単衣

6月に何着る問題。単衣か夏物かその時半衿、小物は?

6月も10日を過ぎて蒸し暑いですね。
気温はそう高くもなく25度に届かないくらい。

6月は本来単衣の季節ではありますが
このところの温暖化で
透け感を抑えた夏物は着てよい。という風潮になってきました。
しかし実際のところ 気温の変化の激しい時期でもあり
何を着たらよいのやら・・・と悩ましいですね。

私は今日は麻襦袢に単衣の白大島、帯は花織の八寸でした。
半衿は塩瀬、帯揚げは楊柳です。
コレ↓

ちょっと蒸し暑くて 冷房いれました。

一昨日辺りの20度を切るような日でしたら 丁度良かったかも。
6月でも20度を切るような日は 気温的には4月並みですから
絹の単衣に薄手の帯。
例えば

十日町花織に 諸紙布の八寸 (特価になってます)です。

帯には透け感、というかザックリ、風通し良さそう感があってちょと涼し気。
着物はサラリ、と滑らかな風合いです。
この場合 小物は単衣用として
半衿は塩瀬か絽塩瀬、帯揚げは楊柳や絽縮緬が良いと思います。
6月の半衿は 塩瀬説と絽説があって
私はお茶の先生に習った塩瀬のことが多いですが
着物を 夏物にした場合は半衿は 絽、麻、帯揚げも半衿に準じます。
季節先取りは小物から、とも言われますので
6月早々に半衿を絽に交換する方もいらして
絽半衿に単衣の着物でも構わないと思います。

25度越えて30度にも手が届くような日は
もう単衣なんて着ていられないので 薄物に手が伸びます。
でも 白地や透け感の強い紗は避けて
色の濃いもの、そして お襦袢にも色物を着ます。
例えば

墨黒千鳥格子の小千谷縮に シナ布帯(仕立上がり)。
この場合は 半衿は
絽、麻、麻絽。帯揚げも絽、麻、麻絽を選びます。
墨黒小千谷縮  シナ布仕立上がり(お問合せください)
どちらも 風を通して涼しいです。

9月もまだ暑い時期には 透け感のない薄物を着てしまいますが
9月半ばになったら 半衿は絽ではなく楊柳や絽縮緬に。
前の季節をいつまでも引きずらないのが 粋、とされます。
目の詰まった絽ではない麻の半衿があれば
6月~9月いっぱい使えて洗えて便利です。

7/1~3の 備後絣と自家焙煎珈琲の集い。
ご参加 大募集中。
わいわい 楽しいトークになること間違いなしです。
気楽にご参加ください。

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梅雨の日の着物。絣と半幅、雨草履で気楽にお出かけ。

今年の梅雨入りは 関西を飛ばしていきなり関東に来ちゃいましたけど
梅雨寒で 20度を切って4月下旬の気温だそうです。
袷に戻るわけにもいかず 厚めの単衣を着ています。
今朝は 我が家、ストーブ点いてましたもん。

梅雨寒の頃は
木綿が温かくて 雨にも強くてありがたいです。
雨の日の備後絣コーデ。

この絣、着物になると柄の出方が面白くて
ちょっとイイ感じです。
帯は佐々木さんのシルクニットで2コーデ。
足元は 雨草履です。
雨の日も 気分をあげてくれる綺麗色の帯はいいですね。

テンション上げ帯コーデをもう一つ。

にゃんこー

フェルト細工のトラ猫は アップリケでどこにでも付けられます。
今回 お太鼓下側に置きましたけど前に付けても可愛い。
垂れには・・・ちょっと大きいかな。
お時間頂けましたら黒猫とか ハチ割れ猫もお作りできます。
犬も・・・

この赤い十字絣も ちょっとレトロ感あって可愛いです。

7/1(金)~3(日)の3日間。
廣島から備後絣の織元メーカー
澁谷勝彦さんをお迎えしての
木綿絣談義&自家焙煎珈琲の集い?です。
中心価格帯が2~3万代。一番高くても6万代の絣の木綿です。
おうち着物に手頃なお値段と
この値段でいいの!?という 絣とデザインの高さが肝です。
中には草木染やインディゴを使ったものなど
こだわりのものも。

最盛期の昭和30年代には国内の絣木綿の7割を担っていたという備後絣。
当時は200軒以上の機元が300万反を超す量を織っていたそうです。
高度成長と共に高級志向化された呉服業界から取り残され、
現在は2軒のみになりました。
澁谷さんの絣に対する想い、絣のルーツやデザインへのこだわり、
神事と絣の関係など 面白いお話が盛沢山。

そして 澁谷さんのもう1つのこだわり、
自家焙煎珈琲をご持参くださいますので 美味しい珈琲をお出しします。

なんか 私の手持ちのコーヒーグッズはダメ出しされてしまいました。。。
道具もお持ちくださるそうです。
13時~ と 15時~ の2回、
美味しい珈琲と 絣談義と 木綿のお手入れ伝授など
楽しい時間をご一緒しませんか?

お茶菓子を考え中・・・
元町には ラムボール、っていう銘菓があるんですが
備後だから 岡山の「むらすずめ」ってお菓子が美味しいんですよ。
調べたらお取り寄せできるらしい。
どっちを食べたいです??
お茶菓子の数を確認がてら
どっちが食べたい~とか
この日に行きますよー とか
ご連絡いただけると嬉しいです。

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6月!とっくに着てるけど単衣解禁日。衣替えについて。

6月になりました。
とっくに単衣を着ていますけど
ものの本的には 今日からが衣替え、となります。
衣替えについて 少々お話いたしましょう。

袷から単衣への衣替えは
5月の単衣がしっかり市民権を得た感じです。
5,6年前までは なんやかやとウルサイ人がいたり
踏み切ることの出来ない方も多かったですが
この暑さには耐えかねる・・という感じでしょうか。
私も お茶会や礼を尽くす席での5月単衣は勧めませんが
自分の楽しみの着物なら 気候と体調に合わせてフレキシブルに、と思います

衣替えの歴史を振り返ってみますと
元々は宮中行事ですので 庶民にはあまり関係の無いものでした。
そもそも 木綿や絹が流通する以前の庶民は一年中麻の単衣ですし・・・
日本の衣装の流れの中では 庶民の衣替えはごく最近の出来事です。

江戸時代の武家社会は決まり事の世界で
ともかく 日常全てにおいて 様々な決まりごとがあり
その中の1つとして 衣替えがありました。
旧暦になりますが
4/1~5/4、9/1~9/8 には袷を。
5/5~8/末 までは単衣。
9/9~3/末は 綿入れを着用のこと、となっています。
綿入れから綿を抜き取ったものが袷なのです。
昔は暖房もほとんどなく 天上人意外は板の間ですから
寒さ対策に重点を置いているのですね。
袷の時期は 春の1ヶ月ちょっとと
秋には1週間しかありません。秋~春には綿入れを着ています。
それに対して 単衣は3ヶ月近ほど。
この間、盛夏には帷子(かたびら)と呼ばれる麻や上布も着られました。

明治の時代に洋装が増え 公官庁の制服も洋装になり 新暦採用で
6/1と10/1に制服の衣替えが決められました。
制服の強制的な決まりごとでの衣装交換ですから
一般市民の平服には関係ないことだったのです。
ですから 本来はもっと自由に着て良いもののはずです。
洋服の人たちが半袖なのに 袷を着ているのはとても不自然に見えます。
それに南北に長い日本で 一斉に衣替えをするのも
無理があるはずです。
20度越えたら単衣オッケー
25度越えたら 麻もの解禁、が今の現状に合っているではないでしょうか。

着物は着るもの、
無理して 我慢して着るのは楽しくないと思うのです。
でも お洒落のためには
少しの我慢や緊張感が美しさを支える、ということもありますね。
6月の晴れ間に透け感の少ない、濃い色の麻を着るのはいいけど
9月末にいくら暑くて25度を越えても
秋を感じさせる日差しの中での白い麻は
お洒落ではないと感じてしまいます。。

この辺の間合いが着物の楽しさであり 難しさであり。
また 着る人の美意識でありましょう。
着物の多様化に従い 自分はどんな着方をしたいのか
どんな着方を美しいと感じるのか。
そういう部分が大事になってきていると思います。

さて今日のご紹介は 単衣にはそぐわないのですが
可愛い総絞りです。

ちょっと古いものなのですが
問屋さんの倉庫に眠っていたものが発見されました。
昭和の昔、短いけど可愛い総絞りの羽織が流行ったのです。
その頃の国産手絞りの羽尺です。
唐草模様が くるりん、としてて可愛い。

羽尺だけど・・・短いの。羽織丈で2尺3寸ほどしか出来ません。
お袖丈も1尺2寸5分。
なので 思い切って名古屋帯にしようと思います。
こんな感じ。
羽織だと 結構年齢も限られてしまいますが
帯なら 私だって着ちゃいますよ(アラカンです~)
お値段も可愛くしちゃいます。
如何でしょう?

6月になれば もう夏物を考える時期です。
夏ものって帯でも着物でも 素材が多くて複雑です。
羅。絽。紗。夏紬。
絹、麻、上布、芭蕉布やシナ布などの植物繊維。
どれをいつ、何に合わせるの~??
材料や織り方で名前が変わっていくので
慣れるまで難しく感じると思います。
明日から 夏素材について少しづつ解説していこうと思います。

羅。

絽。

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ごふくの日がやってくる!セール価格が529に!

午前中は嵐のような雨でしたけど
午後からは晴天になって 陽ざしが夏です。
陽が伸びましたねー 7時でも薄明るいです。
明るいので まだ3時位かと思ったら5時過ぎて6時に近かったり。
時間の経つのが早いことはやいこと。
店は普段一人なので あれやろう、これしなくちゃ、と思うものの
なかなか片付きません。
引越し以来 開けてない段ボール箱とかあるのに。
片付けられない女? いつも探し物をしています。

さて 今年もごふくの日、がやってきます。
ほとんどが1割引いになっていますが
一部の子たちは 更にお値引き、
呉服、にちなんで セール品に529の数字をいれました。

例えば

人気の芽生え、33万を 2529000円!
こんなコーデは?

こちらも人気のピンク読谷花織が 748,000円が 529,000円

今すぐ欲しい、単衣・夏に使える麻八寸、仕立上がりが 52900円

こちらの 綿麻は仕立付きで 66,000円。
夏のセットが 118,900円で完成です^^

今咲き誇ってる薔薇の刺繍付下げも 437800円が 253900円!

万能綾織お召。単衣でも袷にもコートにも。
198000円が 152900円に。

夏の準備に 真向き金魚の救い織八寸帯
275000円が 152900円。

ほかにもまだまだお買い得がいっぱい!
ジャワ更紗や 諸紙布帯なども 529絡みでお安くしています。
ごふくの日セール注目品は こちらで
期間限定(通販は5/31まで)さあ、着物でお出かけしましょう!!

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黄金の繭から作られた黄金の白生地。

今日は立川先生の着付け教室でした。
生徒さんはお二人、二枠でのレッスンになりました。
月曜の生徒さん、募集中です~ お問合せください。

今日のお品物の紹介は 黄金の繭から織られた反物です。
ムガシルクやタッサーシルクも「黄金の繭」と呼ばれることがありますが
こちらは「黄金の繭」で登録商標された 群馬産の繭です。
繭も糸も黄色いので ジャンルとしては白生地です。
繭が黄金色!なので 黄金色の生地に織り上がっています。

見事な菜種色。菜の花みたいです。もしくは卵の黄身とか?
紅花の最初に出る黄色や 槐(えんじゅ・かいか)の黄色に近い
綺麗でクリアな黄色です。
一見 後染のように見えますが 繭が黄色い、ということは糸が黄色いので
経緯糸黄金の繭糸を使うとこのような見事な白生地?になるのです。


経糸には生糸。
緯糸には節のある紬糸も織り込んでありますのでのっぺりせず、表情があります。

ここで 繭についてのおさらいを。
普通、着物に使われる繭は白いです。白く改良されていますから。
野生では保護色となるように色の付いたものが当たり前です。
それらはカイコ(家で飼うから飼蚕(かいこ)に対して
ヤマコ(山蚕)とも呼ばれます。
有名なのが長野の薄緑の繭、天蚕ですね。
本来は養蚕される家蚕と違い、野生のものですが
長野県穂高の町で僅かながらに飼育されています。

飼育と言っても 家蚕のように室内に居るのではなく
餌となるクヌギやナラ、カシワなどの樹木ごとネットで囲って
(1本1本の木にネットをかけるのではなく
大きなビニールハウスをネットで作ってその中に木を植えている)
飼育しています。
1本の木で10匹ほどの幼虫を育てます。
野生なのだから勝手に葉っぱを食べて一人で繭になって
手間いらず・・・ではありません。
ネットを張るのは天敵の鳥や蜂から守るためですが
猿はネットの隙間から侵入、木を荒らします。
天蚕の幼虫は家蚕の幼虫の3,4倍の大きさに成長しますので
食欲も並みではありません。
1本の木の葉っぱを食べつくすと別の木へ移動して食べ続けます。
ところがこの移動の際に地面を這っていると
蟻にやられたり 日差しが強いと衰弱して
次の木に移る前に死んでしまう幼虫もいます。
ですから人間が手で移してやらなくてはなりません。
自然淘汰されていては飼育の意味がありませんから。
卵から孵化して繭を作るまでは目を放せないのです。
行動範囲が広い分、家蚕より手が掛かります。

家蚕は春秋の2回繭を作りますが(種類によって違いますが)
天蚕は7月半ば、年に一度だけ繭を作ります。
1軒の天蚕農家で出荷できる繭の数は現在2000個ほどです。
これは着物一反分にしかならない量なのです。
現在天蚕農家は6軒だそうですから
どれほど貴重かが知れると思います。
しかし 織り上がった反物は高価ですが
天蚕農家から出荷される繭の価格は労力に見合う金額ではありません。
家蚕の繭は重量で取引されますが 天蚕は粒単位で取引されます。
それでも一年で1反分の収入では後継者が出来ないのは
仕方ないことかもしれません。

幼虫は大きな天蚕ですが繭の大きさはあまり変わりなく
1つの繭から取れる糸は家蚕の900~1500メートルに対し
700メートルほどです。
家蚕よりセシリンに含まれる石灰やタンニンなどの不純物が多く
精練してもあまり目減りはしませんが
染まり難い性質を持っています。
風合いはとても柔らかく、光沢がありシワになり難い復元力があります。

貴重な糸ですから経糸緯糸100%天蚕、というものは
とても少なく 緯糸だけ、とか
家蚕の生糸の周りに天蚕糸を巻きつけたものを使用して
織られたものが多く見受けられます。

緑の天蚕以外にも
褐色の濃淡の与那国蚕(与那国島、インドネシア)
淡褐色の柞蚕(さくさん・中国、日本、インド)や
黄褐色のムガ蚕(インド)、
黄金の糸と呼ばれるクリキュラ(インドネシア)
などの野生の蚕から糸が取られています。

それぞれの蚕によって繭が違うように 糸質も違うので
その糸質にあった染め、織りを熟知していないと蚕は扱えないのです。

さて、この黄金の着物。
黄金の繭(登録商標になっています)から織られていますが
黄金の繭、と呼ばれるインドネシアのクリキュアではなく
群馬で改良された 正真正銘の国産の糸です。
ぐんま黄金、という平成13年に発表された比較的新しい糸です。
ぐんま黄金の黄金色は、セリシンに含まれるカロチノイドの色素で
桑の葉を食べた蚕が作り出した天然の色素です。
ぐんま黄金は、より高い抗酸化効果が期待されて化粧品にも使われています。

またこの蚕は飼育時期の温度が高い方が濃い黄金色になり、
春蚕は薄い黄金色に、秋に飼育される秋蚕は濃い黄金色の繭になります。
秋の繭だけを集めて織られたのが この美しい布です。

黄金の繭に 仕立上がりの伊藤峰子さんロートン織の帯を乗せてみました。
今日のレッスンの生徒さん。
お稽古3回目。絽の小紋に紗の名古屋帯のY様。
ふわふわと軽い薄物を上手に着こなせてらっしゃいました。
お洒落なコーディネイトのY様。
体型をカバーするための着付けを研究中。
でも 犬話で盛り上がってしまいました。

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おうち着物スタイル(備後絣+フリル半幅帯)

冷たい雨が降ってしまい 着物は袷には戻らないものの
襦袢をポリにしました。
明日は晴れるといいなー
三渓園の夏じたく展へ行きますので
店は13時からの営業とさせていただきます。
着物、夏物用意したけど 単衣かなー。

そんな天気の中でも お着物でご来店くださり
ほんとにありがたいことです。

備後から第二弾の反物が届きましたので
おうち着物の ニュースタイルのご提案です。
木綿に半幅・・・が定番とは思いますが
暮れにご紹介した シルクニットの半幅帯の新顔です。
半幅って気楽だけど 結構結ぶのが面倒、というか
なんか 長くて余りませんか?
チャッチャっと着たいのに なんかもたつく・・・
そんな悩みを解消してくれたのが
こちらの 短尺レースフリル付き半幅帯。

短くて 片ばさみや 浪人結びにベストサイズ!
フリルがついて ガーリー。
巻いて挟むだけ、というお手頃なのに 見た目は上等。
東京きものショーに出品されてますので
ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
備後絣にピッタリだと思って 取り扱いすることにいたしました。
まだ 現物は来てなんですけどね
備後に合わせて ご提案したいと思っています。その備後の第二弾より
面白いものをチョイスしてみました。

絵羽風。柄合わせ相談必須の木綿(笑)

こちらも お仕立て時にご相談が必要ですね。
衿と衽の出し方で仕立上がりの雰囲気が変わります。
浴衣・・・とまではいきませんが夏向きに薄手のもの。


こちらは 男性にもいける1尺1寸幅。
星田雪、は ほしでんせつ、と読みます。
織元の澁谷さん、めっぽうロマンチスト。
八寸帯で ちょっとお出掛けにも着られます。

そして今日の着物美人さんはお二人。
最初の美人さんは
ご自分でお仕立てされた「小袖」着物。
昔の和服の現物や文献などをたくさん研究されて今の時代に「小袖」を
広めていらっしゃる先生の元で
お仕立てを習われたそうです。


対丈で身幅ゆったり。衿元もゆったり、です。
着ていてとても楽ちん、なんだそう。
帯は シルクニットの角帯です。
小袖、ですから細帯で 締めつけずに着るのが身上。

もうお一人は遠方から。
芝崎さんの ロッグウッドの縞の着物で。

小寒い雨に日には 木綿や芝埼さんが味方になってくれますね。

それでは 明日は13時から、よろしくお願いいたします

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備後絣 第一弾到着。これは面白い!

綿麻を着始めたら 絹に戻れなくなってしまいました・・・
昨日のは 綿70麻30の綿麻でしたけど
今日のは50;50です。
今 手元の単衣が結構密度の高いものばかりで
本塩沢とかあれば良かったのだけど。
身幅が・・・・縮んだんですよ。ええ。縮だけに。
秋の単衣までには 絶対痩せてやるぅ、と誓ったのでした。

先日ちょっとご紹介しました備後絣。
第一弾が到着いたしました。どん!と24反。
まだこのあと 追加が20反ほど届くのですが
まずは 到着分のお披露目を。

どどん!
反幅が9寸3分~1尺5分までいろいろあり(この画僧のは9寸3分)
糸も夏向きに薄手のものから ちょい厚手までいろいろです。
既に糊抜きされていますので
風合いは このまま。ふっくらしています。
繊維の中まで しっかり染められているので 色落ちもありません。
もちろん、ご自宅で洗濯できます。
お値段は ほとんど3万円前後です。
(まだ登場してませんが 織元こだわりの秘蔵品でも6万くらい)

おうち着物、ワンマイル着物として
コロナ時代のご近所遊び着物に最適です。

この価格で 絣はこんなに凝ってます。
一部 ご紹介しますね。

上から2番目の紺地の小絣、緯絣と経緯絣の併用なんですよ。
手間ですよ、これ・・・ いいの?って感じです。
板チョコみたいな市松崩しも面白いし。

こちらは 沖縄絣風。
日本の絣の原点は 井上伝の久留米絣ですが
沖縄(琉球)は独自のずらし絣が別系統で存在していました。
身近な風物を絣柄に写し取った琉球の絣は庶民の生活の中で生まれました。
八重山ミンサーのいつよ(五つ四)までも・・・の絣もあります。
おうち着物だって 手抜きなし。

小絣も懐かしさと今のテイストを織り込んでいて
なんだか インベーダーゲームみたいにも見えたり(インベーダーは懐かしいカテゴリか?)
染料も一部インディゴを使用しています。男性にもお子様にも
柔らかな着心地で 初めての着物にお勧めです。
汚したって おうちでザブザブできますしね。
犬猫がいたって大丈夫。
スニーカーにも似合います。犬の散歩だって行けちゃいます。

日常の生活の延長にある着物。
着物を憧れの逸品にして 生活から遠ざける一方では
絶滅は免れません。
もちろん、憧れの着物、大好きです。
大事な時には美しく装いたいと思います。
でも 力の抜けた 毎日の暮らしの中では
こんな 優しい木綿も良いですよ。

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大人可愛い南風原花織帯とそろそろ夏じたく・・・

今日は今年初の綿麻を着ました。
だって横浜24度ですよ? もう一度で夏日ですよ・・・
お襦袢は当然麻ですし。

でも まだ単衣を楽しみきってないですから
まだまだ単衣も着ますよ~~
って 5月は「教本的」には袷の時期ですけどね・・・・。
もういい加減「教本」に振り回されるのは止めましょう。
そりゃ 必要な時もありますよ、礼を尽くす、という意味が必要な時とか。
でも 好きで着てるなら着物もファッション。
もっと自由に もっと気楽に楽しんで欲しいと思います。

今日のご紹介はコーデは2つ。
まずは単衣に。
綾織お召に 仕立上がりの南風原花織帯です。
このお召、じざいや的には おとなしいけど
それだからこそ、いろんなシーンで いろんな帯で着まわせます。
単衣にお勧めですが 単衣の羽織やコートでも。
この画像だと 更に地味目に写ってしまいましたが

実際はこんな爽やか系。

帯がまた大人可愛い南風原花織。
伝統ある首里や読谷とちがって比較的新しい産地の南風原は
デザインや色も自由で お値段は比較的お手頃、という嬉しい花織です。
琉球絣の産地である南風原は 絣の上手い織り手さんが多いのもいいですね。
この地域、苗字が大城さんが多くて クラスの半数以上大城さん、だとか。
なので 屋号で呼ばれたりしています。
それはさておき。
帯です。
陰が写ってしまいましたけど 地色は灰桜。
ピンクの花織が愛らしさを醸していますが 抹茶や薄藍のを絣で市松に配して
こだわりとセンスを感じさせます。
可愛いだけじゃない。春にも秋にも いろんな着物に活躍してくれる帯です。
仕立上がり未使用。お問合せください。

そして そろそろ夏じたく。
あ、22日の日曜は 三渓園の夏じたく展に行きますので
店の開店を13時からにさせて頂きます。
現地でお会いできる方もいらっしゃいそうですね。
さて。

ラベンダーストライプの小千谷縮。 お洒落です。
帯は ドローンワーク刺繍をしたホースヘアです。

馬の尻尾、ですから 張りがあって薄いです。
軽くて 風通しがよくて 夏の味方です。
でも 透け感少な目なので 単衣を着始めたら一緒に着始められます。
艶もあるので 古典柄じゃない小紋でも紬、木綿にも。
仕立上がり未使用、日本で、いや世界でも最後の1本です。
お買得に出しますので お問合せください。

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伊藤峰子さんの花倉織、ロートン織。着付けレッスンと着物でお出かけ

伊藤峰子さんの花倉織のお着物とロートン織の帯のご紹介です。
どちらも とても繊細で美しい織ものです。
そして 伊藤さんの色のセンスは
沖縄の中でも都会的です。ご出身が沖縄ではないので(大阪から東京へ)
本土で織られた着物や帯との親和性が高いのが嬉しいですね。
透明感のある色はご自宅の工房で染められます。
首里城を見下ろす伊藤さんの アトリエito には、猫が数匹いるんですよ。

今日ご紹介するのは 仕立上がりの伊藤峰子さんの着物と帯になります。
未着用品で すぐにお召頂けます。

こちらが花倉織のお着物。
薄い藤色に黄色とグリーンのライン。
その中に市松状態に花織と絽織が交互に織り出されるのが
花倉織の特徴です。
居敷当てを付けた単衣仕立です。今からがお召し時ですね。

花倉織。沖縄読みで「はなくらうい」と呼びます。

沖縄の染織の多くは 戦争で途絶えてしまい
戦後 多くの努力のに復元されました。

琉球王朝時代には 花倉織は
王族と上級士族が仕する時にのみ、とが許される
特別な織物でした。
琉球王朝時代の花倉織の裂は
日本民藝館に1点と ベルリン民族博物館に3点残るだけです。
全て藍地のものだそうです。

花倉織は 花織部分の浮織りと 絽の部分のもじり織りの
2つの異なる技法を1つの布の上に織り上げます。
それは 組織としても 技術としても
とても複雑で高度なものです。

 

その困難ゆえに 王族にのみ許された布としての
洗練された美しさを持つ花倉織。
現在は藍のみならず 沖縄の自然界の色を写し取ることで
さらに 美しく格調高い織物になりました。

チャンチン染の帯を合わせて。

 


こちらはロートン織の帯。
チョコレート色の中に エメラルドグリーンのロートン織です。
ものすごくお洒落。こちらも今からが旬。
ピンクや黄色の着物はもちろん、
水色や 緑にも良く合います。

ロートン織とは 吉野織と同じ組織になります。

地の部分は平織りで
真田紐のような組織を縞や格子に織り込んだものです。
平織りに交わる、真田織りの部分が厚みのある畝状となり、
立体感を持った独特の織物です。
(同じ組織でも 茶人、日野大納言輝資が愛蔵した名物茶入
「日野肩衝」の仕覆は日野間道とも呼ばれます。
日野間道は真田織が横段で 吉野間道は縦縞です)

 

間道、とは縞のことですから
吉野間道といえば 吉野の縞、
吉野格子、といえば 吉野の格子です。
では この吉野、というのは 吉野桜、などの地名の吉野ではなく
江戸時代に名を馳せた傾城、吉野太夫の名からきています。
吉野太夫が愛用していた打掛からの命名とされています。
その話は
江戸初期、島原で盛名をはせた吉野太夫は
容姿端麗、教養、遊芸に、並びなき傾城、とたたえられて
京の富豪、灰屋紹益は、吉野と一緒に暮らすようになります。
しかし、紹益の父は、吉野が、あまりに有名なので、
世の聞こえを憚り、息子を勘当してしいます。
ところが、ある日、この父親が、外出先で俄雨に合い、
とある寂れた家の軒先に佇んでいると、
美しい女性が、「お茶でもどうぞ」と誘います。
そこで、言われるままに上がってみると、侘び住まいながら、
きちんとしており、心のこもったもてなし振りに大いに感心しました。
そこで、「いったい彼女は、どう言う人か」と、尋ねたところ、
「彼女こそ、かっての吉野太夫だ」と判り、
息子の勘当を解き夫婦にした、というものです。

 

色や縞、格子の幅で
雰囲気がガラリと変るのも この織りの魅力の1つです。
ポップな色で市松風にしたり
同系色でシックに織り上げたり。
着物好きなら1本は欲しい織物です。

水色の無地紬に合わせて。

寸法、お値段お問合せください。

昨日は立川先生の着付けレッスンでした。
2回目とは思えない 綺麗な着姿です。

おばぁ様の藍の紬に アザミを織り出した名古屋帯のRY様。
ピシっと綺麗なラインは 立川先生の得意技。
教え方が丁寧で分かりやすので 着付け2回目でこの美しさ。

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今はもう作られていないホースヘア帯1点限り。

コロナ禍の中で ひっそりと消えていったものは数々ありますが
その中の1つにホースヘアの帯があります。

もともと数多く作られていたものではありません。
じざいや以外では ほとんど扱われていませんでした。

ホースへアのバックや草履なら見たことあるけど・・・
という方がほとんどではないでしょうか。

ホースヘアのバックや草履は、
経緯どちらも馬の尻尾の毛で織られていて、硬く、滑りやすく
帯には向きません。

帯メーカーの社長さんがたまたま奥様との旅行中、
岐阜県でみかけたのが、
馬の尻尾の糸で戦国時代の甲冑を繋ぎとめる技術をもった職人さんの作った財布でした。

面白い生地だな、これで帯が作れないかな、
と職人さんに声をかけたのが始まりでした。

経緯共に尻尾ですと、滑り過ぎて帯としては使い物にはなりません。

経糸を絹にしたり、木綿にしたり、試行錯誤の結果、
経糸が麻、緯糸に馬の尻尾、というホースヘアの帯が生まれました。

馬の体毛の色によって尻尾の色も違いますので、
基本は染めずにその色のままです。

その時々で様々な馬が使われるので、同じものは2つとありません。

その岐阜の職人さんが作年廃業となり、
じざいやの在庫を売り切ったところで
ホースヘアの帯はなくなってしまいました。

ところが・・・・この度、
仕立上がり品として1点のみ、じざいやに戻ってきました。
それも じざいやオリジナルとして
2点のみ作った 刺繍(ドローンワーク)を施した
ワンランク上のホースヘアです。

全体像はこちら。
天然素材ゆえの 色の妙が美しいです。
とても軽くて 水にも強く 麻とホースヘアなので
春から盛夏、そして秋口までお使い頂けます。野趣がありながらも エレガント。
シナ布のような 暴れん坊ではありません。
馬の尻尾がもつ艶があって、八寸ですが
洒落柄の小紋にも合わせて頂けます。
もちろん、大島や芝崎さんなど光沢感をもつ紬やお召。
小千谷縮や上布などの麻着物。
薩摩絣などの薄手の木綿にも。
貴女の着物ライフを楽しませてくれます。

時期的には 今からが旬。
仕立上がりの一点もの。
気になる方はお問合せください。

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