いよいよ春ですね。
本格的な春になったら着物でお出掛けしたいものです。毎年2月は 元町恒例のチャーミングセールがあるのですが
今のところ コロナの影響で開催予定がありません。
でも皆さん 楽しみにされてますよね
なので 今日から6日の日曜まで
じざいやだけのチャーミングセール?
春になったら 着物でお出掛けしようセールの開催です。
今回特に木綿をお得にしています。
店内の木綿、30~40%引き。
というのは 今日 帯芯屋さんと話しをしまして
輸入の綿花がものすごい勢いで値上がりしているとのこと。
糸にする前の綿花の状態で200gにつき60円以上値上がりしているそうです。
これは糸にする手間賃や流通での燃料代や船賃、その他の加工費を入れていないので
帯芯1枚につき 数百円の値上げは避けられないとのこと。
帯芯だけでなく 晒や新モス、などや
暖簾や風呂敷などの木綿製品、
そして 機械織りのお手頃木綿も寝上がってくるだろうと思われます。
帯芯や新モスが値上がりしたら 仕立代にも影響してきます。
かつての日本は繊維産業国として大きな市場を持っていましたが
現在 絹糸の自給率は3%以下
木綿糸にいたっては0%とされています。
木綿は明治半ばくらいまでは自給率100%だったものが
安い輸入物に押されて激減してしまいました。
絹と一緒ですね。
衣食住、と言いますが 食も衣も自給できない国というのは
本当の意味で独立しているとは言い難いのではないでしょうか。
絹も木綿も農業から生まれるのですから
農耕民族である日本人の原点だと思うのですが。。
それでも各地で細々と綿を栽培している方々がいます。
ほとんどが染織を目的とされたもので
一部の作家さんへ渡ります。
また丹波布のように綿花を自分たちで育ている
染織家さんも居ます。
輸入の綿と国産の綿では価格の上で20倍近い開きがあります。
それでも国内の綿にこだわるのは
輸入綿はもの凄い量の農薬を使用していて
(収穫時には枯葉剤で葉を落として収穫するのだとか)
アレルギーを起しやすく アトピーの人の為に
無農薬の国産綿で作られた布も織られています。
木綿の着物、ということろから見れば
日本で綿花の栽培が本格的に始まったのは16世紀初頭のころで
戦国時代、武士たちが それまでの麻や葛などの繊維に比べて
木綿の保温性、耐久性、なにより肌触りの良さを評価して
様々に用いるようになり全国へと広まっていきました。
植物の和綿としても日本の風土で良く育つように改良され
様々な種類が作られました。
綿の中で最高と言われてるエジプト綿は
細く長い繊維が特徴でそのためしなやかで薄い織物ができますが
高温で乾燥した土地でないと育ちません。
日本の気候に適した綿は繊維が短く太い糸ですが
厚手でしっかりとした布になりました。
これらが 久留米絣や出雲、弓浜など各地の木綿織物を
生み育てることになります。
手にしたときに ほっこり安心感を覚える木綿の着物は
和綿で織られてこそ 本来の風合いを出すことができるのです。
木綿きもの場合、糸番手(太さを現す単位)は
40~120と差がずいぶんとあります。
40だと ソフトデニムのような感触ですし
120になると上等のワイシャツのようです。
また手引きの木綿は ふっくらとしていて
実際の重さよりも厚みを感じます。
同じ久留米絣でも 数万円のものと
100万クラスのものでは 同じ久留米絣と呼んで良いのかと
思ってしまうほどに 糸質に差があります。
機械織りには 機械織りの良さが
手織りには 手織りの良さがあり
とにかく 沢山触ること。
良い木綿を見分けて自分に合った木綿を手に入れるには
それが一番の方法です。
そこで お得の木綿をご紹介。
平谷悠律子さんの「冬の日」自分の畑で育てた木綿を手紡ぎにした糸を
手括りにして自宅の藍甕で染めて織り上げた木綿です。
帯は 石黒祐子さんの「緑雲」
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本日も、読んでいただき、ありがとうございました。
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