各地で夏日を記録したようですね。
確かに暑い・・・街には半袖姿、子供たちはTシャツ1枚の子も。
こんな日は 着物も綿麻くらい引っ張り出しちゃいましょう。
平成の着物暦に従ってたら汗だくですよ。
令和には令和の着物暦があってもいいですよね。
昭和の、単衣が6月9月だけ、というのはもう過去の遺物になりつつありますし。
今日は待っていた帯が2つ届きました!
今日と明日で1つづつ、ご紹介しますね。
夏帯と夏以外の帯とがあるのですが
今日は暑いので 夏帯から先にご紹介します。
じゃん!

うわ、なんでしょう!?
ンつ
すくい綴れの夏帯「金魚」です。
真向きの金魚がなんともコミカルで可愛いでしょ。
これ、元ネタがあります。

明治時代の日本画家、神坂雪佳(かみさかせっか)の 金魚玉図(きんぎょだまず)です。
(50年以上昔の絵ですから 著作権は切れてますのでご安心を。)
メーカーさんが 夏帯の見本として持って来られたのを
色味をじざいや好みに変えてもらいました。
夏は 太陽に負けないインパクトが好きです。
暑さを跳ね飛ばす勢いで。
前は あっさり涼し気に
揺れる水草。ほんの少し銀糸を入れて涼やかさを演出しています。
透け感のある八寸帯なので
太鼓裏に当たる部分には水色のよろけ織にして
金魚回りの白地に 裏の水色が透けるように工夫されています。

芸が細かいのです。
トップの画像でもお分かりいただけると思いますが
金魚の身体の中の色も様々な織方や色の濃度を使い分けて深みを出しています。
けっして子供っぽくならないのは きちんと手暇を掛けた手織りだから。
八寸なので帯芯が入らなくて涼しいです。
夏は張りがあって 風通しのよい八寸が一番。
ちょっと着物を変えてイメチェン。



結構いろいろ使えるので 6月後半から8月いっぱい、この帯1つで繰り回すのも可能です。
夏大島などの夏紬にもよし、雪花絞りなどの浴衣にも良し。
この頃の夏は 白や青で涼し気にしても暑いのは暑いので
もう 真っ向勝負でこの位強ければ暑苦しいを通り越しちゃいます。
夏は楽しんだもの勝ち。
今年の夏、如何ですか?
連休も休まず営業しています!

お太鼓全面にたっぷりの柄。斜めの動きが着物の市松と相互効果。
垂れから繋がる年度色の無地部分が安定感を醸します。
上に空間が出来て 青空が覗いてるみたいな抜け感が生まれました。


いろんな着物に合わせられる帯ですが


ミニ額にしても良いし、小物を作っても。お好みの使い方でお楽しみ頂けます。









どちらの子がお好みでしょうか?
カッコいいです。





いいお獅子でしょ~~
躍動感のあるお獅子です。
さて、小物は
着物がグレーで帯が墨黒だと赤を使いたくなりますよねえ。
赤ではなく、ワインなら ちょっとおとなしく。
コバルトブルーだと個性的。
いわるゆ、大人の引き算コーデ。
正解・不正解ではなく ただただ好みです。
本場結城縮、もちろん地機で総絣。今から単衣で~~
型を作ってしまったので 型代を分散するために色違いで4本染めます。
次は 紬地に錆朱の予定。
帯地に色見本。こんなことしながら オリジナル作品を作っていきます。
移転1周年記念に向けて 素敵なものが揃い始めました。
じざいやへ どうぞ~~~










 




ワクチン接種も始まりましたし そろそろコロナも収まってくれないと・・・ 