蘊蓄・豆知識

今年こそ夏を楽しむ!麻のお手入れ方法について

蒸し暑いような 肌寒いような?
何を着たらよいのか悩ましい季節です。

コロナでここ2年ほど 夏着物でのお出かけが
ほとんど出来ませんでした。
コロナが無くなった訳ではないけれど
きちんと予防して 今年は夏きものを楽しみたいですね。
まだ夏きものデビューしてない方は
今年はぜひ、麻もので夏着物をはじめてください
麻襦袢の上に小千谷縮。
あれ?と思うほど 涼しいです。
夏きものってこんなに楽なんだーって
目からウロコぼろぼろですよ。
そして 小千谷縮などの麻の嬉しいのは
着て涼しいのはもちろん、お手入れが楽なことです。
汗の季節、着物のお手入れを考えて
夏着物を躊躇っていた方は
お手入れ方法が判れば
夏着物のハードルがずっと下がることでしょう。

こんな小千谷縮、着てみたくありません?

マゼンダ色の小千谷縮に 麻八寸、 足元は猫下駄で。

小千谷縮なら
レースの足袋に下駄履きにしてカジュアルダウンも楽しめます。
猫下駄。

半幅でも。

半幅は 帯揚げ帯締めなしで つまみ細工クリップでワンポイント。

こんな可愛い小千谷縮も 自宅でザブザブ洗えちゃいます。

夏着物(麻)が怖くなくなるお手入れについて、です。
麻は人類が用いた世界最古の繊維とされており、
エジプトを中心に発達して、ヨーロッパ全土へ広がっていきました。
麻の特性は 水分の吸収性が良い水分の吸湿性・発熱性がもっとも早い。
熱伝導率に優れているので発散性に優れている。
腰があり丈夫 強度が強く、水に濡れても問題無く使用出来る。
折れジワがつく 弾性が乏しいため通常の繊維よりシワになりやすい。
などがあります。
お手入れの時にはこの特性を考慮して行ってください。

麻の着物やお襦袢、この季節は汗ばみますから
数回着たら洗ってみましよう。
まず、きちんと畳みます。
丁寧にするなら 畳んだ後に動かないよう
ザクザクと数箇所縫い止めておきます。
洗面台やタライ、バスタブなどに
畳んだ着物(襦袢)を漬け込みます。
この時 必ず水を使用してください。
お湯を使うと縮んでしまいます。
漬けたら優しく押し洗い。
麻はこするとケバ立ちやすいのでもみ洗いはしません。
衿や袖口の汚れが気になったら
繊維に沿って指で汚れをしごき出すようにしてください。
よほど汚れていなければ水だけで汗は充分落ちます。
汚れが気になる場合には
極薄くお洒落洗い洗剤を溶かしておきます。

洗い終わったら良く良くすすぎます。
残った洗剤は後々のシミの原因です。
畳んだまま洗濯ネットに入れて脱水30~40秒!
それ以上脱水するとシワシワのくちゃくちゃになってしまいます。
必ず 水分の残っている状態で脱水を止めてください。

脱水したらハンガーにかけて陰干しです。
水がポタポタ垂れますので
最初はお風呂場などで水が切れるまで干しておいてもいいですね。
袖口までちゃんとある着物用ハンガーに
パンパンと手で叩いてシワを伸ばしながらかけます。
繊維にそって優しく引っ張ったり叩いたりしながら
伸ばしますが 特に襟元は厚くなっているので
念入りに伸ばしてください。

麻は数時間で乾きます。
パリパリになる前の生乾きのうちに畳んで
シーツなどの薄い布に挟んで
(タオルだと凸凹になります)
電話帳や雑誌で重しをしておきます。
このまま半日もすれば自然にプレスされて
ピンとして気持ちの良い麻着物の洗いあがりです。
この時に畳みジワが出来てしまったら
霧吹きでシュシュっと水を掛けて再度重しを乗せれば
きれいに直ります。

麻にアイロンは禁物ですが
(植物繊維は熱と乾燥に弱いのです)
どうしてもシワがきつく付いてしまったら
霧を拭いて、当て布をして、高温アイロンをかけてます。
コツは、霧をかけた水分を、アイロンの熱で押さえて飛ばし、
アイロンをかけたところの熱が冷めるまで動かさないことです。
決してこすってはだめです。
そして早く冷ますことです。
扇風機の風を当てるなどして手早く冷ましてください。
お風呂やタライでの手洗い面倒~~~という方には
洗濯機で洗ってしまう方法も。
それは 明日のブログネタ。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

つまみ細工帯留と糸の重さお話(糸爆値上がり中)

雨が続いていますねー 梅雨だから仕方ないですけど。
明日は梅雨の晴れ間、五月晴れになるそうです。
窓開けて空気の入れ替えしなくちゃ~~

昨日は じざいやでもワークショップを開催した
つまみ細工のCHROMA×615さんのワークショップが鎌倉で開催されているとこのとで
あいにくの雨でしたが 友人ととことこ行ってきました。
前回より ちょっと進化した?桜の帯留を作りましたよー
葉っぱも付けてみました。
赤黒のは 横で先生がサクサクっと作って下さったもの。

花びらの先をちょっとカットするだけで こんなに可愛い^^
大好きな桜餅カラーで作りました。
赤黒は椿のイメージ。

帯留、というかクリップピンなのですが
帯締めに挟めば帯留になるかな、と思って、
クリップ部分がそのまま見えないように葉っぱを付けてみた次第です。

ピンクグレーの格子薩摩木綿に 紫根絞りの帯。

椿模様の絣の本場大島紬いクリキュラ糸の名古屋帯。

カジュアルな帯留は小千谷縮や浴衣にも遊び心を加えてくれますね。

ところで。
糸の値上がりが止まりません。
実はコロナ前から糸、特に木綿の値上がりが激しくて
でも コロナで値上げも言い出しにくく
メーカーさんは辛い想いをされていました。
ここにきて世界の情勢から ますます値上げ&品薄になっていて
本格的に値上がりのお知らせが届くようになりました。
帯芯や晒などは糸の段階で 1割5分以上の値上げだそうです。
そうすると 品物になると1000円の帯芯も1500円以上になります。
燃料や人件費などのコストも上乗せれますから。
もちろん、絹糸も値上がりしていて
まずは 裏地(八掛・胴裏)が値上がりし
縫い糸も値上がり。当然反物、帯も値上がりしています。。
麻も輸入が止まって値上がりし 小千谷縮や麻襦袢が品薄になりそうです。
紋紗の麻襦袢は生産中止になったそうです。

ところで 昔から 糸、と重さで取引されてきました。
この業界では ごく最近までというか今でも
「貫(かんめ)」や「匁(もんめ)」、という単位が使われてます。
長さではなく 重さなのは
布にするのに必要量が その布によって様々だからでしょう。
面白いのは 精練(織り上がった生地から不純物を落とす作業)も
生地の長さではなく 重量で値段が決まるそうです。
母の時代は 柔らかものの小紋など「重い方が高級」とされ
(重い方が糸を沢山使っていて高価になるから)
殊に 縮緬などは重いのが尊ばれました。
「重みがあっていい生地だねぇ」という会話を覚えています。
中国産の糸などは 増量剤で太らせた糸を使っていたそうです。
絹糸はタンパク質ですから 牛乳のようなプロティン液に漬けて
糸の周りにタンパク質を付着させて増量した糸です。
洗うと増量剤が溶けて 洗い張りするとスカスカの生地になったそうです・・
今でも 洗うとペラペラになる襦袢地とかありますね。

仕立てられる状態の生地になると
「反(たん)」「疋(ひき)」と呼ばれる単位になります。
1反の長さは実は厳密に○○メートルとは決められておらず
着物なら3丈2~3尺とされていますが
(約12,1メートル~12,8メートル)
気のきいたメーカーのものなら13メートル以上あるはすです。
紬や木綿は短めのものが多いですけど・・
共八掛けのものは4丈もの、と呼ばれ15メートルあります。

2反分で疋になります。
疋は男性ものに多いのですがアンサンブル(長着と羽織り)
が作れます。お父さんの大島や紬にありましたね。
現在も男性用が多いですが
2反買うよりちょっと割安なことが多いので
女性二人で分けたりもなさいます。
胴裏なども疋で買うと 上手く使いまわせば2枚以上の裏生地が
取れますのでお得です。
仕立て士さんには 疋で渡しています。

着物は仕立てにどうしても八掛けや胴裏、単でも衿裏などの
裏ものが必要なので 反物だけの値段じゃなくなって
高価に感じてしまいますが
裏に手を抜くと 結局表にも響いてきます。
表地と釣り合いのとれた裏地を選ぶようにしてください

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

着物の暑さ対策、着た後編。

今日は久しぶりの小唄のお稽古日でした。
1カ月以上お休みで ぜーんぜん練習してなかったです。
短い曲ではありましたが 先生のお情けであげて頂きました。

昨日の続きで着物の暑さ対策のお話です。
今日は 着たあと、帰ってきてからのお話・・・

いくら暑さ対策をしても 暑いものは暑い。
建物や乗り物はクーラーが効いていていますが
途中の歩き部分はどうしても汗になります。
汗をかいてしまったら・・・おうちに帰ってからお手入れしましょう。汗は一見無色透明ですが不純物を多く含んでいるので
後々のシミや黄変の元になります。
汗が付きやすいのはまず、衿山です。
これは半衿でだいぶ防げます。というかそのための半衿ですね。
しかし脇や帯下は防げません。
他には座っていると膝裏にも意外と汗をかくものです。
また汗をかいた顔や首筋を触るので袖口も汗が付きやすい部分です。
汗シミは水溶性ですから揮発性の洗剤での丸洗いでは落ちません。
麻や木綿の着物でしたら自宅で水洗いできますが
絹ものですとそうもいきませんし
毎回洗いに出すのではお金がかかります。
絹の着物に汗が染みてしまいましたら
シミになる前に自宅でケアをしておきましょう。
ただし、単衣の着物に限ります。

まず、出先から戻ったらいつものように着物ハンガーに掛けて
体温と湿気を飛ばします。
よく洗って糊を落し、乾かした手ぬぐいか木綿の生地を2枚用意します。
テーブルかシーツなどを敷いた平らな場所に1枚の手ぬぐいを敷き、
その上に着物の汗が付いた部分が乾いた手拭に当たるように置きます。
もう一枚の手ぬぐい(木綿)をぬるま湯にひたして固く固く絞り、
汗の上から軽く叩きます。
下の手ぬぐいに汗を吸わせるようにするのがコツです。
決してこすってはいけません。
絞った布を畳みなおしながら きれいな部分で繰り返し汗の上からトントンと叩きます。
ある程度叩いたら輪しみにならないように
周りをぼかすようにしながら手早く叩きましょう。
最後は乾いた布で中心から外へ向かって叩いて
水分を吸い取るようにします。
このときもこすらないように。

後はもう一度ハンガーに掛けてよく乾かします。
仕舞う前に当て布をして軽くアイロンをかけておくと万全です。

汗に限らず、湿気のある状態でしまうと生地が傷む原因になります。
保管はかならず良く乾燥させてからにしましょう。
しまう時に 包む風呂敷やたとう紙が湿気ていると台無しです。
マメに(2,3年に一度)交換しましょう。

アイロンの掛け方や お手入れ、保存方法の講習・・・
興味ある方いらっしゃいますか?
数人集まれば 悉皆屋さんへ勉強会ツアーも考え中です。

今日は お三味線&小唄のお稽古と同時に
立川先生の着付け教室もありました。
小唄・お三味線のお稽古の日には
和室の個室がありますので そちらを使って頂きます。

お稽古5回目。
すっかり綺麗にお召になれるようになったY様。
絽に葵(かな?)の小紋に 麻の帯で。
衣紋のラインもばっちり。
夏らしい、スッキリ美しい着姿です。
見えないけど 小物に絽のオレンジの帯揚げと ぼかしの帯締めも良い取り合わせでした。

そして立川先生。
新田さんの夏紅花(夏大島よりも柔らかく絹縮緬っぽい風合いでした)に
麻地のチャンチン染帯。鳥さんが可愛い^^

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

夏は目の前に!暑さ対策どうする?

なんだか ゲリラ豪雨?
ほんの30分ほどですけど 雷鳴って土砂降りました。
その後は 青空でしたけどねー
湿度が上がって蒸し暑い・・・

蒸し暑い日には 麻が一番です。
日本の夏に麻が無かったら どんなにか悲惨だったことか。
麻のありがたさをしみじみ噛みしめています。

しかし 夏はもう何を着ても暑いには暑い。
着物の暑さ対策のお話です。
1つには、麻を着るのが まず暑さ対策になります。

そして着替える前に部屋をガンガンに冷房しておく。
着替え中の汗が馬鹿にできないもんです。
着替えながら、胸や背中に冷えピタなどの熱取りシートを貼ったり
パウダーローションを含ませたコットンを挟んだり
汗防止スプレーをスプレーしたり
保冷剤をガーゼに包んで忍ばせたり・・・
この頃は 防汗用グッズがいろいろ出ていますので
ご自分の汗の量や肌の状態によってお試しください。
裾よけの下には麻のステテコを履くと
内股が直接合わさらず肌がべとつきません。

小物で 腰紐、伊達締を麻にするとかなり楽です。
伊達締は コーリンベルトが使えるなら幅が狭い分涼しいですね
帯板、衿芯も夏用のヘチマやメッシュのものがあります。
帯枕もヘチマに替えると軽くて涼しく通気性もあります。
そして半衿。これがポリだと汗も吸わず 衿元が暑いので
麻や木綿、正絹等の天然素材にしましょう。

着付けも少しゆったり目に風の通り道を作るような気持ちで。
衿も抜き加減にすると背中に風が入ってきます。

帯も枕を使わない銀座結びや 半幅帯だと背中が楽です。

最後に一番効くのが
「暑くない!」と声を出して自分に言い聞かせること。
私には これが一番効果的です。

それでも汗はかくので
汗をかいてしまった後のお手入れの解説は明日に。

今日の小千谷縮コーデ。

パステル多色ストライプの小千谷縮に 仕立上がりの麻花倉織紅型帯。
花はハイビスカス。帯地の絽目がこだわりです。
お仕立上がり未着用で お安くしています(55000円)

近くで見ると 多彩なストライプです。
遠目には すっきり。
小物は 麻地に大小水井模様帯揚げと 透かしドット帯締め。
来週も1週間、頑張りましょう^^
じざいやは 明日は小唄とお三味線のお稽古。
火曜は つまみ細工のワークショップに行ってきます~

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

6月に何着る問題。単衣か夏物かその時半衿、小物は?

6月も10日を過ぎて蒸し暑いですね。
気温はそう高くもなく25度に届かないくらい。

6月は本来単衣の季節ではありますが
このところの温暖化で
透け感を抑えた夏物は着てよい。という風潮になってきました。
しかし実際のところ 気温の変化の激しい時期でもあり
何を着たらよいのやら・・・と悩ましいですね。

私は今日は麻襦袢に単衣の白大島、帯は花織の八寸でした。
半衿は塩瀬、帯揚げは楊柳です。
コレ↓

ちょっと蒸し暑くて 冷房いれました。

一昨日辺りの20度を切るような日でしたら 丁度良かったかも。
6月でも20度を切るような日は 気温的には4月並みですから
絹の単衣に薄手の帯。
例えば

十日町花織に 諸紙布の八寸 (特価になってます)です。

帯には透け感、というかザックリ、風通し良さそう感があってちょと涼し気。
着物はサラリ、と滑らかな風合いです。
この場合 小物は単衣用として
半衿は塩瀬か絽塩瀬、帯揚げは楊柳や絽縮緬が良いと思います。
6月の半衿は 塩瀬説と絽説があって
私はお茶の先生に習った塩瀬のことが多いですが
着物を 夏物にした場合は半衿は 絽、麻、帯揚げも半衿に準じます。
季節先取りは小物から、とも言われますので
6月早々に半衿を絽に交換する方もいらして
絽半衿に単衣の着物でも構わないと思います。

25度越えて30度にも手が届くような日は
もう単衣なんて着ていられないので 薄物に手が伸びます。
でも 白地や透け感の強い紗は避けて
色の濃いもの、そして お襦袢にも色物を着ます。
例えば

墨黒千鳥格子の小千谷縮に シナ布帯(仕立上がり)。
この場合は 半衿は
絽、麻、麻絽。帯揚げも絽、麻、麻絽を選びます。
墨黒小千谷縮  シナ布仕立上がり(お問合せください)
どちらも 風を通して涼しいです。

9月もまだ暑い時期には 透け感のない薄物を着てしまいますが
9月半ばになったら 半衿は絽ではなく楊柳や絽縮緬に。
前の季節をいつまでも引きずらないのが 粋、とされます。
目の詰まった絽ではない麻の半衿があれば
6月~9月いっぱい使えて洗えて便利です。

7/1~3の 備後絣と自家焙煎珈琲の集い。
ご参加 大募集中。
わいわい 楽しいトークになること間違いなしです。
気楽にご参加ください。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

温暖化時代の必需品。麻襦袢と小千谷縮

蒸し暑いですねー
日本の夏、ですから。
日本の夏に麻があって本当に良かったです。

麻の涼しさの秘密を解説します。

実は「麻」と呼ばれる植物は存在せず
リネンやラミー、ジュードなどと呼ばれるような植物の総称です。
また上布に使われれる苧麻は 麻と呼ばれるのとは別の植物です
麻、苧麻は触るだけで ひんやりと感じます。
綿や絹と違うのは その繊維の断面がドーナツ状になっていること。
それゆえの特性として
@水分の吸湿性・発熱性がもっとも早い。
@熱伝導率に優れているので暑さの発散性に優れている。
という点が挙げられます。
熱と湿気を奪う性質を持っているのです。
対する綿や絹は 保温、保湿の性質を持っていて温かいです。

日本の夏の強い味方となる性質といえますね。
こんな利点を持った麻、苧麻ですが
弱点としては
@折れジワがつく。
弾性が乏しいため通常の繊維よりシワになりやすいと言えます。
これは ストローを思い起こして頂いて、ストローを折り曲げると、
その部分は白くなってしまい  元に戻そうとしても戻りません。
それと同じで麻の繊維も一度深く折れしてしまうと
水を十分に含ませて伸ばしても なかなか元には戻りにくい性質をもっています。
しかし 着るたびに、そのシワも自然なシワになりますから 、
シワも味の内、と思ってください。

麻や苧麻はどうしても繊維に毛羽がありますので
ちくちく感を抑え 光沢と程よいシャリ感を出すために
繊維に糊付けをします。
産地によって こんにゃくや海草を使って糸を1本づつコーティングして
さらに涼しさをアップする工夫もされています。

6月も半ばころからは透け感の少ない、
濃いめの色の小千谷縮などに手が伸びます。
夏着物の涼しさをまだご存じない方は
今年こそ、麻の涼しさを体感ください。
びっくりするほど涼しくて 夏の着物っていいな、と思えるはずです。

まずは 麻のお襦袢、
単衣にも盛夏にもお召いただける
薄いクリームと 淡いピンクをご用意しました。



お求めはこちらから。

私はお襦袢はとっくに麻を着ています。
ファスナーで半衿を付け替えられるローズカラーの
きらっく襦袢が便利です。
反物からきらっく襦袢にお仕立すれば 替え袖も楽しめます。
じざいやオリジナルの替え袖は
振りや袖口に型絵染を施したりの特別仕様です。

濃いめのお色の小千谷縮は
色付麻襦袢を着て6月半ばから。
羽織や雨コートに仕立てるのも出番が多いです。

夏の支度を始めましょう

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

備後絣のできるまで。動画あり。藍と木綿の関係について

備後絣・・・・機械織の木綿ではありますが
縞・格子ではなく しっかり絣柄で モノによって経緯絣にさえなっています。
数万円の木綿とは思えない その制作工程を動画で頂きました。

↓ ご覧ください。

どんな布が織り上がってくるのか、見たいですよね?
じざいやで ご覧いただけます。
只今 40反ほどじざいやの棚にございます。
一度に これだけの備後絣をご覧ただける機会はもう無いかも。
壮観ですよ。
7/1(金)~3(日)の3日間、
織元の澁谷さんが来店されて いろいろお話をしてくださいます。
澁谷さんこだわりの 自家焙煎コーヒーを飲みながら
絣の話、木綿の話、木綿のお手入れの話、珈琲の話?
そのた諸々、面白いお話を聞かせて頂けます。
7/1(金)13時~   15時~
7/2(土)13時~   15時~
7/3(日)13時~
美味しい珈琲とお茶菓子を用意してお待ちしております。
日時のご予約お願いいたします。

備後絣は基本が藍の木綿絣が基本なので
藍と木綿の関係について 復習しておきましょう。

天然藍の誕生は紀元前2000年。古代エジプトの時代と言われています。
藍が日本に伝来したのは、遠く飛鳥時代(538年~645年)の
およそ1400年前のことで、
「藍」は4000年の長い年月を経て、今に伝わっています。

藍染めの原料である蓼藍(たであい)が、中国から日本に来たのは室町時代です。
とりわけ阿波(徳島)吉野川流域は、
蓼藍の生育に適した肥沃な土地として栽培が進められ、
徳島藩に多くの富をもたらしました。
1585年、初代徳島藩主の蜂須賀家正が、蓼藍作りを保護奨励して、
徳島藩はもちろんのこと、その後全国に藍染めが広がりました。
明治8年にイギリスの化学者アトキンソンが来日した折、
「ジャパン・ブルー(日本の青)」を一番最初に提唱し賞賛しました。
また明治23年に来日したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も、
「この国日本は、神秘なブルーに満ちた国」と絶賛したのです。

そんな日本の藍ですが 現在は徳島の一部の農家で
細々と栽培、すくも作りが行われているだけになっています。
日本中の藍は ほとんどが徳島産なのです
(琉球藍は別の工程なので またの機会に)

日本の庶民に愛いされた藍は
生活体験の中からさまざまな効用が認められています。

1.薬用
藍の葉や種は ふぐ中毒の解毒に、また解熱用として感冒薬として使われました。
藍種・藍葉は、煎じて飲めば健康増進に良いと言われています。
助六が頭にに巻いているのが藍染めの布。
藍染には解熱、鎮痛の作用があるとされ、頭痛持ちのトレードマークでもあります。

2.防虫
藍で濃く染めた布や紙は虫を寄せつけないと言われ、
ヘビなども近寄らないために、野良着やモンペ、足袋など
仕事着に藍染めが用いられました。
あせもやかぶれ、皮膚病にも殺菌効果があり、
藍染めの下着や靴下が重宝されています。

3.消臭・保温
藍染めの下着を着ると汗臭さが無く、しかも温かい。
肌荒れを防ぎ、冷え性にも効果的と言えます。
むかし武士達は戦場に行くとき、下着は藍染めであったのも、
古来から藍の持つ効用のゆえであります。

4.生地を強くする
藍染めは糸を強くすると言われています。
昔の火消し装束、よろい、かぶとの紐、剣道着等に藍染めが用いられました。

合わせる佐々木さんの シルクニットも人気急上昇中です。
可愛いですからね~
半幅帯が苦手、と言うか馴染みがない、という方には
立川先生の半幅帯アレンジ講座を開催しようかな、とも思ってます
興味のある方 ご連絡を~~~

今日は紫陽花の花。犬散歩で貰いました。

麻のお襦袢と 小千谷縮用のお値ごろ帯が届く予定だったのだけど
届かないので たぶん・・・明日ご紹介できると思います。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

夏素材の使い分け、見分け方。

今日は あちこちヒョウが降ったりの不安定なお天気でしたね。

5月は単衣がデフォルトになってきましたけど
6月にはもう、夏物に手が伸びそうです。
一口に夏もの、と言っても 素材や織り方がいろいろ過ぎて
何に何を合わせればいいのやら・・・
自分が持っているものが なになのか分からなくなってる場合も。
本格的な夏になる前に おさらいしておきましょう。

夏の着物の魅力は なんと言っても涼感あふれる素材感にあります。
透かしの入った絽や紗の染物や
強捻糸を使ってシャリ感を出した夏大島や夏塩沢などの夏紬。
麻や麻と綿の交織や
綿でも違う太さの糸を織り込んで  凹凸をつけた紅梅生地など
バリエーションの豊富さも楽しみです。

しかし 種類の多さが  いつ、どれを どこに着れば良いのか?という
悩みの元でもあります。
6~9月の4ヶ月の間に単衣の時期と盛夏用の時期があり
(4~10月も単衣とすれば7ヶ月ですが)
夏にしかない素材も多種多様なのですから  悩ましいのも当然です。

格付けで言えば
単衣のフォーマルは絽縮緬、絽などの絹の夏用白生地に訪問着や付下げ、
色無地などを染めたものになります。(紗は盛夏用の生地になります)
その次が 夏牛首や夏大島等、夏紬の後染のもの。
縞や絣の夏紬(絹織物)と続き  麻織物、最後に木綿になります。
上布はかつては友禅や刺繍もされて御姫様の夏の衣装でもありましたが
現在ではあくまでも上等なお洒落着です。

@夏の着物 柔らかもの編
絽縮緬・・・6,9月の単衣の時期の絽織り。生産激減。


絽・・・絽目の間隔によって 二本絽 三本絽 五本絽などがあり、
間隔の狭いものほど透け感が高く盛夏向きになります。
一般的な緯絽と 経に隙間のある経絽とあります。

紗・・・捩りを入れた織り方で全体に透け感があります

@夏の着物 紬編
生紬・・・生糸についているセシリンという成分を残して精錬しシャリ感のある生地に織り上げたもの。
透け感によって単衣~夏に着用します。

夏紬・・・各地方で織られている産地紬を撚りを掛けた糸で織り上げたもの。絹上布、や 絹芭蕉などと呼ばれるものもあります。
夏琉球絣、夏大島紬、夏黄八丈、明石縮みなど。

麻もの、上布・・・ 手績み苧麻で織られた上布各種。
上布についてはここ

ラミー糸を使った 小千谷縮、近江上布など。

帯はさらに素材や織方が増え
どの着物に どの帯を いつ合わせてたらいいのか迷います。

金銀の入らない洒落物限定で仕分けてみました。

@シナ布、藤布などの自然布。
使用時期は初夏の単衣~秋の単衣まで。
今の時期にはもう締められます。
元々は一年中使われていた素材ですが
現在では そのザックリとした風合いが冬にそぐわないとされています。
柔らか物には合わせず 夏紬以下の格のものに。

@綴れ、絽つづれ。
綴れ織り、という織方に格があり、柄も金銀の入った格調高いものがものが多いので本来は柔らか物向きです。 後染の夏紬や夏お召、無地の夏紬などには合います。

 

 

 

 

 

 

 

 

@羅。
複雑で精緻な織りが魅力です。袋帯や後染にされたフォーマル用ものもあります羅の織りだけで表現された無地の八寸は フォーマルから上布までオールマイティに使え1本あると便利です。

羅(もじり織り)で柄を織り出された八寸は カジュアル用として
夏紬~麻の着物にも。

@絽や紗の後染め
絽は生地が薄く九寸になるので八寸の紗より格が高くなります。
光沢のある絽織りは柔らかもの向きですが
生紬や紬地、変り織りのものは 夏紬や麻にも。
織りの帯にはない柔らかさが 夏きものの硬さやハリを和らげてくれます。
染の技法も友禅、無線友禅、ロウケツなど 様々な表情を見せてくれますので
帯を主役にしたコーディネイトも楽しめます。

@博多帯
夏の紗献上は7,8月限定ですが、透けない、普通の博多献上は一年中使えます。小紋から浴衣までOKです。

ザっと書いただけでも結構種類ありますので
最初のころは見分けるだけでも苦労するかと思いますが
分かるようになると
夏着物こそが楽しい、という夏フェチの方も多いです。
今年の夏は ぜひ 夏きものをお楽しみください。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

夏素材のおさらいその1。紗・羅・絽

着物好きさんの中には 夏物が特に好き、という
夏ものファンの方が少なくありません。
夏着物の儚げに透ける風情や
涼やかな透明感は 美しいですものね。
しかし 夏物は素材や織り方で種類が多く
いつ、何を組み合わせれば良いのか悩ましく感じることも多いのが
実情です。
夏着物、夏帯の種類について
日を分けて説明していこうと思います。

まずは 織り方の中から「紗」と「羅」と「絽」です。

どれも、織るときに糸をからめて 隙間を作った織物です。
からめることを「捩る(もじる)」、と言い 捩り織りと分類されます。
捩り方によって 織り上がりの名前があります。

一番 単純な捩り織りが「紗」です。
透けていますが、緯糸一本に対して経糸二本を交差させるだけなので
特殊な機を使う羅と違って通常の機で織ることができます。
経糸を2本を絡ませた中に 緯糸を通すことで隙間を作ります。
生地全体に均一に経糸2本分の隙間が出来ているので
全体がまさに「紗が掛かったように」透けています。


麻の紋紗の襦袢地です。
紗は単純な織り方なので 平織りと組み合わせて
様々な柄を織り出すものは「紋紗」と呼ばれます。
帯では すくい織りと組み合わせたものなどがあります。


捩ってなくても 目の粗いザックリとした帯は
粗紗、と呼ばれます。

そして「羅」。
今年3月に亡くなられた、人間国宝・北村武資氏で有名ですが
捩り織りの中では もっとも古くからある織り方で
正倉院供物の中にも見ることが出来ます。
それを復元したことで 北村さんは人間国宝になりました。
組織的には 経糸4本1組で複雑なからませ方をして、
その間を真っ直ぐに緯糸が通されています。
機も 普通の高機とは違い(北村さんは機も考案)
織る、というより 編む、に近い感覚です。
糸が斜めに渡り、バイヤスを構成するので
ねじりに強いのも特徴です。

緯糸がまっすぐで 経糸が斜めになっているのが判りますね。
経糸が斜めに交差することで 菱型を形成するのも特徴です。

一番良く見かけて、名前を聞くのが「絽」でしょう。
着物や帯、帯揚げや半衿にも使われます。
「絽」は、「紗」と「平織」を組み合わせた織物になります。
隙間の無い平織りを何段か織った後に
隙間のある紗を織ることで 筋状に隙間が出来るのです。
この隙間の間隔によって
七・五・三本おきに織りますと
それぞれ七本絽・五本絽・三本絽と呼ばれます。
また、強撚糸を使った絽縮緬は 盛夏ではなく単衣のものです。
緯糸で隙間を作る 普通の絽と
経糸で隙間を作る 経絽があります。
絽の中で特殊なものに 沖縄の首里織の1つ、花倉織があります。
花織と絽織を市松状に交互に織り込んだものです。
かつては琉球の王族の男性の正装用で庶民には許されない織でした。

美しい・・・透けますがスケスケではないですし 涼しくもないので
盛夏よりも単衣としてお召し頂くことが多いです。

コーディネート。

仕立て上がりの 伊藤峯子さん花倉織着物と
羅の帯です。

原田さんの琉球美かす里 に 紬地絽名古屋帯(石黒祐子)

今日の着物美人さんは
長板中型の綿紅梅に裂き織の帯の たまこさん。

この時期ならではの装いですね。

 

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005

6月!とっくに着てるけど単衣解禁日。衣替えについて。

6月になりました。
とっくに単衣を着ていますけど
ものの本的には 今日からが衣替え、となります。
衣替えについて 少々お話いたしましょう。

袷から単衣への衣替えは
5月の単衣がしっかり市民権を得た感じです。
5,6年前までは なんやかやとウルサイ人がいたり
踏み切ることの出来ない方も多かったですが
この暑さには耐えかねる・・という感じでしょうか。
私も お茶会や礼を尽くす席での5月単衣は勧めませんが
自分の楽しみの着物なら 気候と体調に合わせてフレキシブルに、と思います

衣替えの歴史を振り返ってみますと
元々は宮中行事ですので 庶民にはあまり関係の無いものでした。
そもそも 木綿や絹が流通する以前の庶民は一年中麻の単衣ですし・・・
日本の衣装の流れの中では 庶民の衣替えはごく最近の出来事です。

江戸時代の武家社会は決まり事の世界で
ともかく 日常全てにおいて 様々な決まりごとがあり
その中の1つとして 衣替えがありました。
旧暦になりますが
4/1~5/4、9/1~9/8 には袷を。
5/5~8/末 までは単衣。
9/9~3/末は 綿入れを着用のこと、となっています。
綿入れから綿を抜き取ったものが袷なのです。
昔は暖房もほとんどなく 天上人意外は板の間ですから
寒さ対策に重点を置いているのですね。
袷の時期は 春の1ヶ月ちょっとと
秋には1週間しかありません。秋~春には綿入れを着ています。
それに対して 単衣は3ヶ月近ほど。
この間、盛夏には帷子(かたびら)と呼ばれる麻や上布も着られました。

明治の時代に洋装が増え 公官庁の制服も洋装になり 新暦採用で
6/1と10/1に制服の衣替えが決められました。
制服の強制的な決まりごとでの衣装交換ですから
一般市民の平服には関係ないことだったのです。
ですから 本来はもっと自由に着て良いもののはずです。
洋服の人たちが半袖なのに 袷を着ているのはとても不自然に見えます。
それに南北に長い日本で 一斉に衣替えをするのも
無理があるはずです。
20度越えたら単衣オッケー
25度越えたら 麻もの解禁、が今の現状に合っているではないでしょうか。

着物は着るもの、
無理して 我慢して着るのは楽しくないと思うのです。
でも お洒落のためには
少しの我慢や緊張感が美しさを支える、ということもありますね。
6月の晴れ間に透け感の少ない、濃い色の麻を着るのはいいけど
9月末にいくら暑くて25度を越えても
秋を感じさせる日差しの中での白い麻は
お洒落ではないと感じてしまいます。。

この辺の間合いが着物の楽しさであり 難しさであり。
また 着る人の美意識でありましょう。
着物の多様化に従い 自分はどんな着方をしたいのか
どんな着方を美しいと感じるのか。
そういう部分が大事になってきていると思います。

さて今日のご紹介は 単衣にはそぐわないのですが
可愛い総絞りです。

ちょっと古いものなのですが
問屋さんの倉庫に眠っていたものが発見されました。
昭和の昔、短いけど可愛い総絞りの羽織が流行ったのです。
その頃の国産手絞りの羽尺です。
唐草模様が くるりん、としてて可愛い。

羽尺だけど・・・短いの。羽織丈で2尺3寸ほどしか出来ません。
お袖丈も1尺2寸5分。
なので 思い切って名古屋帯にしようと思います。
こんな感じ。
羽織だと 結構年齢も限られてしまいますが
帯なら 私だって着ちゃいますよ(アラカンです~)
お値段も可愛くしちゃいます。
如何でしょう?

6月になれば もう夏物を考える時期です。
夏ものって帯でも着物でも 素材が多くて複雑です。
羅。絽。紗。夏紬。
絹、麻、上布、芭蕉布やシナ布などの植物繊維。
どれをいつ、何に合わせるの~??
材料や織り方で名前が変わっていくので
慣れるまで難しく感じると思います。
明日から 夏素材について少しづつ解説していこうと思います。

羅。

絽。

毎月お得なクーポン配布中!お問い合わせに便利な公式LINEはこちら!

本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
もし今回の記事を気に入っていただければ、ランキングのクリックをお願いいたします。
さくらこの励みになりますので、どうぞ応援を宜しくお願いします。

【どうぞ、ランキングアップにご協力を!! 今日も1ポチ!!】
バナーをポチっとしたら、戻ってきてくださると、嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ にほんブログ村

 

友だち追加

 

とてもお得な情報と、あなたの知的好奇心を満たす、じざいやメールマガジン登録この赤文字をクリック!

●インスタグラムでは毎日コーデ更新中!
https://www.instagram.com/sakurako_jizaiya/

●オンラインショップ
https://jizaiya.fashionstore.jp/

●店舗サイト
https://jizaiya.yokohama/

●着物豆知識note
https://note.com/jizaiya_sakurako

●じざいやチャンネル

●Twitter
https://twitter.com/sakurakojizaiya

●公式ライン https://lin.ee/fAaXDlK

●お問い合わせメールアドレス
jizaiyasakurako@gmail.com

ふだんきもの じざいや
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町3-145-2 TK1ビル3F
営業時間12時~19時
定休日 月・火
電話 045-662-8005