夏物

夏は目の前に!暑さ対策どうする?

なんだか ゲリラ豪雨?
ほんの30分ほどですけど 雷鳴って土砂降りました。
その後は 青空でしたけどねー
湿度が上がって蒸し暑い・・・

蒸し暑い日には 麻が一番です。
日本の夏に麻が無かったら どんなにか悲惨だったことか。
麻のありがたさをしみじみ噛みしめています。

しかし 夏はもう何を着ても暑いには暑い。
着物の暑さ対策のお話です。
1つには、麻を着るのが まず暑さ対策になります。

そして着替える前に部屋をガンガンに冷房しておく。
着替え中の汗が馬鹿にできないもんです。
着替えながら、胸や背中に冷えピタなどの熱取りシートを貼ったり
パウダーローションを含ませたコットンを挟んだり
汗防止スプレーをスプレーしたり
保冷剤をガーゼに包んで忍ばせたり・・・
この頃は 防汗用グッズがいろいろ出ていますので
ご自分の汗の量や肌の状態によってお試しください。
裾よけの下には麻のステテコを履くと
内股が直接合わさらず肌がべとつきません。

小物で 腰紐、伊達締を麻にするとかなり楽です。
伊達締は コーリンベルトが使えるなら幅が狭い分涼しいですね
帯板、衿芯も夏用のヘチマやメッシュのものがあります。
帯枕もヘチマに替えると軽くて涼しく通気性もあります。
そして半衿。これがポリだと汗も吸わず 衿元が暑いので
麻や木綿、正絹等の天然素材にしましょう。

着付けも少しゆったり目に風の通り道を作るような気持ちで。
衿も抜き加減にすると背中に風が入ってきます。

帯も枕を使わない銀座結びや 半幅帯だと背中が楽です。

最後に一番効くのが
「暑くない!」と声を出して自分に言い聞かせること。
私には これが一番効果的です。

それでも汗はかくので
汗をかいてしまった後のお手入れの解説は明日に。

今日の小千谷縮コーデ。

パステル多色ストライプの小千谷縮に 仕立上がりの麻花倉織紅型帯。
花はハイビスカス。帯地の絽目がこだわりです。
お仕立上がり未着用で お安くしています(55000円)

近くで見ると 多彩なストライプです。
遠目には すっきり。
小物は 麻地に大小水井模様帯揚げと 透かしドット帯締め。
来週も1週間、頑張りましょう^^
じざいやは 明日は小唄とお三味線のお稽古。
火曜は つまみ細工のワークショップに行ってきます~

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

6月に何着る問題。単衣か夏物かその時半衿、小物は?

6月も10日を過ぎて蒸し暑いですね。
気温はそう高くもなく25度に届かないくらい。

6月は本来単衣の季節ではありますが
このところの温暖化で
透け感を抑えた夏物は着てよい。という風潮になってきました。
しかし実際のところ 気温の変化の激しい時期でもあり
何を着たらよいのやら・・・と悩ましいですね。

私は今日は麻襦袢に単衣の白大島、帯は花織の八寸でした。
半衿は塩瀬、帯揚げは楊柳です。
コレ↓

ちょっと蒸し暑くて 冷房いれました。

一昨日辺りの20度を切るような日でしたら 丁度良かったかも。
6月でも20度を切るような日は 気温的には4月並みですから
絹の単衣に薄手の帯。
例えば

十日町花織に 諸紙布の八寸 (特価になってます)です。

帯には透け感、というかザックリ、風通し良さそう感があってちょと涼し気。
着物はサラリ、と滑らかな風合いです。
この場合 小物は単衣用として
半衿は塩瀬か絽塩瀬、帯揚げは楊柳や絽縮緬が良いと思います。
6月の半衿は 塩瀬説と絽説があって
私はお茶の先生に習った塩瀬のことが多いですが
着物を 夏物にした場合は半衿は 絽、麻、帯揚げも半衿に準じます。
季節先取りは小物から、とも言われますので
6月早々に半衿を絽に交換する方もいらして
絽半衿に単衣の着物でも構わないと思います。

25度越えて30度にも手が届くような日は
もう単衣なんて着ていられないので 薄物に手が伸びます。
でも 白地や透け感の強い紗は避けて
色の濃いもの、そして お襦袢にも色物を着ます。
例えば

墨黒千鳥格子の小千谷縮に シナ布帯(仕立上がり)。
この場合は 半衿は
絽、麻、麻絽。帯揚げも絽、麻、麻絽を選びます。
墨黒小千谷縮  シナ布仕立上がり(お問合せください)
どちらも 風を通して涼しいです。

9月もまだ暑い時期には 透け感のない薄物を着てしまいますが
9月半ばになったら 半衿は絽ではなく楊柳や絽縮緬に。
前の季節をいつまでも引きずらないのが 粋、とされます。
目の詰まった絽ではない麻の半衿があれば
6月~9月いっぱい使えて洗えて便利です。

7/1~3の 備後絣と自家焙煎珈琲の集い。
ご参加 大募集中。
わいわい 楽しいトークになること間違いなしです。
気楽にご参加ください。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

温暖化時代の必需品。麻襦袢と小千谷縮

蒸し暑いですねー
日本の夏、ですから。
日本の夏に麻があって本当に良かったです。

麻の涼しさの秘密を解説します。

実は「麻」と呼ばれる植物は存在せず
リネンやラミー、ジュードなどと呼ばれるような植物の総称です。
また上布に使われれる苧麻は 麻と呼ばれるのとは別の植物です
麻、苧麻は触るだけで ひんやりと感じます。
綿や絹と違うのは その繊維の断面がドーナツ状になっていること。
それゆえの特性として
@水分の吸湿性・発熱性がもっとも早い。
@熱伝導率に優れているので暑さの発散性に優れている。
という点が挙げられます。
熱と湿気を奪う性質を持っているのです。
対する綿や絹は 保温、保湿の性質を持っていて温かいです。

日本の夏の強い味方となる性質といえますね。
こんな利点を持った麻、苧麻ですが
弱点としては
@折れジワがつく。
弾性が乏しいため通常の繊維よりシワになりやすいと言えます。
これは ストローを思い起こして頂いて、ストローを折り曲げると、
その部分は白くなってしまい  元に戻そうとしても戻りません。
それと同じで麻の繊維も一度深く折れしてしまうと
水を十分に含ませて伸ばしても なかなか元には戻りにくい性質をもっています。
しかし 着るたびに、そのシワも自然なシワになりますから 、
シワも味の内、と思ってください。

麻や苧麻はどうしても繊維に毛羽がありますので
ちくちく感を抑え 光沢と程よいシャリ感を出すために
繊維に糊付けをします。
産地によって こんにゃくや海草を使って糸を1本づつコーティングして
さらに涼しさをアップする工夫もされています。

6月も半ばころからは透け感の少ない、
濃いめの色の小千谷縮などに手が伸びます。
夏着物の涼しさをまだご存じない方は
今年こそ、麻の涼しさを体感ください。
びっくりするほど涼しくて 夏の着物っていいな、と思えるはずです。

まずは 麻のお襦袢、
単衣にも盛夏にもお召いただける
薄いクリームと 淡いピンクをご用意しました。



お求めはこちらから。

私はお襦袢はとっくに麻を着ています。
ファスナーで半衿を付け替えられるローズカラーの
きらっく襦袢が便利です。
反物からきらっく襦袢にお仕立すれば 替え袖も楽しめます。
じざいやオリジナルの替え袖は
振りや袖口に型絵染を施したりの特別仕様です。

濃いめのお色の小千谷縮は
色付麻襦袢を着て6月半ばから。
羽織や雨コートに仕立てるのも出番が多いです。

夏の支度を始めましょう

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

いつかは・・・の上布は今が買い!可愛い半幅、イベントの話など。

このところ ちょっと寝不足でして
自宅に送るはずの軽いけど嵩張る荷物
(ティッシュとかトレペとかキッチンペーパーとタオルとか)が
何故か店に届きました。。。
送料無料になるように計算して買ってるのに
まさかここで送料発生とは・・・・凹む・・・・
今日はもう 早く寝てやる~~~

大きな段ボールを前に呆然としてたら
仕立屋さんが納品に来まして
ちょうど 仕立上がりのからむしを衣桁に掛けていて
仕立屋さん、ちょと からむしを触って
「あー この糸は良いですねぇ 近頃もうこんなイイのは出ませんよ」
ええ、ええ、そうでしょうとも。
ものすごくいいからむし織ですから。
越後上布と同じ糸です。
というか 昭和村なくしては 越後上布はありません。
大切に栽培され、丁寧に績まれて糸になった苧麻です。
キビラ、と呼ばれる 苧麻の色そのままの優しいベージュに
小花と十字絣が並んでいます。

この色なら 色付きのお襦袢で6月から着れちゃいますね。
お袖の中を覗いたところ。
着てないみたいに軽いです。身体の中を風が通り抜けるみたい。
いつかは上布・・・着物好きの憧れですね。
上布はお高い、というイメージがありますが
確かに 栽培から糸績み、絣作り、織り上げ、まで
1年以上が普通ですから。
そんな中でも 糸の良さが絶対のポイントです。
糸ありき。
糸の良さこそが 価値を決めます。
上布類は全て、生産数が激減していますが
糸績みの技術の低下が問題になっています。
以前なら 績む人の数もいたので
その中から 上手い人の糸を選んで良い糸はそれだけ高く出来るので
柄もたっぷりと絣を入れて 織るのが上手い人に織って貰えます。
今は 糸を選ぶほどの量が作れないもが現状です。
高くて質の悪い(悪い、って程でもないですが以前と比べて)のを買うなら
質の良い仕立上がりがお得だと思いません?
ただ リサイクルで怖いのは 保存状態です。
上布類の植物繊維は乾燥を嫌います。
絹とは反対の性質を持っているのです。
なので 乾燥しすぎた植物繊維は傷みやすく
仕立直そうとしたら 裂けたり折れたりすることがあります。
安くかった宮古上布が洗い張りしたとたん、崩壊したという話も聞きます。
きちんと保存されたお店からお求めください。
こちらの からむし織、さくらこが責任を持ってお勧めします。

この布の良さ、触るだけでも 経験してみる価値ありますよ。

とうきょうきものショーに出店されていたコウジュササキさんから
シルクニットの帯が届きました。
フリルが可愛い~~~
結ばなくてもササと形になる260cmの短尺と
普通の半幅帯の380cmの2タイプです。

きものショーで売れてしまいましたので 在庫が少なくなりましたが
色見本から お好みの長さ(幅も)で注文いただけます。
お値段は 短尺で47300円 長尺で55000円です。
そして このニット半幅が可愛く映える備後絣。
一度は休業されてましたが この度復活された澁谷産業さん。
その 澁谷さんをじざいやにお迎えして
木綿の、絣の、熱い話をしていただきます。
シルクロードならぬ 絣ロードの話や
神代の絣の話。絣のデザインの話。
そして木綿糸を強化する自宅で出来るお手入れ法など。
7/1(金)~3(日)の3日間(最終日は16時半で終了)
なんと 美味しい自家焙煎の珈琲をご持参下さるそうなので
美味しいお茶菓子もご用意しますね。
茶釜でお湯を沸かして珈琲入れますよぉ。
お楽しみに!
備後絣をお持ちの方は着て来て下さると嬉しいけど
ちょっと暑いか・・・・。
興味のある方は ご連絡ください~~
直前までで構いませんが ご予約ください。
お茶菓子の数、確認必要なんで。そして今月中には 悉皆関係のご相談&実演会を予定しています。
お手入れ相談、自分で出来る簡単しみ抜き。
自宅で着物にアイロンをかける方法など。
すぐに役立つ情報を目の前でご覧いただきます。
近日中に日程発表いたします。

昨日の着物美人さん。
25度近くて 小千谷縮。下には濃い紫の麻襦袢。
お襦袢に色の濃いものを着ることで
透け感はほぼ消滅。私、一見判りませんでした。
綿麻かと思ってしまった・・・・

グレーみじん格子の小千谷縮に 紬絽の型絵染帯。

帯留はオオハシ。透かしになっていて可愛いかったです。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

夏素材のおさらいその1。紗・羅・絽

着物好きさんの中には 夏物が特に好き、という
夏ものファンの方が少なくありません。
夏着物の儚げに透ける風情や
涼やかな透明感は 美しいですものね。
しかし 夏物は素材や織り方で種類が多く
いつ、何を組み合わせれば良いのか悩ましく感じることも多いのが
実情です。
夏着物、夏帯の種類について
日を分けて説明していこうと思います。

まずは 織り方の中から「紗」と「羅」と「絽」です。

どれも、織るときに糸をからめて 隙間を作った織物です。
からめることを「捩る(もじる)」、と言い 捩り織りと分類されます。
捩り方によって 織り上がりの名前があります。

一番 単純な捩り織りが「紗」です。
透けていますが、緯糸一本に対して経糸二本を交差させるだけなので
特殊な機を使う羅と違って通常の機で織ることができます。
経糸を2本を絡ませた中に 緯糸を通すことで隙間を作ります。
生地全体に均一に経糸2本分の隙間が出来ているので
全体がまさに「紗が掛かったように」透けています。


麻の紋紗の襦袢地です。
紗は単純な織り方なので 平織りと組み合わせて
様々な柄を織り出すものは「紋紗」と呼ばれます。
帯では すくい織りと組み合わせたものなどがあります。


捩ってなくても 目の粗いザックリとした帯は
粗紗、と呼ばれます。

そして「羅」。
今年3月に亡くなられた、人間国宝・北村武資氏で有名ですが
捩り織りの中では もっとも古くからある織り方で
正倉院供物の中にも見ることが出来ます。
それを復元したことで 北村さんは人間国宝になりました。
組織的には 経糸4本1組で複雑なからませ方をして、
その間を真っ直ぐに緯糸が通されています。
機も 普通の高機とは違い(北村さんは機も考案)
織る、というより 編む、に近い感覚です。
糸が斜めに渡り、バイヤスを構成するので
ねじりに強いのも特徴です。

緯糸がまっすぐで 経糸が斜めになっているのが判りますね。
経糸が斜めに交差することで 菱型を形成するのも特徴です。

一番良く見かけて、名前を聞くのが「絽」でしょう。
着物や帯、帯揚げや半衿にも使われます。
「絽」は、「紗」と「平織」を組み合わせた織物になります。
隙間の無い平織りを何段か織った後に
隙間のある紗を織ることで 筋状に隙間が出来るのです。
この隙間の間隔によって
七・五・三本おきに織りますと
それぞれ七本絽・五本絽・三本絽と呼ばれます。
また、強撚糸を使った絽縮緬は 盛夏ではなく単衣のものです。
緯糸で隙間を作る 普通の絽と
経糸で隙間を作る 経絽があります。
絽の中で特殊なものに 沖縄の首里織の1つ、花倉織があります。
花織と絽織を市松状に交互に織り込んだものです。
かつては琉球の王族の男性の正装用で庶民には許されない織でした。

美しい・・・透けますがスケスケではないですし 涼しくもないので
盛夏よりも単衣としてお召し頂くことが多いです。

コーディネート。

仕立て上がりの 伊藤峯子さん花倉織着物と
羅の帯です。

原田さんの琉球美かす里 に 紬地絽名古屋帯(石黒祐子)

今日の着物美人さんは
長板中型の綿紅梅に裂き織の帯の たまこさん。

この時期ならではの装いですね。

 

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

6月!とっくに着てるけど単衣解禁日。衣替えについて。

6月になりました。
とっくに単衣を着ていますけど
ものの本的には 今日からが衣替え、となります。
衣替えについて 少々お話いたしましょう。

袷から単衣への衣替えは
5月の単衣がしっかり市民権を得た感じです。
5,6年前までは なんやかやとウルサイ人がいたり
踏み切ることの出来ない方も多かったですが
この暑さには耐えかねる・・という感じでしょうか。
私も お茶会や礼を尽くす席での5月単衣は勧めませんが
自分の楽しみの着物なら 気候と体調に合わせてフレキシブルに、と思います

衣替えの歴史を振り返ってみますと
元々は宮中行事ですので 庶民にはあまり関係の無いものでした。
そもそも 木綿や絹が流通する以前の庶民は一年中麻の単衣ですし・・・
日本の衣装の流れの中では 庶民の衣替えはごく最近の出来事です。

江戸時代の武家社会は決まり事の世界で
ともかく 日常全てにおいて 様々な決まりごとがあり
その中の1つとして 衣替えがありました。
旧暦になりますが
4/1~5/4、9/1~9/8 には袷を。
5/5~8/末 までは単衣。
9/9~3/末は 綿入れを着用のこと、となっています。
綿入れから綿を抜き取ったものが袷なのです。
昔は暖房もほとんどなく 天上人意外は板の間ですから
寒さ対策に重点を置いているのですね。
袷の時期は 春の1ヶ月ちょっとと
秋には1週間しかありません。秋~春には綿入れを着ています。
それに対して 単衣は3ヶ月近ほど。
この間、盛夏には帷子(かたびら)と呼ばれる麻や上布も着られました。

明治の時代に洋装が増え 公官庁の制服も洋装になり 新暦採用で
6/1と10/1に制服の衣替えが決められました。
制服の強制的な決まりごとでの衣装交換ですから
一般市民の平服には関係ないことだったのです。
ですから 本来はもっと自由に着て良いもののはずです。
洋服の人たちが半袖なのに 袷を着ているのはとても不自然に見えます。
それに南北に長い日本で 一斉に衣替えをするのも
無理があるはずです。
20度越えたら単衣オッケー
25度越えたら 麻もの解禁、が今の現状に合っているではないでしょうか。

着物は着るもの、
無理して 我慢して着るのは楽しくないと思うのです。
でも お洒落のためには
少しの我慢や緊張感が美しさを支える、ということもありますね。
6月の晴れ間に透け感の少ない、濃い色の麻を着るのはいいけど
9月末にいくら暑くて25度を越えても
秋を感じさせる日差しの中での白い麻は
お洒落ではないと感じてしまいます。。

この辺の間合いが着物の楽しさであり 難しさであり。
また 着る人の美意識でありましょう。
着物の多様化に従い 自分はどんな着方をしたいのか
どんな着方を美しいと感じるのか。
そういう部分が大事になってきていると思います。

さて今日のご紹介は 単衣にはそぐわないのですが
可愛い総絞りです。

ちょっと古いものなのですが
問屋さんの倉庫に眠っていたものが発見されました。
昭和の昔、短いけど可愛い総絞りの羽織が流行ったのです。
その頃の国産手絞りの羽尺です。
唐草模様が くるりん、としてて可愛い。

羽尺だけど・・・短いの。羽織丈で2尺3寸ほどしか出来ません。
お袖丈も1尺2寸5分。
なので 思い切って名古屋帯にしようと思います。
こんな感じ。
羽織だと 結構年齢も限られてしまいますが
帯なら 私だって着ちゃいますよ(アラカンです~)
お値段も可愛くしちゃいます。
如何でしょう?

6月になれば もう夏物を考える時期です。
夏ものって帯でも着物でも 素材が多くて複雑です。
羅。絽。紗。夏紬。
絹、麻、上布、芭蕉布やシナ布などの植物繊維。
どれをいつ、何に合わせるの~??
材料や織り方で名前が変わっていくので
慣れるまで難しく感じると思います。
明日から 夏素材について少しづつ解説していこうと思います。

羅。

絽。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

夏物許可日。夏日になったら夏物可?芭蕉布のお話。

今日は昨日より一段と暑くて30度越え。
真夏日ですよ、5月なのに。
5月だから 本によるとまだ袷の季節、ということになりますが
今日 袷を着ていたのは
花嫁さんくらいでは?
結婚式は大抵 空調の効いた建物の中ですから
お嫁さんの衣装は真夏でも袷です。
実際私、7月に結婚しましたけど 袷の白無垢でしたよ。
それはともかく、30度越えでの袷は自殺行為に等しい感じです。
単衣だって苦しいくらい。
20度越えたら3月でも 単衣を着ちゃいますから
30度越えたら5月でも 夏もの可、でいいんじゃないですか?
夏物を着ましょう、ではなくて
あくまでも「可」ですから
着ても着なくても 個人の自由ってことで。
朝晩の風はヒンヤリしてますから単衣でも我慢できますね

上布は夏の憧れ。
プラス芭蕉布とくれば無敵です。
仕立上がりなら すぐにお召頂けます。

仕立上がりからむし着物に芭蕉布の帯。

ちょっと 芭蕉布についてのお話を。

芭蕉布とはどんな布なのでしょう。
芭蕉には赤い花を付ける花芭蕉、バナナの実で知られる実芭蕉、
繊維の取れる糸芭蕉の3つがあります。
松尾芭蕉は 松尾バナナなんですねー
それはさておき、
糸芭蕉から作られる糸で織ったものが芭蕉布です。
芭蕉の木はは古くから沖縄にあり、
かつては沖縄全域で自家用として織られていて
沖縄の気候風土の中では欠くことのできない重要な存在でした。
個性ある芭蕉布が全島各地で織られていましたが
戦争と共に途絶えてしまいました。
今では喜如嘉にのみ、その伝統が受け継がれています。
野生の芭蕉は繊維が硬く粗いので
喜如嘉では美しい芭蕉布を織るために 芭蕉を畑に植え
下葉を払うなどの手入れをしながら2~3年大切に育てます。
芭蕉の木約40本で 一枚の芭蕉布の着物になります。
幹は25~27枚の輪層をなしているので
1枚1枚はがして上皮、中皮、芯に分けます。
上皮は帯などのザックリしたものに、
芯は上質の芭蕉布着尺となります。
喜如嘉は 芭蕉の最北端とされ、その気候ゆえに
締りのある細く締まりのある糸が採れたのですが
この頃の温暖化のせいで
段々南方系の 緩い繊維になってきているようです
ですから 昔の糸の芭蕉布は
とても 薄くしなやかで着心地が良いのです。
芭蕉布はゴワゴワしてて着難い、と思われがちですが
ぜひ じざいやの芭蕉布を触って
心地の良い芭蕉布の存在を確認してみてください。
もちろん 絹とは違いますが
しなやかで 風を含み涼しい芭蕉布です。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

ごふくの日がやってくる!セール価格が529に!

午前中は嵐のような雨でしたけど
午後からは晴天になって 陽ざしが夏です。
陽が伸びましたねー 7時でも薄明るいです。
明るいので まだ3時位かと思ったら5時過ぎて6時に近かったり。
時間の経つのが早いことはやいこと。
店は普段一人なので あれやろう、これしなくちゃ、と思うものの
なかなか片付きません。
引越し以来 開けてない段ボール箱とかあるのに。
片付けられない女? いつも探し物をしています。

さて 今年もごふくの日、がやってきます。
ほとんどが1割引いになっていますが
一部の子たちは 更にお値引き、
呉服、にちなんで セール品に529の数字をいれました。

例えば

人気の芽生え、33万を 2529000円!
こんなコーデは?

こちらも人気のピンク読谷花織が 748,000円が 529,000円

今すぐ欲しい、単衣・夏に使える麻八寸、仕立上がりが 52900円

こちらの 綿麻は仕立付きで 66,000円。
夏のセットが 118,900円で完成です^^

今咲き誇ってる薔薇の刺繍付下げも 437800円が 253900円!

万能綾織お召。単衣でも袷にもコートにも。
198000円が 152900円に。

夏の準備に 真向き金魚の救い織八寸帯
275000円が 152900円。

ほかにもまだまだお買い得がいっぱい!
ジャワ更紗や 諸紙布帯なども 529絡みでお安くしています。
ごふくの日セール注目品は こちらで
期間限定(通販は5/31まで)さあ、着物でお出かけしましょう!!

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

今すぐ着られる!夏の仕立上がり からむし、芭蕉布、など。

蒸し暑くて梅雨が近づいているのかなぁと思われます。
明日は雨になるらしいです。

5月の終わり、既に夏物が着たい気分になってきました。
そんな中 すぐにお召頂ける仕立上がりの夏ものが登場です。

まずは 憧れの上布の中から「からむし」です。
重要無形文化財の越後上布と同じ糸、同じ絣です。
福島県の昭和村で栽培、手績みされた糸が
新潟県の小千谷市で越後上布になるのです。
越後上布は地機ですが からむしは高機になります。
昭和村にも行きましたけど とにかく遠い!
二車線ないような国道の山道を延々と上った先でした。
そんなところからやって来た からむしです。

きびら(生平)と呼ばれる からむし(苧麻)そのままの色に
薄墨色で 十字と小花が並びます。
とても薄く、軽く、風を纏うかのような布です。

憧れの上布が 仕立上がりのお買得価格で
この夏 貴女の元に!
寸法は
身丈 4尺1寸5
裄  1尺7寸
袖丈 1尺3寸
袖巾 8寸5
前幅 6寸5
後幅 7寸8
繰越  7分お問合せください。ほかに 夏の憧れの芭蕉布、仕立上がりの帯も登場です。

ほかにも

関史子さんの帯 総絞りの羽織、など 仕立上がりでお買得に出しますので
お気軽にお問合せください。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

5/29は呉服の日!セールやら52900円やら529000円やら

今年もやってきました。ごふくの日。
毎年 5/29 が 529、ごふくの日です。
東京では 東京きものショーが開催されますが
じざいやでは 呉服の日セール。
今日から既に始まっています。
店内1割引きや 呉服にちなんで
52900円、529,000円などのお買得品を揃え
お仕立上がり品も値下げしました。

例えば これからが旬の小千谷縮、52900円です。


可愛く涼し気な小千谷縮、こちらから お求めいただけます。
この夏お召になりたい方は お仕立てもこちらから。
水通ししてご自宅で洗えるようにお仕立ていたします。

仕立上がりの夏帯を揃えれば この夏のお出掛けもばっちり。
仕立上がり 麻地紅型帯(原田重)
現在 切らない作り帯になっていますが ご希望で無料で普通の名古屋帯に戻します。
132,000円。お問合せください。

麻を花絽織にして紅型を染めたポイント柄の名古屋帯です。
単衣にもすぐにお使い頂けます。
50,000円 お問合せください。

人気のピンク読谷花織。
じざいやオリジナルのピンク地、絣入り読谷花織着物。
可愛い~~と人気ですが お値段が可愛くない・・・・と。
今回 呉服の日で 748,000円を 529,000円にお値下げ。

仕立上がりの柳晋哉さんの綾織市松織の帯を合わせて。
この帯も 柳さんらしい色と織で 万能帯になってくれます。
今なら大島紬などにもピッタリですね。
220,000円 お問合せください。

それにしても、日本の衣装なのにどうして呉服?と思われませんか?
着物を売ってる店を呉服屋と呼ぶ・・・  なんだか不思議ですよね。

呉服の呉は呉の国のことです。
呉とは 中国の揚子江以南の地方で  中国歴史上に2回、国家として現れます。
最初が2500年ほど前で日本は縄文時代です。
二度目はいわゆる 三国志の時代で3世紀後半です。
長い戦争の混乱から逃れるため、多くの呉国人が日本に渡ってきました。
日本書紀にあるには
猪名津彦命(いなつひこのみこと)が呉の国より
機織(はたおり)裁縫(たちぬい)の技術を日本に伝えるため
呉服(くれはとり)綾織(あやはとり)兄媛(えひめ)弟媛(おとひめ)の命を連れ帰り
日本に絹織物の技術が伝わったとされます。
この呉服(くれはとり)を祭った神社が  大阪の池田にある呉服(くれはとり)神社です。

つまり 呉服はくれはとり、と呼ばれていました。
くれ、は日暮れの暮れで中国が日の暮れる方角にあったためそう呼ばれ
はとり、は機織(はたおり)から転じた名称です。
そもそもは、呉服(くれはとり)とは絹織物の職人のことでした。
次第に くれはとり、が職人ではなく織られた絹織物そのものを指すようになり、
奈良時代に音読みのごふく、になりました。
日本古来の織物は倭の国の服で倭服であり
明治時代に洋服に対して和服と呼ばれるようになりました。

ですから本来 呉服とは絹織物のことです。
麻や木綿は太物、と呼ばれて区別されていました。
戦後 麻や木綿の需要が激減して太物だけではやっていけなくなり
呉服と太物の区別が消えていきました。
また呉服、という言葉はこの業界が好きな語呂合わせで
五福(長寿、財力、無病、徳、天命)に通じることも 好んで使われた理由とも言われています。

じざいやは絹も麻・木綿も扱っていますが呉服屋でも太物屋でもなく、
着るもの屋、でありたいと思っています。

今年のごふくの日は 日曜です。
どうぞ 着物でお出かけください。

着物でお出かけ・・・といえば。
おうち着物にも ちょい歩き着物にもお勧めの備後絣。
織元が休業から復活しました。
こだわりの絣を織る澁谷さんの備後絣をご紹介したく
7/1(金)~3(日)の3日間、澁谷さんをじざいやにお迎えします。
世界の絣の話、(シルクロードの他に絣ロードがあった、とか)
祈りと絣の話、技術的なことやその他もろもろ。
楽しいお話を聞きつつ
なんと 渋谷さんが自家焙煎した珈琲を持って来て下さるそうなので
じざいやで茶釜でお湯を沸かして
ひきたて、淹れたて、薫り高い珈琲をお出しします。

絣と珈琲の集い。
皆様のお越しをお待ちしております。
詳細は追って ブログ、ライン、サイトにアップいたしますので
お楽しみに~~

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005