では 歩く時、また後ろから見た時
動きに合わせてチラチラと見える八卦は
意外と目立って重要な役割をしてくれたりします。
昔、私が子供の頃には
八掛といえば お嬢さんには朱色や臙脂、
ご年配には 紺や辛子が多く使われていました。
個人の好みよりも 年齢相当なもの、が優先していた時代です。
お店のお任せで付けていることも多かったようです。
というのも お店にはあまり実際の八掛を置いておらず
選びたい場合は色見本から選ぶしかなかったのですね。
八掛は本人よりも
歩く後姿の裾や袖口、座った時などに
他人の目に付く部分です。
同じ着物でも 八掛によって
粋に見えたり 優しく見えたり。
無地っぽい着物に
はっとするような八掛を付ける、という演出もあります。
八掛をわざと多めに出るように仕立てて
フキのような効果を見せる仕立方もあります。
しかし あまり八掛にこだわると
帯合わせで悩む原因ともなりますので
お手持ちの帯との相性も考えなくてはなりません。
例えば 泥の大島紬。
臙脂や辛子、深緑、などの八掛でしたら
大抵の帯とは喧嘩することもなく
八掛が主張し過ぎることもありません。
紫や明るい紺、鶯色などや
着物の柄に合わせたり 季節に関係のある柄八掛は
着る方の個性を際立たせますが
帯の選択を狭めてしまいます。
青海波や鱗の八掛に 魚柄の帯など
八掛と帯を関連づけて
物語性を持たせることは
とても楽しい きもの遊びではあります。
八掛を決める時は
反物を持って行って反端に八掛を合わせて見てください。
反物(着物)の裏に八掛を1ミリほど出るように当てて
遠目のバランスを見、
八掛ごと反物を一部裏返して
座った時などに八掛が大きく見える時の
イメージを確認します。
一度付けた八掛は 次の洗い張りまでは
そうそう替えませんので
楽しく悩んで決めてください。
八卦の生地にも種類があり
大まかに チェニー、パレス、紬。
チェニーは 経に撚り糸を使い、緯には平糸です。
パレスは経緯ともに撚り糸。
紬は紬糸で織られています。
表地の性質に合わせて選びますが
チェニー、パレスは撚り糸を使っているだけに
湿気で縮むことがあります。
丁寧な仕立て屋さんだと蒸気を当てて 縮み具合を確認しながら
仕立ててくれるので余り問題はありませんが
雑な仕立をされると 後から八卦のたるみなどになりますので
ご注意ください。
お客様とイカットの帯を都会っぽく使うには・・・というお話をしていて
本でご覧になったコーデは 色無地っぽいのに合わせていて
とても素敵だったとのこと。。
藍の絣に乗せたら 戦前みたいだしねえ。
あれやこれや・・・
の中で あれ、これ良くない!?となったのがこちら。
多色大島にイカット。
チャンチンにイカットも 帯を選べば意外と合うんじゃない!?
というコーデは 暗くなって撮影できなかったので
明日お披露目いたしますね。
23日の着付け講座 13時~ 14時半~
お1人ずつ枠が空いてます。
ワンランク上の 褒められ着姿を目指したい貴女。
ご参加お待ちしております~~
お得と着物蘊蓄がいっぱい。
じざいや友の会。会員募集中です。
ご登録は こちら から。
友の会会員の方がBASEでお買物するとお買上金額の5%のポイントが貯まります。
毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!
お友達になったら こんにちは!の一言をお願いします。
こちらからは どなたがお友達になって下さったのかお話しないと分からないので・・・。
本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。
●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/
●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/
https://jizaiya.yokohama/
https://www.facebook.com/JIZAIYA
●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako
●Twitter
https://twitter.com/sakurakojiza
●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK
●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com