横浜でも木々が色づいてきました。
あちらこちらで 木の実も赤くなって可愛いです。
大高美由紀さんの吉野格子の帯。
藍を使った「しぐるるや」
大高さんらしいなぁ~と思うのは
吉野織の中の 厚みのある部分の中が 交互になっているんです。
ピンクの市松風のところ・・・お分かりでしょうか?
吉野織というだけで 手間なのに その中に更に手間をかけているのが
大高さんなりのこだわりだと、以前に伺ったことがあります。
画像ではお伝えしきれない 素晴らしい帯です。
ほう・・・とため息のでるような。
とても大人な帯なのです。
吉野織は 糸がギュっと凝縮された組織で 糸の量も多いので
重くなりがちなのですが とても軽いです。
これ1本あれば 紬にはオールマイティ。
着姿が ぐっと格調高くなってもくれます。
いいわぁ。ほんと。お勧めです。
吉野織について少々。
帯でも着物でも人気のある織り方の1つです。
格調高く、趣きのある織り方で糸や色によって
紬やお召、小紋などに幅広く使える帯になります
織りの組織としては
沖縄に伝わる 浮織りの一種、道沌(ロートン)織りと同じです。
地の部分は平織りで
真田紐のような組織を縞や格子に織り込んだものです。
平織りに交わる、真田織りの部分が厚みのある畝状となり、
立体感を持った面白い織物です。
(同じ組織でも 茶人、日野大納言輝資が愛蔵した名物茶入
「日野肩衝」の仕覆は日野間道とも呼ばれます。
日野間道は真田織が横段で 吉野間道は縦縞です)
間道、とは縞のことですから
吉野間道といえば 吉野織の縞、
吉野格子、といえば 吉野織の格子です。
では この吉野、というのは 吉野桜、などの地名の吉野ではなく
江戸時代に名を馳せた傾城、吉野太夫の名からきています。
吉野太夫が愛用していた打掛からの命名とされています。
その話は
江戸初期、島原で盛名をはせた吉野太夫は
容姿端麗、教養、遊芸に、並びなき傾城、とたたえられて
京の富豪、灰屋紹益は、吉野と一緒に暮らすようになります。
しかし、紹益の父は、吉野が、あまりに有名なので、
世の聞こえを憚り、息子を勘当してしいます。
ところが、ある日、この父親が、外出先で俄雨に合い、
とある寂れた家の軒先に佇んでいると、
美しい女性が、「お茶でもどうぞ」と誘います。
そこで、言われるままに上がってみると、侘び住まいながら、
きちんとしており、心のこもったもてなし振りに大いに感心しました。
そこで、「いったい彼女は、どう言う人か」と、尋ねたところ、
「彼女こそ、かっての吉野太夫だ」と判り、
息子の勘当を解き夫婦にした、というものです。
逸話に包まれた吉野織、
藍で染められたその帯の存在感をたっぷりお楽しみ頂きたいです。
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今日の着物美人さん。
ご来店時とお帰りでは帯を替えた2パターンの着姿に。
それは 明日のお楽しみとして 今日は仕立て上がりの羽織姿を。
オーダーして東西南北を司る神獣を大野深雪さんに描いてもらいました。
画像では 判りませんが 刺繍も入ってます。
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