蘊蓄・豆知識

仕立上がりの結城縮に型絵染帯。結城縮のお話(明日はお休みです)

せっかくの連休なのに冷たい雨ですねー
4月に単衣を着始めて10年近くになりますが
連休に袷を着ていたのは何年振りでしょう・・・
こんな寒い連休は久しぶりです。
今朝、ストーブ点いてましたよ(旦那が寒がり)

それでも明日からは雨もあがるようで
単衣になれるかな?
明日は連休のなかの平日ですが 月曜なのでお休み頂きます。
まぁ 来てますけどね、店。
整骨院予約しちゃったので 2時半位まではおりますので
ご用の方はご連絡ください。
電話は留守電になってますが 声出してくだされば居れば出ます。

単衣に向く生地はいろいろありますが
ぜひ 単衣で着て欲しい、と思うのが結城縮です。
今回 とーーーーても素敵な結城縮が仕立上がりで登場です。

反物の時から大好きだった結城縮です。
ぜんまい紬に藍の型染の帯を乗せました。
この帯も イイ感じですよね 柄は胡蝶蘭ですね。

結城縮アップ。

結城の縮って・・?と思われる方も多いかもしれませんが
本場結城紬には 平織と縮織りの2種類があるのです。

本城紬の魅力は軽く暖かな風合と染の堅牢さ、素朴ながら緻密な絣の正確さが
全て人の手で生みだれていることです。
結城紬には著名な作家はいませんが、全ての工程が手仕事の技が終結した共同作業です。
最初に大切なのは真綿から手で糸を引き出すことで
熟練の技でも1反分に1ヶ月以上かかります。
また100亀甲絣だと絣括りだけで3ヶ月以上、
精巧な絣になると限りがありません。半年、1年掛かるものもあります。
経糸を腰で直接支える地機での織りは、結城独特の60センチもある大きな杼で
一段一段絣を合わせながら打ち込んでいく根気作業です。
これらを経て、さらに15項目の審査に合格したものだけが
本場結城紬としての証紙が貼られるのです。
本物だけが持つ確かな存在感があります。

その 本場結城紬には 糸に撚りのかかっていない「平織」と
撚りのかかった「縮」の二種類があります。
かつては縮が多く織られていましたが
昭和31年に「平織」が重要無形文化財指定を受けた後は、
すっかり生産が減ってしまいました。
ユネスコの無形文化財として指定された結城ですが
名度に反比例して生産数は激減の一途です。
かつては組合の検査も毎週行っていまして
それだけの反数が織り上がって持ち込まれていましたが
今や一カ月に一度。
一か月分を一度に検査できる程度の数しか織り上がって来ないのです。
その中で 更に希少な結城縮。
希少だから、ではなく
単衣としてもお召いただける軽やかな風合いをお楽しみ頂きたいものです。

手引きの真綿である結城の糸に撚りをかけるのは
糸が切れないように水で濡らしながらの作業です。
下撚りをかけた後、もう一度本撚りをかけ、
糸1メートルの間に1500~1800回程度の撚りをかけます。
織り上がってから、湯に通すと撚りのかかったヨコ糸が約1割ほど縮み、
結城縮独特の風合いが生まれます
縮んだあとは 平織と同じ反幅ですが
実際に織る時には 1寸ほど幅広に織っていますので
糸の量もそれだけ多く、
撚りをかける手間と相まって 平織より1割ほどお高くなってしまいます。
その価値が十分にあるのが結城縮です。

仕立上がりでお値打ち価格でお出ししています。
寸法は
身丈 背から 4尺2
裄   1尺8寸
袖巾   9寸2
前幅  6寸5
後幅  8寸0
繰越   5

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定休日 月・火
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仕立上がり結城縮&シナ布帯

日替わりで暑かったり寒かったり。
着るものが悩ましいですね。
朝晩は寒くても昼間は暑かったりですし。
連休もは降ったり止んだりみたいですね。
連休は休まず営業しております。
そして27日、今度の水曜は13時からの営業とさせて頂きます。

明日25日から29日まで
通販BASEが10%OFFのクーポンを配布します。
10万円までのお品が1割引きに!
お得に手に入れるチャンスです!!

通販はこちらから。
クーポンコードは enjoy2022gw
クーポンでお得にお買物ください。
さて連日 ご紹介させて頂いてます仕立上がりの逸品たち。
手放されるのが惜しい子たちばかりですが
着てくださる嫁ぎ先を求めております。

今日の子たちはまだこちらに届いてないのですが
うちから一度は嫁に出した子なので画僧が残っておりました。
これからのシーズンにすぐお召頂けるシナ布の帯。
墨黒の片身替わりが粋です。

そして結城縮。
こちらの画像は 仕立前のまだ反物でじざいやにあった時。

左側の白地に水色とチャコールグレーの絣が
片身だけに織り込まれています。
右側の縞の反物は糊落とし前のもの。
左は糊落とし済み。
柔らかさの違いが画像からも一目瞭然ですね。
画像では片身変わりなのが分かりませんが
半分は絣の入らない白無地です。
この半分にだけ絣を入れる、というのは
見た目より面倒で難しいものなのです。
仕立てるとこんな感じ。

ちょっとピンとが甘いので 届いたらビシっとしたのをアップしますね。

しかし そもそも結城縮って何?
本場結城縮は超レアですから 見たことのある方が少ないかもしれません。

本場結城紬には、糸に撚りのかかっていない「平織」と
撚りのかかった「縮」の二種類があります。
かつては縮が多く織られていましたが
昭和31年に「平織」が重要無形文化財指定を受けた後は、
すっかり生産が減ってしまいました。
ユネスコの無形文化財として指定された結城ですが
名度に反比例して生産数は激減の一途です。
その中で 更に希少な結城縮。
2020年の統計で
結城紬の年間生産数は 高機、帯を含めて1000反を切っていますが
地機の本場結城紬の反物は500反以下。
その中から 更に結城縮は3%以下だそうです。
ほぼ、受注生産なので 出会える可能性はごく僅かです。
希少だから、ではなく
単衣としてもお召いただける
軽やかな風合いをお楽しみ頂きたいと思います
単衣として 何がいいのか、と聞かれたら
まずは 本塩沢やお召をお勧めします。
お値ごろで色柄も多いので。
しかし 実際にお召になっているお客様は
いつでもつい、手に取ってしまう単衣は
結城縮だとおっしゃいます。
なので ちょっと値は張りますが 結城縮のリピーターの方は多いです。
他の単衣はもういらない、とさえ言わしめるのが本場結城縮。
その良さは、軽くて涼しく、皺にならない。それに尽きます。手引きの真綿である結城の糸に撚りをかけるのは
糸が切れないように水で濡らしながらの作業です。
下撚りをかけた後、もう一度本撚りをかけ、
糸1メートルの間に1500~1800回程度の撚りをかけます。
織り上がってから、湯に通すと撚りのかかったヨコ糸が約1割ほど縮み、
結城縮独特の風合いが生まれます
縮んだあとは 平織と同じ反幅ですが
実際に織る時には 1寸ほど幅広に織っていますので
糸の量もそれだけ多く
撚りをかける手間と相まって平織より1割ほどお高くなってしまいます。
でも その価値は十分すぎるほどの結城縮なのです。

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芝崎さんの木綿帯。木綿のお話。

今日も20度越え。
木綿の単衣が気持ちいいです。
お襦袢は今日は麻ポリ。
そろそろ麻100の色付のお襦袢でも良さそうですね。

仕立上がりの芝崎圭一さんの名古屋帯です。
木綿の帯は滑らないので ザックリ結べてらくちんです。
合わせる着物は 木綿か紬。ウールでも。

草木染で絣の段です。
久留米絣に合わせてみました。
あっさりと、それでもグラデーションになっている段が
絣の着物を引き立ててくれます。
絣の着物の帯に困ってる方~~
合う帯がここにありますよ~~~。
久米島とかに合わせても良さそうです。

ところで木綿。
絹とは違う ふっくらした温かみと柔らかな肌触りが
木綿好きを虜にします。

木綿のお話をしましょう。
かつて 木綿は庶民の味方で「太物」と呼ばれて
絹の着物とは区別されていました。
綿や麻を扱うのは太物屋、絹を扱うのが呉服屋です。
木綿は、延暦18年(799年)に
三河に漂着した外国船が伝えたとされていますが、
この時は、伝来した木綿の種子をまいてもうまく育ちませんでした。
鎌倉時代、室町時代には、国産の木綿がなく、
木綿製品は全て舶来物でした。
木綿の布はとても貴重な品であったのです。

15世紀の後半になると朝鮮から綿布が大量に輸入されるようになり、
16世紀には明からの綿布(唐木綿)の輸入が加わって、
上流階級では木綿の着用が流行しました。
さらに南蛮貿易によって東南アジア諸国から縞木綿がもたらされ、
その中にはインド産のサントメ縞(唐桟)や
ベンガラ縞、セイラス縞などが含まれていました。
これらは近世日本の模様染や縞織の発達に大きな影響を与えたのです。

国内で木綿の栽培が始まるのは16世紀初め頃。
木綿は丈夫で耐久性にすぐれているため、
戦国時代の武士たちは幕や旗差物、袴などの衣料や
船の帆などにも使われました。、
需要の増加にともなって三河などで木綿栽培がはじまり、
またたく間に近畿・関東地方でも栽培されるようなったのです。

江戸初期には農民の着物も麻から木綿へと転換し、
江戸中期になるとほとんど全国的に木綿織物が生産されるようになって、
各地で特色のある銘柄木綿が生産されました。
さらに縞や絣、型染や筒描、藍染など文様と染色技術の進歩とともに、
多様な綿布が生産されるようになったのです。

 

かつての日本は繊維産業国として大きな市場を持っていましたが
現在、絹糸の自給率は1%、木綿糸にいたっては0%とされています。

木綿は明治半ばくらいまでは自給率100%だったものが
安い輸入物に押されて激減してしまいました。
衣食住、と言いますが 食も衣も自給できない国というのは
本当の意味で独立しているとは言い難いのではないでしょうか。
絹も木綿も農業から生まれるのですから
農耕民族である日本人の原点だと思うのですが。。

それでも各地で細々と綿を栽培している方々がいます。
ほとんどが染織を目的とされたもので
一部の作家さんへ渡ります。
また丹波布のように綿花を自分たちで育ている
染織家さんも居ます。
自家用の木綿なので統計には出てこない量です。

輸入綿がキロ当たり高くとも1000円程度なのに対し
国産綿はキロ当たり1万5000円以上と言われています。
高くとも国産綿にこだわるのは
輸入綿はもの凄い量の農薬を使用していて
(収穫時には枯葉剤で葉を落として収穫するのだとか)
アレルギーを起しやすく アトピーの人の為に
無農薬の国産綿で作られた布も織られています。

木綿の着物、ということろから見れば
日本で綿花の栽培が本格的に始まったのは16世紀初頭のころで
戦国時代、武士たちが それまでの麻や葛などの繊維に比べて
木綿の保温性、耐久性、なにより肌触りの良さを評価して
様々に用いるようになり全国へと広まっていきました。
植物の和綿としても日本の風土で良く育つように改良され
様々な種類が作られました。
綿の中で最高と言われてるエジプト綿は
細く長い繊維が特徴でそのためしなやかで薄い織物ができますが
高温で乾燥した土地でないと育ちません。
日本の気候に適した綿は繊維が短く太い糸ですが
厚手でしっかりとした布になりました。
これらが 久留米絣や出雲、弓浜など各地の木綿織物を
生み育てることになります。
手にしたときに ほっこり安心感を覚える木綿の着物は
和綿で織られてこそ 本来の風合いを出すことができるのです。

木綿きもの場合、糸番手(太さを現す単位)は
40~120と差がずいぶんとあります。
40だと ソフトデニムのような感触ですし
120になると上等のワイシャツのようです。
また手引きの木綿は ふっくらとしていて
実際の重さよりも厚みを感じます。
同じ久留米絣でも 数万円のものと
100万クラスのものでは 同じ久留米絣と呼んで良いのかと
思ってしまうほどに 糸質に差があります。

 

機械織りには 機械織りの良さが
手織りには 手織りの良さがあり
とにかく 沢山触ること。
良い木綿を見分けて自分に合った木綿を手に入れるには
それが一番の方法です。

自宅近くで 八重のツツジが咲いていて
ゴージャスで可愛かったので 二枝だ頂いて店に活けました。

仕立上がりの逸品や 普段使いの子たち。
未着用品ばかりです。
単衣向きにすぐお召頂けるものもあります。
お散歩がてら じざやへどうぞ・・・

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仕立上がりの黄八丈。黄八丈の色のお話。

単衣でも暑くて綿麻を出したくなりました。
麻のお襦袢、持って来なくちゃ・・・
旦那からは 夕飯に冷や麦をリクエストされましたよ。

まだもう一度は寒の戻りがあるのか
梅雨時期には肌寒い日もあるだろうとは思うのですが
連休前に初夏ですね・・・。
なんだか 今年は春のうつろう風情を楽しむ間もありませんでした。
連休明けて25度続いたら 夏もの出しちゃおうかな~~

週末に向けて仕立上がりの逸品が登場です。

いわずと知れた 山下芙美子さんです。
昨日 チラ見せした加藤富貴さんの「春の気配」を乗せてみました。

加藤さんの帯、実際には垂れも眼鏡織、入ってます・・・
置くとき間違えました。
この帯もいい帯です。

週末はじざいやに逸品を見にいらしてください~~

ところで。
黄八丈を見た方に
「黄八丈って黄色以外あるんですか?」とご質問を頂きましたので。
黄八丈、って言うくらいだから 黄色を思い浮かべますよね。
黄八丈の色についてお話します。
山下家の黄八丈の魅力については こちらをお読みください
黄八丈はコクのある深く、澄んだ色調と高い堅牢度を誇りますが
染には独特の技法を用いています。
色ごとに技法が違うので 色別にご紹介します。
黄色の黄八丈。黒い黒八丈、そして 赤茶の鳶八丈です。
この三原色を駆使して 濃淡や交差する織で複雑な色味を織り上げます。

1、黄八丈。

黄八丈苅安ノート

八丈刈安、とも呼ばれるコブナ草を使います。
昔はいくらでも自生していましたが 除草剤の影響などで
減少してしまいました。
10月の半ばから終わりに 穂が出る前の草を刈り取り日に干します。
大釜に一抱えの干したコブナ草を入れて
2時間ほどに出して「黄ブシ」と呼ばれる染液を作ります。
八丈島の染色は 糸を「黄ブシ」で煮詰める煮染めではなく
桶の中に糸を並べて上から柄杓で熱い黄ブシを回しかける方法です。
熱い黄ブシをたっぷり掛けて一晩漬け置き(フシ漬けと呼びます)
翌朝糸を絞って日に乾かします。
乾かす時には 何回を糸を捌いて中まで風を通します。
何度もさばくほど 風合いの良い糸になるそうです。
夕方まで干したら また桶に並べて黄ブシを掛けます。
漬け置いて 翌朝干して・・・と12,3回繰り返します。
そして最後に島の椿のアクを揉み込むと
初めて あの美しい黄色に変化するのです。

2.黒八丈

黄八丈椎泥ノート

最近の一番人気の色ですが とても難しく染ムラが出やすい染です。
現在、山下家では年に2反ほどしか染めていません。
泥で染めます。泥染は大島紬が有名ですが
八丈島でも行われています。
八丈島では下染めに椎の木の皮を使います。
椎の木の皮を煮詰めた染液でフシ漬けを14,5回行った後に
一回目の泥染をします。
八丈島の泥はタンニンが強く 糸を痛めやすいので
泥染の後は 椎の木の染液を冷ましてから掛けまわしてフシ漬けにします。
冷ました染液でのフシ漬けをさらに5,6回して
2度目の泥染で真っ黒に仕上げます。

3.鳶八丈

黄八丈まだみノート

濃い目の黄色だと思われてる方もいるようですが
赤味の強い煉瓦色のようなのが鳶色です。
鳶の羽の色です。
これにはタブノキ(マダミ)という樹を使います。
樹齢30年以上のものを選び伐採して皮を剥ぎます。
この皮も大釜で煮出して染液にし
15回ほど繰り返しフシ漬けをしてから灰汁を揉み込み
さらに4,5回 タブノキでフシ漬けをして仕上げます。

どの染も染め上がるのに半月以上掛かります。
美しい色を作り出すとというのは
半端な作業ではありません。

黄八丈に限らず
美しい染は 糸を痛めずに
染料の一番いい部分を引き出して糸に移すことが大切です。
そのためには 経験と勘、忍耐と重労働が欠かせません。

一枚の織物が出来上がるまでには
機に掛かる前の段階の方が大変なのです。

織り上がるまでに どれほどの手間隙をかけたか
ただ 時間をかける、というのではなく
きちんと 理由のある時間を必要とするのが
手織りの織物なのです。
それは 本物だけが持つ存在感を放ちます。

憧れの黄八丈・・・
まとってみたくありませんか?

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今日のイチオシと衣替え前にすること。

寒くて しまおうと思っていたセーターを着こんで
単衣から袷に戻りました。
この時期、気温の変化に合わせて着るものもとっかえひっかえで
忙しいですね。
それでも 経緯真綿の本場結城や郡上紬などの
ほこほこ系紬は さすがにしまう準備をします。
そのまま仕舞っていいの?
その前にお手入れに出す・・・?
そもそも、着物のお手入れって どの位の頻度でやれば?

着物のメンテナンスについての質問も多いです。
着物は洗えないし お手入れが大変だから・・・
これは 着物を着ない人の言い訳の代表的なものであり
また 着物を気楽に着られない理由にもなっています。

麻や木綿素材なら おうちで洗えば良いのですが
絹の場合。。

確かに絹の着物、特に袷のものは
自宅で気軽に洗うことはほとんど無理です。
戦前の日本人は 世界一きれい好きと言われて
自分の体は 毎日お風呂で汗を落としていても
着物を毎日洗うことはありませんでした。
今のように洗濯機やアイロンもありませんから
解いて洗って 板に貼り付けて干して
また仕立てる、というのは大仕事です。
ですから 子供のものでもない限りは
頻繁には洗わないものだったのです。

しかし現在の生活の中では
着たものは洗う、という習慣が出来上がっています。
着物自体はともかく
直接身に付ける襦袢は 毎回とは言わずとも
せめてシーズン毎には洗いたくなります。
(もちろん着用頻度によりますが)
袖口や裾、衿などが特に汚れますね。
脇の汗シミも心配です。

着用頻度が数回だったり
お召になっても短時間だったり
室内だけでじっとしていて汗をかいたりしなかったのなら
今シーズンはお手入れを見合わせる、というのもありですし
部分洗い、汗抜きだけ、という方法もあります。
もう少し着たのなら 丸洗い&シミ抜き。
ずいぶん汚れちゃったなーでしたら解き洗い、というのが
一般的なコースだと思います。

一般的に 丸洗いは いわゆるクリーニングです。
水ではなく揮発剤で洗うので、
繊維の摩擦が起こりにくく、生地を傷めません。
特に油性の汚れ(衿のファンデーションなど)に効果があります。
全体を均一に洗って汚れを落とします。
丸ごと洗いますので 全体がこざっぱりします。

これに対して染み抜きは
シミの部分だけを シミの原因、状態に合わせて処理します。
食事中にお料理をこぼしちゃった、とか
電車や車のシートに付いていた汚れが移ったとか
怪我して血が付いたとか 泥跳ねだとか・・・
はたまた 帯から色落ちして着物に付いた、なんてご相談もあります。
.そういう場合も染み抜きです。
油汚れだけでなく 水溶性の汚れ、たんぱく質の汚れ等
原因が判っていて 時間があまりたっていなければ
大抵はきれいに落ちます。
ただし シミの部分だけなので 全体の汚れは落ちません。

丸洗い、シミ抜きの他にも
解かずに水洗いできる特殊な技術を持つ職人さんがいます。
ドライクリーニングの丸洗いでは落ちない
汗や泥などの水溶性のシミをきれいに落とし
水で繊維が広がって中の汚れも流し出されます。
生地が生まれ変わったようにすっきりします。
丸洗いよりはお値段が掛かりますが
水洗いの前に一度丸洗いもして油汚れを落とし
その後に水洗いをしますので
解いて洗ってまた仕立てるのを考えれば
ずいぶんお得だとは言えます。

自宅で洗えない絹物。
どんなお手入れをすれば良いのか
ご不明なことなどありましたら
お気軽にご相談ください。

今日はちょっとバタバタしていて
コーディネートする時間がありませんでした~~
なので 今日の一押しを2つ。
まずは イイのに売れない太子間道
この帯、持ってれば活躍してくれること間違いなし、なんですよ。

太子間道としては ちょっと丸みが足りない、というか角ばってるというか・・・
そこが ありきたりじゃなくてイイんです。
ほら、お太鼓も素敵。

こんな素敵で使い勝手の良い帯、132,000円はお安いですよ!
うちの子に!と思われたら こちら からどうぞ。
今日の一押しなので 今日ならお仕立代サービスで
仕立上がりでこのお値段です。

雨が続いてるので・・・ 雨草履もどうぞ!

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読谷花織のお話

今日は久しぶりに読谷花織の作家さん、宮良さんからお電話いただきました。
なかなか沖縄に行けなくて お会いできないのですが
お電話であれこれお話していると距離を感じません。
でも コロナは今凄いことになっていて 「来てくれるな」と言われてしまいましたが。

うちのある読谷花織の子たちの評判はどうですか?という
お問合せでした。
やはり 自分で織った子たちは どう評価されているか気になるところです。
糸から吟味して デザインを考え、丁寧に染めて織る。
当たり前だけど 一番基本で大事なことです。

特にピンクの着尺がどうなってるか 気にされてました。

糸にこだわって、軽いことを第一に考えて織られたそうです。
本当に 読谷花織の着尺としては 驚くような軽さです。
糸が細いので 花織もとても繊細。
色も大人ピンクになるように 染め重ねていて
絣も入っています。
渾身の作だから どなたか良い方に着てもらいたい・・・
作家さんが直接 じざいやに収めてくれてますので
中間マージンが無い分 お安くできています。
今回 宮良さんのお気持ちで更にお安くしても良いとのことなので
気になる方は お問合せください~~~

同時に帯もお安くいたします。
帯も糸とデザインにこだわった ちょっと他に見ない作品になっています。

読谷花織は
基本的には、王朝のあった首里に比べて、
南方貿易の中心であった読谷山はより南国的で力強く、
濃い地色に色糸で柄を織り出します。

柄は、
銭花(ジンバナ)銭に似せた花模様は裕福になる願いを表しています

画像7

風車(カジマヤ)沖縄の風習にならって長寿を祝う風車の形をしています

画像2

扇花(オージバナ) 末広がりの扇の模様が子孫繁栄を表しています

扇花

の縁起の良い柄3つの組み合わせに、
縞、格子、絣が併用されることもあります。

読谷山村での布の用途は、村芝居の衣装や婚礼衣装であり、素材は木綿でした。

また、女性の肩や髪に掛ける手拭のような小布を手巾(ティサージ)と呼び、女性から男性へのお守りとして渡されもしました。

庶民のものでもあったので、全体的に温かみと親しみやすさがあります。
今日 お話をしていて 読谷花織は冬のものだから
これからの季節はちょっと売りにくいです・・・と言いましたら
沖縄では14度になったら 寒くて上着を着るんだそうです。
14度、って暖かいですよね?
読谷花織は 沖縄でも冬の婚礼などに使われることが多かったとか。
でも今は お洒落な街着として
秋~春先にお召し頂きたいです。

この大人可愛いピンクの読谷花織にビビっときた方は
ご連絡ください。
こっそりお安くいたしますから。

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すげ上がり下駄2点。猫と八重桜

週末ごとに雨が降ってるような・・・
今日も冷たい雨の横浜で 桜が無残なことに。
花散らしの雨、と言いますから この時期仕方ありません。
次は八重桜が咲くのを楽しみにしましょう。

そう、八重桜の季節がやってきます。
まぁるくてボンボンみたいで色もピンクが濃くて可愛いです。
清楚な単の桜とは違う 華やかな明るさがあります。
そこで こんな草履を作ってみました。 八重桜刺繍鼻緒布縣下駄。

草履じゃなくて 舟形の下駄です。
でも 下駄の中では格上でカジュアルな草履と同格にお召頂けます。
天は ベリーピンクのエナメル仕上げ。本革です。
台はコルク製で巻きは木目調。

裏には 総ゴム張りで溝があり、滑りません。&減り防止です。
正面から見ても可愛い。

坪も鼻緒と同色で上品にしあげています。
着物の裾が被ると刺繍はあまり見えなくなるので
桜さくら、という感じでもなくなります。
そもそも桜色じゃないので 春が過ぎたらダリアとでも何でも言ってください。
サイズは23.5にすげています。
足を入れると最初はちょっとキツメかもしれませんが
慣れればちょうど良くなるはずですし
鼻緒の裏が柔らかなビロードなので当たりが優しいです。
すぐにお召頂けます!

もう1つ。
猫好きにはたまらない、猫下駄です。

桐の黒塗駒下駄の天に猫の顔を足跡を。 鼻緒はもちろん、猫刺繍。
この鼻緒の赤がいいいですよねー
台の猫がインパクトなので 鼻緒は白のシルエットですっきりと。

いわゆる、二枚下駄です。
でも 裏にはちゃんとゴムを貼って滑り止め。

これから気温があがって 足元が下駄なのも良いですね。
素足でもいいですが レースの足袋など履くとお洒落度アップです。
単衣の足元に是非。

ここで草履の蘊蓄を。

草履とは草の履物、
読んで字のごとく、稲作地域では稲藁、
畑作農村では とうもろこしの皮や茗荷の葉、蒲の葉、
南では アダンや棕櫚、芙蓉、月桃などで草履が編まれました。

桃山時代には耐久性を持たせるために竹皮表の裏に皮革を貼った
雪駄が現れます。江戸中期には竹皮表を重ねた草履が現れます。
江戸中期頃には草履職人も現れ、それ以降、草履の種類も増えていきます。

昭和初期になると裂地や皮革で覆った草履が作られるようになり
それが今日の和装履物の主流となっています。

 

では 良い草履の選び方は?
とにかく まず履いてましょう。
鼻緒がゆる過ぎると 足で草履を持ち上げて歩く事になり、
疲れます。反対にきつ過ぎると痛いので辛いです。
鼻緒の素材もいろいろありますが
皮革やエナメルのものの場合は
あまり細くないものが足に優しいようです。
内側がビロードになっているのものは履き心地がソフトです。
草履台のサイズですが
かかとが多少(1~3センチ)出るように履くものです。
はき方には あまり深く足を入れずに
つま先で鼻緒を引っ掛けるようにして かかとを多めに出すと粋な感じ。
指の又まで深く足を入れて履くと上品な感じになります。
足を入れた時に重く感じないことも大切です。
踵の高さはお好みですが 高い程フォーマルになります。

ぞうりには足袋と違い文数がありません。
履く人の足に合わせて鼻緒を調節する事ができるからです。
特別にS台やL台も作りますが、標準は23cmくらいで、
この大きさで22cmから25cmくらいの足に合わせられます。

 

決め手は鼻緒のすげ方。
鼻緒のすげ方一つで履き心地がまったく違ってきます。
履きにくいと思っていたぞうりが
鼻緒の調節で履きやすくなることもあります。
履きにくいので大きなサイズのぞうりを選ぶ方も、
まずは鼻緒の調節を専門店に依頼された方が良いでしょう、

最後に 初めて草履に足を入れる時には
鼻緒がよじれないよう、気を付けて足を入れてください。
履物はその人の癖がつきますので。。。

明日は3回目のワクチンです。
2回目まで 副反応も出なかったですが 3回目はいかに・・・
定休日にしましたので
熱が出ても火曜まで寝てれば大丈夫だろう、と踏んでるんですけどね。
まぁ よほどのことが無い限り水曜は営業します。
明日 明後日は メールのお返事など遅れたら
副反応でへばってるんだなぁと思ってください。

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訳あり短尺小千谷縮 マンガン染特価です。

今夜は春の嵐になるんだとか?
明日は チャーミングセール最終日。
早めに雨が上がってくれますように。
朝には上がってるみたいですけどね。気温が上がるんだとか。
桜が満開の前の雨で良かった。
降られるとすぐ散っちゃいますもの。

今日も棚をごそごそ。
ちょっと訳アリで別にしていた小千谷縮を出して来ました。
短いのです。
普通は12メートル以上あるのですが 1120cm。
80cmほど足りません。
旦那用にするつもりでしたけど もう着そうにないので。

総絣。
これを全部 手で括ったら 物凄い手間暇です。
何万か所とありますから。
そこで コスト減として大正時代に開発されたのが
マンガン絣染。
マンガンとは金属ですが マンガン電池などに使われたり
人間にも必要元素の1つです。
このマンガンの化学作用を利用して染めた糸を織り込み
その上で 反応させる液で絣模様を捺染して
中和液で洗浄すると 化学変化を起こした部分だけ黒く残るという・・・。
プリントとは違って糸そのものが染まっているので
拡大しても ちゃんと絣糸が織り込まれています。
ちゃんと裏も染まっています。

古典的な総柄の絣模様で 男性でも女性でもイケるのですが
いかんせん、短い・・・・。
女性なら最大150cm。男性でも160cm以下。
身丈4尺が厳しいかな、です。
水通しでどの位縮むかも分からないので。。
お袖丈を短くすると(1尺3寸で見積もってます)
もう少しいけると思いますが。
あとは いっそ襦袢にして単衣の下に着てしまうとか。

正反だったら15万前後になったと思いますが
チャーミングセール最後ですし 33000円で。
送料はご負担ください。
通販こちらから お求めいただけます。

明日はいよいよ チャーミングセール最終日。
その後3日間お休みになります。
30日まで 一応セール価格にしておきますので
悩んでる方は この期間中にご決断を!
お支払い方法や 2個買うからセット割に?とか
お値段交渉や お品物に対する質問もなんなりとどうぞ。

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同じ着物と帯を小物変化で3コーデ。天蚕入り八寸帯を使って。

お花見に行きたーい。
この週末が見ごろでしょうけど来週もなんとか。
桜の種類によってはまだまだ。
今年は着物でお花見に行くぞ、と思ってます。

お天気が良くなったせいか
街でも着物の方を見かけるようになりました。
鎌倉だと レンタル着物屋さんが沢山あるようですが
元町では 中華街にあるみたいですね。
お手持ちの着物と帯をお持込み頂ければ
じざいやで着付けだけでよければ着つけて差し上げますので
着物で元町探索をどうぞ。

桜も咲き始めましたが 若葉も綺麗です。
雨上がりで艶々。
虫たちも動き始めたようです。
来月には犬にフィラリアの薬を買わなくちゃー
虫といえば 着物屋にとってはお蚕さんです。

蚕から摂れる糸のイメージは 白い絹糸ですが
天然では白い繭は保護色になれず すぐに天敵の鳥などに食べられてしまいます。
自然の中で生きていくには身を守るために
お蚕さんも 住んでる樹に合わせていろいろな色をしています。

有名なのは天蚕、と呼ばれる薄緑の繭です。
カイコ(家で飼うから飼蚕(かいこ)に対して
ヤマコ(山蚕)とも呼ばれます。
養蚕される家蚕と違い、野生のものですが
長野県穂高の町で僅かながらに飼育されています。

飼育と言っても 家蚕のように室内に居るのではなく
餌となるクヌギやナラ、カシワなどの樹木ごとネットで囲って
(1本1本の木にネットをかけるのではなく
大きなビニールハウスをネットで作ってその中に木を植えている)
飼育しています。
1本の木で10匹ほどの幼虫を育てます。
野生なのだから勝手に葉っぱを食べて一人で繭になって
手間いらず・・・ではありません。
ネットを張るのは天敵の鳥や蜂から守るためですが
猿はネットの隙間から侵入、木を荒らします。
天蚕の幼虫は家蚕の幼虫の3,4倍の大きさに成長しますので
食欲も並みではありません。
1本の木の葉っぱを食べつくすと別の木へ移動して食べ続けます。
ところがこの移動の際に地面を這っていると
蟻にやられたり 日差しが強いと衰弱して
次の木に移る前に死んでしまう幼虫もいます。
ですから人間が手で移してやらなくてはなりません。
自然淘汰されていては飼育の意味がありませんから。
卵から孵化して繭を作るまでは目を放せないのです。
行動範囲が広い分、家蚕より手が掛かります。

家蚕は春秋の2回繭を作りますが(種類によって違いますが)
天蚕は7月半ば、年に一度だけ繭を作ります。

幼虫は大きな天蚕ですが繭の大きさはあまり変わりなく
1つの繭から取れる糸は家蚕の900~1500メートルに対し
700メートルほどです。
家蚕よりセシリンに含まれる石灰やタンニンなどの不純物が多く
精練してもあまり目減りはしませんが
染まり難い性質を持っています。
風合いはとても柔らかく、
光沢がありシワになり難い復元力があります。

現在は天蚕農家は廃業してしまい
安曇野天蚕センターでのみ 僅かながらに飼育、糸作りがされています。

そのほかに着物にできる 自然の蚕たちは
《テンサン(天蚕)》
ヤママユガともいわれ、日本原産で全国各地に分布生息しています。
クヌギ、ナラ、カシ ワ、カシ、クリ等の葉を食べ、緑色の美しい繭を  つくります。
シワになり難いとされ、また染まり難いため
家蚕糸と交織にすると天蚕の部分だけ染残ります。

《サクサン(柞蚕)》
中国が原産であるが、日本、朝鮮、インド産などがあり、
「柞蚕糸」 又は 「タッサーシルク」 と呼ばれます。
淡褐色ないし茶褐色の繭で糸は独特の光沢でゴールデンシルクとも呼ばれ ます。

《ムガサン》
生息しているのは、インドのアッサム地方だけで、
黄色、黄褐色の繭をつります。
ムガシルクと呼ばれショールなどにもされます。

《エリサン》
インド、アッサムの原産で、非常に丈夫な絹を作り、中国で多く飼育されています。
繭は白色、橙黄色、ピンク、赤褐色など様々。
繭の層が綿上で柔らかく、ふかふかしており、
簡単に糸を繰り取ることができないので、
綿やウールのように主として紡績原料になっています。

《与那国蚕》
与那国島、インドネシアに生息する最大級の大きな蛾で繭も大きいです。
現在 保護されていて採ることができません。

《クリキュラ・黄金の繭》
インドネシアを中心とした熱帯~亜熱帯の諸島に生息しています。
黄金色に輝き、古来から『幻の繭』として、
インドネシア・ジョグジャカルタ王室に献上されてました。

それぞれの蚕によって繭が違うように
糸質も違うのでその糸質にあった染め、織りを熟知していないと
野蚕は扱えません。

その中から クリキュラ・黄金の繭の糸を織り込んだ八寸帯が届きました。

ポツポツと織り込まれているのがクリキュラの糸です。
手紡ぎで太さに強弱があるので そこが味わいになっています。
無地の帯は便利ですが のっぺりとした生地だと仲居さんのお仕着せみたいで
面白くありませんが
糸の風合いが帯の表情となり ワンランク上のお洒落を楽しませてくれる帯になります。

特に 色柄の多い紬に合わせるとスッキリと全体をまとめてくれます。
ここでは 総柄の大島紬に合わせて小物だけの変化で3コーデをご紹介します。


着物はこちら。椿を織り出したヒトモト絣の本場泥大島紬です。
椿カワイイ。


泥大島を見ると赤味の小物を入れたくなる昭和の呪縛・・・・
でも 王道でゆるぎないコーデです。

泥大島に辛子色八掛も一時よく見かけました。
泥には抜群の相性を誇る辛子色なので大島以外にも久米島紬などにも
困ったときの辛子色。。。
帯締めを紫でちょっと捻りを入れて。

泥と水色、も土と水(もしくは空)と縁のある組合せ。
もっとコバルトブルーだと 今っぽくなりますね。
手持ちになかったんですよ・・・

帯が無地系なので 柄の帯揚げや帯締め、もしくは帯留で遊ぶのも楽しいです。
コーデに困ったときに1つあると
本当に頼もしい 無地だけどニュアンスのある、表情豊かな帯。
チャーミングセールで10万円切りましたので
(132000円 → 92400円)
この機会に 如何でしょうか?

サプライスチャーミングセール いよいよ27日まで
残り3日!
気になるものがある方は お急ぎください~~~
3/30(水)
今回の定休日に営業した振り替えでお休み頂きます。
3/28(月) 小唄・お三味線お稽古
29(火)30(水) お休みです。
よろしくお願いいたします。

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チャーミングセール後半は お襦袢6割引、襦袢のお話。

サプライズチャーミングセール、後半戦に入りました。
チャーミングセールのテーマソング、やっぱりテンション上がりますね~
なんか 詳細不明らしいです。
聴きたい方は チャーミングセール期間中に元町へどうぞ!

で、後半になりましたので
お買得品を増やしましたよー
まずは お襦袢6割引きです。
お襦袢、着物にはなくてはならないものです。
そこで 襦袢のお話を少々。

まず、襦袢とは何か、というお話から。
今でこそ 二部式襦袢、半襦袢は簡易式とされ
長襦袢が正式とされますが
元々はポルトガル語の「JIBAO」が転化したもので
このJIBAOとは男性用のシャツのことでした。
ですから襦袢の始りは半襦袢からでした。

江戸時代の前には着物は十二単でした。
打掛・小袖の下に内小袖と呼ばれる内衣装があり
さらに肌着・裾よけになります。
(一番下は肌着・湯もじです)

江戸時代になり庶民が力を得て
着物や着付けにもいろいろなアイテムが登場します。
当時のファッションリーダーは歌舞伎役者と遊女でが
長襦袢は遊女たちの間で生まれました。
脱ぎやすく(脱がされやすく?)見た目も良い下着として
生地や柄にも凝った長襦袢が作られるようになったのです。

振りや裾から ちらり、と見える襦袢。
遊び心も揺れ動きます。
着物ならではのチラリズム。魅せる下着としての楽しみがあります。
着物好きが最後に行きつくのも襦袢だと言われます。
下着である以上、消耗品でもあります。
奢った襦袢をお召の方をお見掛けすると
あ、通だな、こだわりなんだな、と感じます。
襦袢は着物よりはお安いので
(本紅で30万の襦袢、とかもありますけど)
楽しみを増やしやすいですしね。

じざいやでは オリジナルで替え袖も作っています。
お手入れが簡単ですし 気分や季節で手軽に替えられるので
この頃人気上昇中です。
チャーミングセールで20%OFFになってますので
これからの季節、麻の替え袖がおススメです。

6割引きのお襦袢はこちら。

ピンクシマウマ、と呼んでいる木目調に水玉のお襦袢。
襦袢の名門 浅見さんのもので ろまん、という名前なんですけどね。
泥や藍の紬の下から チラっと赤味のお襦袢が覗くのは
着物ならではの楽しみです。

真っ赤な襦袢はちょっと気が引けても この位のピンクなら
年齢の上がるごとに裏や小物に赤味を増やして 女度を上げておきましょう。

もう1点は 男物にもなる広幅の 古銭柄。

しっかりした生地で クリーム色の字に瓦や古銭がカッコいいです。
羽裏にも素敵ですね。
本当に生地が良くて しっとりとして落ち感もあって
触っていると幸せなので 肌に直接あたる襦袢としては嬉しい限り。
クリーム地なので 淡い色の着物にも違和感なく
紬だけでなく お召しや小紋のオシャレにもお楽しみ頂けます。

チャーミングセールは27日まで!
次は9月までありませんから お買い逃がしありませんように~~~

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